皆さま、こんにちは。
プロギアで販売促進を担当しているNです。
PRGRの新しい直営レッスンスタジオ『PRGR GINZA EX』に通って本気で上達を目指すゴルファーを紹介する(ほぼ)リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記。第2部ではPRGRの若き3名の男性スタッフと1名の女性スタッフをモデルとしてとりあげ、上達への道のりをレポートしております。
それぞれの目標に向けゴルフの上達を目指すメンバーですが、今日はサイエンスフィット日記のメインメンバーK君にとっては特別な日です。
いよいよ本日は全国企業対抗ゴルフ大会の社内代表選手を決める日。K君が約1年かけて取り組んできた成果を発揮する大事な一日が始まろうとしています。
決戦の日の朝は早い。
千葉県某所・AM4:30
爆睡中の私に、呼びかける声が。
N妻 『ちょっと!なんか家の目の前にずっと車が停まってて恐いから、ちょっと見てきてよ。』
N 『こんな早朝に?やだな、恐いな。。。』
平和な住宅街にこんな早朝から不審な車が停車しているようです。恐る恐る確認しにいくと、、、
!?
K君でした。
今日のゴルフには迎えに来てくれる約束でしたが、まだ約束の時間まで40分あります。
N 『早いな!ていうか、恐いよ。』
K君 『おはようございます。気持ちが昂ぶってしまい早く着いてしまいました、、、ずいません。早く着いたのでイメージトレーニングしてまして。いま脳内で13番ホールまでラウンドしていたところです。』
K君の企業対抗ゴルフ大会にかける並々ならぬ思いを目の当たりにし、あと40分待っててとも言えず、早めにゴルフ場に向かうこととします。
脳内ラウンドは続いており、17番まで7オーバーでラウンドしている模様。真剣な横顔です。
N 『で、どう今日は。選手になれるかなぁ。』
K君 『おそらく85を出せば4人の枠には入れると思いますが、僕のここ最近の平均スコアが102なので不安はあります。でも、この日のリベンジのために1年頑張ってきたので絶対選手になります。』
K君の決意を聞いて安心し、私は助手席で深い眠りにつきました。
本日天気晴朗ナレドモ風強シ
今回の決戦の舞台は、過去何度かプレーさせていただいている千葉県の南市原ゴルフクラブ。
初夏の抜けるような青空に、心地よい風が吹いています。
いや、結構風強いな。フルバックだけど大丈夫かな。
なんか嫌な予感がするな。。。と思っていると。
K君が勝負服に着替え、登場してきました。
忘れもしない、K君のシングルス競技デビュー戦であるRSカップでも着ていた、若干イキッた感じのあのスタイルです。
勝負の舞台である18番グリーンを眺めながら、気持ちを落ち着かせるK君。スタート時間まではまだ2時間50分あります。
N 『いい天気だけど、風、強いね。』
K君 『気温も暑すぎず快適ですね。だけど、風が、、、』
練習場でひと仕事
スタートまでの時間を有効に使い、本番で成果を出すプランを作りこんできたK君。
まずは体をほぐし、誰も居ない練習場でしっかり3カゴ分ボールを打ちます。
4月にはスイングに迷い調子を崩してしまったK君ですが、忙しいなか練習を重ねだいぶスイングも安定してきたようです。
真剣な眼差しでボールを追うK君。視線はぶれず常に前を向いています。
調子は良さそうです。
と、スタートまで1時間半となるころ、予選会出場選手が続々と練習場に姿を見せ始めました。
過去数回K君のライバルとして登場してきたS先輩。
地方から駆けつけた選手もいます。
企業対抗ゴルフの常連選手でも立場は一緒。若手の台頭もあり、限られた枠を争うためにシリアスな空気が流れています。
資格は無いものの、F君も笑顔で登場。
ひときわ余裕感漂うU君も登場。選手資格はありませんが、今日のラウンドではベスグロを狙っています。
選手が集結し、一気に熱を帯びるドライビングレンジ。
余計な会話は交わさず、皆黙々と球を打ち込んでます。少人数ながら競技会の雰囲気が出てきました。
そんな練習場に一足遅れで登場したのがこの人。
S常務 『おはよ~。みんな早いなぁ。』
最近ゴルフにはまりまくっている、プロギアの販売本部長、S常務です。
今日も手にはインパクトスナップを携え登場しました。
企業対抗ゴルフの社内運営責任者という立場でありながら、あわよくば自分も選手に。と、秘めたる思いを胸にインパクトスナップを振り続けるS常務。
”カツーン””カツーン”という音が静寂した練習場に響き渡ります。
そのイメージでアイアンを打つと、驚くほど力強い球筋でボールが飛んでおります。
※気持ちよくなって、レッスンを始めるS常務と、素直に耳を傾けるK君。
負けじと、自分で探して購入したスイング矯正器”フレループ”を振り続けるF君。
F君もスイングがちょっとはスムーズになってきました。
自分も何かしなきゃ。という強迫観念に駆られ、とりあえずクラブでストレッチしてみるS先輩。
マットの帝王は今日も健在です。上手くソールを滑らせてます。
打撃練習で今日の調子を確かめた後は練習グリーンに移動し、入念にパッティング練習をおこないタッチをあわせる選手たち。
いよいよスタート30分前。ようやく集合時間になりました。
ルールミーティング
いくら小規模の競技といっても、競技であるからにはしっかりとルールを定め、各選手がルールを理解しないと思わぬトラブルを招きます。
予選会出場選手一同が集合し、本日のルール確認をおこないます。
ちなみに当予選会には8名がエントリーしており、うち4名が代表選手権を獲得します。これにシード権を持つ選手2名を加えた6名が企業対抗ゴルフの代表選手となります。
予選会の競技方法は18ホールズストロークプレーで、同スコアの場合は18番ホールからのカウントバック。
競技規則はJGA規則に則り、本予選会特別ルールとしては、”プレー中の携帯電話の使用は認めない。1度の使用で警告(イエローカード)、2回目以降の使用については、一打罰を課す”、”PRGR以外のクラブを3本以上使用する場合、スタートホールで二打罰を課す”などがあります。
N 『・・・競技方法、ルール確認は以上です。プレー終了後、この場所がアテストエリアとなりますので、スコアカードの提出をお願いします。スコアカードは組ごとにお配りしますので、自分の名前を確認したあとに、マーカーにスコアカードを渡してください。では最後に競技委員長のS常務、何か補足説明ございますか?』
S常務 『説明している意味がまったくわからなかったんだけど、今日は前進4打もオッケー無しなの???』
競技ゴルフ初参加のS常務にとって、未知なる言葉の連続。周囲とのギャップ、場違い感に気付き、急激な緊張感がS常務を襲ってきました。誰もが初競技では経験する道です。
いよいよティーオフ
遂にスタート時間が迫ってきました。
否応にも緊張感が高まります。
プレー中は使用できない練習器具のインパクトスナップを名残惜しそうに何度も振りまくるS常務。
同じくフレループを振りまくるF君。
スタート小屋でひとり精神集中するK君。
泣いても笑っても、6時間後には代表選手が決まっています。
K君は笑えているのか、泣いているのか。(それにしても、、、風が強いなぁ。。。)
次回へ続きます。
【次回予告・企業対抗選手予選会/波乱の幕開け前半ハーフ編】