熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。
PRGRで広報を担当しております、Nです。
ゴルフメーカーPRGR(プロギア)が誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく、真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。
今年もサラリーマンゴルファー達の夏の祭典、日経カップ企業対抗ゴルフ選手権へ挑戦するプロギア。若手選手選考会、おじさん選手選考会を経て、遂に新生プロギアチームのメンバーが決定しました。さて今回ご紹介するメンバーは、、、
■富山県富山市
駐車場に何やら広げて作業する男。
『ふ、ふぐぅぅぅ。。。』
日経カップ・プロギアチーム、最若手メンバーのE選手です。
ゴルフメーカー営業マンの日常。
今回は今年30歳になり、ようやく日経カップの選手資格を得たプロギアチーム期待の新生、E選手を紹介させていただきます。
―2時間後―
お。
何とかウィンドバナーの設置が完了したようです。
PRGRの営業マンとして北陸地区を担当するE君。普通こういうのって業者さんにお願いするもんだと思うんですが、E君は自らの手で施工するDIY系男子なのです。
別の日。
■栃木県宇都宮市
北陸のみならず、北関東をも担当エリアとして活動するE君。今日も担当するゴルフショップを訪問しています。
※謎の箱を持って誰かを捜している様子のE君。
むむ。スタッフの方と何やら神妙に話し込んでいます。
どうやら今年の秋のPRGRの新商品の説明をしているようです。ショップ販売員の皆さまに商品性能を伝え、その特徴を理解いただくというのは営業マンにとってとても大事なお仕事です。
ちなみに、
このスタッフの方はフィッティングのスペシャリストであり、E君のフィッティング販売の師匠であるらしく、最新シャフトの特長なども色々と教わっていたようです。
お店の方と情報交換をおこない、試打ブースのフィッティング機材の確認をしたら、
ちょっと休憩。
※草食系男子E君の昼食はサラダうどんです。
さあ、ガソリンを注入した後は、、、
ドンッ
午後は試打イベントの開催です!
大量の試打クラブ、フィッティングパーツを準備をして。
イベント打席を作り上げ、先ほど師匠から教わった最新情報と接客術でお客様をフィッティング。
さらに、
ご注文をいただければ、駐車場でスタンバイしているクラフトカーで、熟練のPRGRクラフトマンがお客様のご要望に合わせたオンリーワンのクラブを組み上げます。
日々そんな活動をおこなっているE君。
※試打会中に差し入れいただいたアイスを頬張るE君。
ひとりでも多くのPRGRユーザー、PRGRファンを作るため、各地を飛び回っているのです。
怪物、覚醒。
さあ、そんな忙しい日常の合間を縫って、自宅のある群馬から上越新幹線で上京してきたE君が向かう先は、、、
日本一の繁華街にある、
■東京 銀座
最先端のスイング解析機器を備える、PRGR GINZA EXです。
『よろしくお願いします。』
長旅でややお疲れの様子ですが、高校、大学とゴルフ部で活躍したアスリートゴルファーのE君。初参戦の日経カップで結果を出すべく、今日はサイエンスフィットのスイング診断に訪れたのでした。
(現在、PRGR GINZA店、PRGR GINZA EX店では解析機器を使用した【スイング診断コース】を実施中です。)
まず、自身のゴルフ歴、お悩み、練習状況などを問診票に書き込みます。
『ドライバーの左へのミスに悩んでましたが、最近RS Fプロトドライバーに変えてだいぶ良くなりました。あと、アイアンでたまにシャンクが出ます。』
ハードヒッターの左へのミスは即死もの。この機会に原因を明らかにして不安を取り除きたいところです。
では体をほぐして、、、
『フゴーーーー!』
【注】普段草食なE君ですが、ゴルフクラブ状のものを握ると怪物キャラに変身しますのでご注意ください。
さあ、体と気持ちが温まったところでスイング診断の始まりです。
今回診断を担当してくれるのは、PRGR GINZA EXの大原インストラクター。
丁寧な接客と冷静な解析でリピーターを増やしている人気のインストラクターです。
まずはドライバーショットでクラブの挙動を計測。
ドゴーーー
ーーーーーン!!
相変わらず迫力満点の怪物ショット。ヘッドスピードは50m/秒を超えています。
そしてクラブの動きに加えて体の動きもPRGR独自の動作解析システムスイング・スキャンで計測します。
E君のスイングを画面上で再現し、各部の動きを詳細に計測しました。
では早速解析してもらいましょう。
弾道解析
まずはドライバーショットの弾道を見てみましょう。
ヘッドスピードや初速の割りに距離が出ていない要因は、バックスピン量の様です。
『確かにバックスピンはやや多いですが、ボールをコントロールするために、ある程度バックスピンを多く入れているのでしょう。』
バックスピン量を減らしすぎると弾道コントロールが難しくなるので、自然とスピンの入る打ち方になっているようですが、これはプロ使用モデルのRS Fプロトドライバーである程度改善できているようです。
ヘッド挙動測定
次にインパクト前後のヘッド挙動を計測したデータです。
インパクト時のヘッド軌道はややアウトサイドインながら、フェースは軌道に対してスクエアに当たっています。
スイングマップを確認するとほぼスクエアな軌道の男子プロゾーンです。インサイドアウト・アッパーブロー軌道の女子プロゾーンの方が飛距離は出せるのですが、ヘッドスピードの速い人がインサイドアウト軌道が強いと、ボールをコントロール出来ずに暴れてしまいます。
ちなみに大原インストラクターが気になったのは、この部分。
『インパクトライ角が-3度となっていますが、ドライバーは-8度くらいが理想値です。なので理想より5度アップライトにインパクトしているということですね。』
シャフト挙動測定
続いてはスイング中のシャフトの動きを計測したシャフト挙動。ここではクラブをどのように動かしているかがわかります。
『タイプで言えばボディーターンですが、スイング中にフェースローテーションを多く使うタイプですね。ここらへんを動作解析で確認していきましょう。』
動作解析
最後にスイング中の体の各部の動きを詳細に計測したデータを確認。
体の9箇所の動きをアドレスからインパクトまで6分割して数値化。計54個のデータからE君の課題を見つけ出します。
真剣な表情でデータを見つめるE君。
『ナチュラルポジションを測定した結果、Eさんのスイングタイプは”Eタイプ”ですね。』
ナチュラルポジションとは、アドレスの姿勢で両腕を脱力した際の左手の向きを計測したものです。骨格や筋肉の付き方によってタイプが分かれますが、左手の甲が正面を向くタイプ(Fタイプ)は体のターンでボールを捕まえるのに適したスイングタイプ。左手の甲が側面を向くタイプ(Eタイプ)は腕の回旋でボールを捕まえるのに適したスイングタイプとなり、E君は後者となります。
『EさんはEタイプの割には腕の動き、”捕まり指数”が小さいですね。』
捕まり指数とは、インパクト時の【手首のコック・ヒンジ・腕の回旋】という3つの要素を数値化したものです。ちなみにE君のゴルフレベルは70台でラウンドできるレベル5ですが、捕まり指数は100切りレベルのレベル2。ずいぶん差があります。
想像以上に低い自分のレベルに落ち込むE君。
『Eさんの捕まり指数が小さい原因は、”腕の回旋”ですね。アドレス時に比べてインパクト時に腕が14度戻ってないんです。おそらく左へのミスを警戒してフェースが返るのを防いでるんでしょうね。』
これによって手首のコックとヒンジもやや理想と異なる動きになっているようです。(理想がピンク線、グレー線がE君)
『・・・。』
わかるようでよくわからない。という表情をするE君。大原インストラクターに解析を続けてもらいましょう。
『この手の動きがインパクトでの”手浮き”や”上体の起き上がり”を生んでます。インパクトライ角がアップライトなのもこれが原因ですね。結果的に、アイアンのシャンクが出たり、左へのミスが生まれたりしているんだと思います。』
たしかに動画で確認するとアドレス時(赤い線)よりインパクトで腰が前に起き上がっています。
『本来Eさんは腕の回旋でボールを捕まえるのが自然なタイプなのに、腕の回旋を使わず体の回転で捕まえに行こうとしています。そこに無理があったり、違和感が生じているんだと思います。』
『たしかに、なるべく手を使わないように気をつけていました。よくわかりました。ありがとうございます。』
自分の体に合ったスイングタイプを知り、そのスイングタイプにあった練習方法がレベルアップの近道となります。【サイエンスフィット・スイング診断コース】ではそれらのヒントを見つけ出すことができるのです。E君も自分の弱点がわかり、今後の練習への課題が見つかって嬉しそうです。
怪物ゴルファー調教レッスン
ということでスイング診断は完了しましが、せっかく群馬から来てくれたので大原インストラクターにワンポイントレッスンをしてもらいましょう。
短いクラブを持って、腰の高さのスポンジボールにアドレスするE君。
『振り遅れたり手が浮くと、このボールは打てません。腕の回旋を意識しながらボールを打つ練習をしましょう。』
ということで狙いを定めて打つと。
ボコーン
ボールの下のゴムティーを打っちゃってます。
『イギギギギ・・・』
怒り狂うE君。
それでも練習器具などを使い、正しい腕の回旋を教えてもらってるうちに、
良い感じにボールを捕らえ始めました。最初の方は右に飛んでいたボールも、まっすぐ正面に飛んでいます。
『うん、いいですね。70台でラウンドする上級者でも、自分では気づかない小さな綻びがミスショットを生み、そこから調子を崩してしまうことがあります。その原因を見つけるために定期的にスイング診断することをおすすめいたします。』
こうしてE君のスイング診断は終了。
『もやもやしていた部分がクリアになってよかったです。日経カップまでにこの課題を集中的に練習して、不安なく試合に臨みたいと思います。』
と弱々しく語り、解析データをお土産に、愛する家族の住む群馬へ向かうE君。
『お疲れ!試合頑張れよっ。』
ん?
ええっ!?
な、何かE君の狂気の部分が見えちゃった気がしますが、気のせいでしょうか。
いや、E君の日経カップに懸ける熱い思いがついつい溢れ出ちゃったんだと思います。E君にはぜひとも若き怪物パワーでおじさん達の甲子園に旋風を巻き起こして欲しいところですね。
さて次回は、遂に日経カップ選手の座を掴んだサイエンスフィット日記の愛すべきマスコットを紹介します。お楽しみに!
つづく
―新サイエンスフィット日記・登場人物紹介―
PRGR日経カップ代表 E選手
ベストスコア65、平均スコア74の本格ゴルファー。30歳を迎えて再び競技ゴルフを再開しようと燃えている。普段はおとなしい性格だけに、ゴルフの際にはリミッターが外れてオラオラと飛ばしまくるが、そんな非日常もゴルフの醍醐味のひとつでしょう。
PRGRサイエンスフィット日記筆者 N
サイエンスフィット・スイング診断コースを受講すると、上級者でも結構欠点が見つかって落ち込む姿を目にします。かくいう私もスイング診断するたびに課題が見つかってテンションが下がりますが、それもまたゴルフを長く楽しむ要因のひとつかもしれません。
―お知らせ―
ただいまPRGR GINZA、GINZAEXの2店で、スイング診断に特化(レッスン無し)したコースを期間限定で実施中です。クラブの動きを解析する【診断コース(30分税込み5500円)】と、体の動きも解析する【SS診断コース(50分税込み11000円)】を設定しております。スイングの問題点を明確にして自己練習でレベルアップしたいという方に最適なメニューです。
■サイエンスフィット スイング診断コースについて詳しくはこちら
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S常務には自分を重ねてしまいオジサンゴルファーの哀愁を感じますが、E君には純粋に羨ましさを感じます
ゴルフがうまくて飛距離も出る…好きなゴルフ業界で働いてる…もちろん仕事として大変な部分もあるでしょうけど
あんまりこのブログを気にし過ぎずシビアな競技ゴルフを楽しんで下さい!
日経の緊張感を味って自分に勝てたら物凄い経験になると思いますよ!
頑張って!
常務より少し上手なゴルファーさん
コメントありがとうございます!K君が選手になれなかったので、私がE君もおもちゃにしようとしているのがバレてしまいましたか!流石です。おっしゃるとおり、E君はブログを気にせずのびのびと試合を楽しんで欲しいですね。その分、おじさん選手にはプレッシャーと戦ってもらいましょう(^_^)
ふっふっふ…E君真面目すぎだぜ(笑)
U氏位変態になって悪ノリ知らないと楽にゴルフ出来なくなっちゃいますよ〜(笑)
ほら、ここにも変態が(笑)
UM店K氏さん
コメントありがとうございます!さすが師匠。E君に変態の素晴らしさをぜひ伝授してあげてください(^_^)