【第2部 Vol36】企業対抗選手選考会/波乱の幕開け前半ハーフ編

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皆さま、こんにちは。

プロギアで販売促進を担当しているNです。

 

PRGRの新しい直営レッスンスタジオ『PRGR GINZA EX』に通って本気で上達を目指すゴルファーを紹介する(ほぼ)リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記。第2部ではPRGRの若き3名の男性スタッフと1名の女性スタッフをモデルとしてとりあげ、上達への道のりをレポートしております。

企業対抗ゴルフ選手権の代表選手を座をめぐって争われる社内選手選考会。

今回代表選手獲得に名乗りを上げたのはK君を含む8名。このうちスコア上位4名に代表権が与えられます。

(ちなみにF君、U君は大会参加規定年齢の30歳に達していないため、今回は権利無しの参加となります)

いよいよティーオフ。10人の真剣な戦いが始まります。

 

ド緊張のティーショット

オナーは密かに代表権獲得を狙う、S常務。

コンペでの始球式は何度か経験ありますが、競技ルールでのティーショットは始めて。引きつった笑顔から緊張感がうかがえます。

 

S常務 『いや~、緊張するな。手が震えるぜ。ティーアップできるかな。』

 

ゆっくり、慎重に、ジェンガでもするかのごとくティーにボールを乗せてます。これはダサい!

 

そんなS常務のティーショット。

何とかボールをとらえ、左の斜面に向かったボールは斜面を駆け下りて左ラフへ。

朝イチとしては70点のショットでしょう!

 

 

続くはK君。

去年の悔しさをバネに、代表選手の座を勝ち取るため1年間研鑽を続けてきました。

 

誰もが驚くナイスショット!右のOBを恐れずハイドローでフェアウェイど真ん中。

 

意気揚々とスタートしていく1組目。

 

F君と私は2組目。S先輩、U君は最終組となります。

F君の朝イチティーショット。

PRGR GINZA EXに半年間通ってスイングもだいぶ落ち着いてきたF君。

F君は選考会には関係が無いので、気楽にラウンドできているようです。

 

モンスターコースで地獄コンディション

途中3番ショートホールで前の組に追いつきました。

ちょうどK君がティーショットを打とうとしてます。

フルバックからだと228ヤードあるショートコース。距離がありながらも左右OB、グリーン右はグラスバンカー、左はバンカーでカップが切ってあるグリーン手前部分は幅が8ヤードしかないという、かなりシビアなホールです。

ビシッ

おー!きれいに振りぬいて、ボールはグリーンエッジのベストポジションに。

 

続いてはS常務。果敢にもアイアンで挑みます。

ガシッ

コンパクトに振りぬいてグリーン手前40ヤードに着弾。

落ち着いてプレーできているようです。

 

N 『ナイスショット!』

S常務 『このホール、ティーショット3回目だよ。ごめん。帰りたい。。。』

遠い目をするS常務。

結局このホールは10とのことで、3ホール終了時点で15オーバー。すでに代表権獲得には赤信号点灯です。

フルバックで距離がありタフなセッティングに加えて今日は強風が吹き荒れていてコンディションもシビア。

まるで全米オープン並みに皆スコアを崩している模様ですが、このようなコンディションで上位に来るのが本当に強い選手。代表選手選考会にはもってこいの環境です。

 

 

笑顔の理由

6番ミドルホールでも前の組に追いつきました。

ラウンド中なのであまり話しかけられませんが、この笑顔は何を物語っているのでしょう。

370ヤードと短いが、左右OBでティーショットが打ちにくいホール。

ビシッ

他の選手が曲げて苦しむなか、K君はユーティリティで見事フェアウェイキープ。

参加選手の中でも一番いいショットを打っています。これは間違いなくサイエンスフィットでの練習の成果でしょう。

 

 

その模様を余裕の表情で見守るF君。

当予選会ルールで禁止されている携帯通話をおこないすでに警告を受けていますが、スコアより得意先からの着信を優先するF君はあくまでも余裕の笑顔。

 

前半終了・ハーフチェック

ようやく長かった前半9ホールを終了し、昼食タイムとなります。

緊張感を引きずりながらも、束の間の休息に多少リラックスする選手たち。

後続組もあがってきました。ラウンド中は状況がわかりませんでしたが、何やらS先輩がにやけ顔で機嫌がよさそうです。

 

皆、他の選手のスコアが気になりますので、ハーフチェックをおこないます。

 

まず、普段は70台でラウンドする実力を持つU君。

N 『お疲れ!前半どうだった?』

U君 『いや~、失敗しましたね!日焼け止め塗るの忘れました。5月は紫外線が強いからスキンケアはしっかりしないといけませんね。』

F君同様、大会規定年齢に達していないため代表権利が無いU君もスコアにはあまり固執してないようです。スコアを確認すると44とのことで普段より叩いてますが、もちろん参加者の中では一番良いスコアです。

 

一方、得意先からの電話応対に追われていたF君は

F君 『50でした。』

携帯使用のペナルティを食らいながら、50でまとめて来ました。仕事をスコアで買う男、F君です。

 

次にK君が選手選考の1番のライバルと見ているS先輩。スコアはどうだったのでしょうか?

S先輩 『・・・なに?』

N 『お疲れ様です。前半のスコアを教えてください。』

S先輩 『49。』

結構叩いてますが、実はなんと選手のなかではトップスコアです。いかに今日のコンディションがシビアかが窺い知れます。

 

S常務もラウンド時のつらそうな顔がうそのように楽しく談笑しています。

S常務 『いやーN、ゴルフって楽しいなぁ。特に競技ゴルフの真剣な空気はまた独特でいいね。他の人に迷惑掛けちゃわないかとかさ、緊張するよな~』

N 『ちなみに、前半のスコアはどうでした?』

S常務 『71。』

スコアは爆発してしまいましたが、最後まで真剣にゴルフをすれば神様からご褒美があるかもしれません。

 

 

そして気になるK君は、、、

レストランの天井を見つめたまま箸がまったく進んでいませんが、大丈夫でしょうか?

N 『お、お疲れ。調子良さそうだったじゃん。』

K君 『ご、54打ちました。。。ショットはまずまずだったんですが、バンカーにはまりまくって、、、』

距離があり風の強い難しいコンディションでありながら、各ホールグリーン周りには2,3個のバンカーがあり、さらに難易度をあげています。バンカーが苦手なK君にとってこのコースは相性が悪かったようです。

 

N 『打ったねぇ。でも今日はみんな叩いてて実はトップと5打差、代表選手選考枠の4位とは3打差だからまだまだチャンスはあるよ。後半に強いおまえなら行けるんじゃない?』

K君 『え!?ホントですか?わかりました。諦めたら試合終了ですね。だから55も打ったNさんが余裕の表情だったんですね。』

N 『う~ん、、、気が付けば俺、ビリから2番目だったよ。』

 

皆スコアを崩しているのでトップと3打差以内に7人がひしめく混戦状態。今日のコースコンディションだと簡単にトリプルボギーを叩く逆ムービングデーなので、最終ホールあがってみるまで結果はわかりません。

 

 

後半9ホールスタート。の前に、緊急参戦

さぁ、いよいよ残り9ホールのスタートです。

と、K君も晴れやかな顔で登場。前半大叩きしたものの、まだ挽回可能なスコア差なのでウェアを着替え、気合を入れ直して後半9ホールにのぞみます。

 

 

と、スタート直前に衝撃の事実が判明。

企業対抗選手権の出場資格は満30歳以上なのですが、よくよく調べれば【平成30年12月31日現在で満30歳】とのこと。

 

N 『ところで、Fっていつ30歳になるの?』

F君 『10月で30歳です。

な、なんとF君にも出場資格があることが判明。大会実行委員長のS常務と協議のうえ、急遽F君も選考会に参戦することとなりました!

前半終わって2位タイにつけているF君。他の選手はF君の急な参戦により選考争いが激しくなるので動揺を隠せません。

 

N 『というわけでおまえも選手選考に加わるから、これからは1打が大事だからな。携帯通話したら1回1ペナだからな!』

F君 『はい。。。』

N 『(こいつ、、、得意先から電話かかってきたら絶対出るな。。。)』

なんともうれしいのか悲しいのかわからない表情を浮かべながら、代表選手獲得に向け闘志を燃やすF君。

Fに電話かかってこい!というライバル選手からの強烈な念を感じながら、いよいよ最後9ホールのスタートを迎えます。

 

次回につづく

 

 

【次回予告・企業対抗選手予選会/後半ハーフ終了選手決定編】

    

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