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プロギアで販売促進を担当しているNです。
PRGRの新しい直営レッスンスタジオ『PRGR GINZA EX』に通って本気で上達を目指すゴルファーを紹介する(ほぼ)リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記。現在スクランブルゴルフチャンピオン大会に挑戦中です。
最近好調のスイングレベル3・平均スコア90台のK君。ヒザの故障で長らくゴルフをお休みしていた、スイングレベル4・平均スコア80台のF君。絶好調でますます調子に乗る、スイングレベル5・平均スコア70台のU君。と、プレイングカメラマンとして同行する私(N)の4人チームで、スクランブルゴルフ各カテゴリーの選ばれしマスターしか参加できないチャンピオン大会、俺たちのマスターズに挑みます。
参加20チーム中(うち1チームは欠場)、20番目の実力を持つサイエンスフィット日記チームですが、狙うはもちろん優勝です。実力なんか関係ありません。
U君が掲げた目標スコアは全ホールバーディの18アンダー。今までのチームベストスコアは10アンダーですが、そんなの関係ありません。とにかく攻め続けるという”NO LIMIT”作戦です。
ちなみに競技方式はもちろんスクランブルルールです。ティーショットからパターまで、一番良いボールを選んでチーム4人が同じところから打ち進んでいくので、一人では絶対出せないようなスコアでラウンドできます。ただし、18ホール中、ひとり最低4ホールはティーショットを採用しないといけないというルールがあるので、ティーショットをどのように選択するかが、最終的なスコアにも影響してきます。
スクランブルの戦い方を熟知しているサイエンスフィット日記チームですが、敢えて戦略無しで攻め続けます。優勝か、それ以外か。いよいよスタートです。
限界を超えろ。”NO LIMIT”ゴルフ
【No.1 385yard par4】
広々としたスタートホール。ただしティーショットの落としどころにある左右のバンカーには注意が必要。
カレドニアンゴルフクラブ・ホームページより転載
打つ順番は、ショット好調のK君が最初に打ってU君が最後に打つという、休養明けのF君をやさしく包み込む作戦で行くようです。私(N)は撮影の合間に打てるタイミングで打たせていただきます。
●1打目
まずはK君のドライバーショット。
これはちょっとつかまりすぎて左ラフ。
続いてF君、久しぶりのドライバーショット。
は、ボールの20センチ後ろをダフってラフ。
続いてU君。
右に大きく飛び出したボールはフックして戻るものの、右ラフ。ということで、このホールは私(N)のフェアウェイ真ん中のボールを採用。
サイエンスフィット日記チーム、無事ティーオフしました。
●2打目:残り155ヤード
K君は得意のアイアンショットでピン右手前にオン!
F君はここもダフって飛距離30ヤード。
U君はグリーン右に外しました。
自信満々だったはずが、思いがけない球筋を連発して戸惑うU君。
結局、唯一グリーンに乗ったK君のボールを選択することにしました。
●3打目:8メートルのバーディパット
さぁ、ちょっと距離のあるバーディパット。これを入れて流れを作りたい。
が、これを4人とも決められず、スタートホールはパー。早くも全ホールバーディならず!
しかしさすがカレドニアン・ゴルフクラブの高速グリーンです。簡単には決められません。というか、全然入る気がしません。
クヨクヨしてもしょうが無いので、前を向いて歩きます。次のロングホールでイーグル獲って挽回したいと思います。
【No.2 510yard par5】
フェアウェイが狭いロングホール。セカンドショットは更にフェアウェイが絞られているので精度が必要。奥行き70ヤードの3段グリーンもアプローチの距離感を惑わせる。
●1打目
2オン狙いでマン振りしたK君のショットは右の斜面。
インパクト直前でこんなにフェースが開いています。
F君はまたまたチョロ。リハビリ中なので仕方ありません。
U君のショットも右に飛び出して右斜面。う~ん練習場と全然球筋が違います。
結局2番ホールもフェアウェイ左サイドをキープしたNのボールを採用。ごっつぁんです。
●2打目:残り300ヤード
距離的に2オンは難しいので、いかに狭い花道にボールを置けるかがポイントです。
K君がチョロ、F君が引っかけて谷に落とすなか、U君はスプーンで会心の当たり。ベストポジションです!
●3打目:残り45ヤード
3段グリーンの中段に切られたピンになかなか距離感が合わないメンバー。最後に打ったNのボールはあわやチップインながら、ピンに当たってカップ左5メートルへ。
N 『おお!惜しい!!動画撮ってくれてた?』
U君 『いえ、特に。』
N 『ですよね。』
●4打目:残り5メートル
K君、F君が外すなか、U君が、
見事にカップイン!本日一発目のバーディ獲得です。
メンバー全員でハイタッチ!
K君とF君は一切貢献してませんが、ここらへんにスクランブルゴルフの楽しさが詰まっています。
【No.3 165yard par3】
グリーンの奥行きが無いショートホール。距離感が問われる。
●1打目
残念ながら全員グリーンをとらえられず。グリーン右サイドにこぼれたK君のティーショットを採用
●2打目:残り25ヤード
短く刈り込まれたグリーンサイドと複雑なアンジュレーションの高速グリーン。オーガスタナショナルのようなシビアなライからのアプローチです。
ここはアプローチが得意なF君が簡単にピンチを救ってくれました。
ウェッジのフェースにボールを乗せて柔らかく運ぶアプローチ。さすがです。
1メートルのパットを沈めてこのホールパー。ここまでまだ1アンダーです。
【No.4 360yard par4】
ティーショットの精度が問われるミドルホール。フェアウェイ真ん中にあるバンカーを越えればセカンドが狙いやすくバーディーチャンスに付けられる。
●1打目
ここまでティーショットの採用ゼロのF君のティーショット。
見事に正面のバンカーを越えて、フェアウェイをキープしました。
F君のボール(黄色矢印)の20ヤード先にある私(N)のボール(赤矢印)を完全に無視して、F君がキャディさんを連れて2打目地点に向かっています。
F君、強引に本日1個目のティショット採用を獲得です。
●2打目:残り125ヤード
F君のショットはトップしてバンカー。
ここは私(N)がピン横2メートルのバーディチャンスにつけました。
ここまでまったく活躍できず肩を落とすK君でしたが、
●3打目:残り2メートル
このバーディパットをしっかり決めてくれました!
4ホール終わって2アンダー。なかなか波に乗れませんが、とにかく楽しいスクランブルゴルフ。
【No.5 160yard par3】
大きな池がプレッシャーを与えるショートホール。ティーグラウンドと異なる風がグリーンには吹くのでクラブ選択が難しい。
●1打目
マスターズの16番のような美しいホール。我先にと打ったNのボールは池ポチャ。
K君のショットは奥のバンカー。
K君 『やはり、グリーン周りには魔女の息吹が吹いてますね。』
N 『ただのトップだろ。今日は完全無風の最高のコンディションだぞ。』
続くF君。
思いっきり低く左に飛び出したボールは真右に曲がってグリーン左サイドに着弾。そしてどんどんピンのほうに転がっていきます。
F君のトップスライスという魔球は、カニスピンでカップまで70センチにつけました。F君のティーショット採用も2ホール目です。
●2打目
これをF君が簡単に決めて、
リアルバーディ獲得!!
K君と熱い抱擁を交わしますが、なんでしょう。この一方通行なハグは。
とにかくこれで3アンダー。まだまだ攻めます。
【No.6 522yard par5】
ティーショットが打ち下ろしのロングホール。残り150ヤード地点からグリーンを取り囲む池がセカンドショットにプレッシャーをかける。
ティーショットは左右がOBの打ち下ろし。ちょっと曲がったらOBです。
●1打目
K君とF君は引っかけて左の斜面に。
続くU君。
またまたクセの強い強烈なフックボールを打って、右の林から左の斜面へ。
U君 『・・・。』
つい1時間前まで練習場でのショットは完璧だったはずが、コースに出ると全然違う球筋しか出なくて戸惑うU君。その答えはスイング動画を撮っている私のスマホの中にあるのですが、ラウンド中に自分のスイングを確認することはできないので、自分で解決策を見つけ出すしかありません。
結局このホールのティショットは、フェアウェイをキープした私(N)のボールを採用。これで3ホール目の採用です。あと1ホールでノルマ達成。スクランブル楽しい!!
●2打目:残り270ヤード、左足下がり
右サイドの池がプレッシャーのセカンドショット。スプーンで果敢に攻めたK君はチョロ。アイアンで刻んだF君は右ラフ。
そんななか勝負をかけたU君のショットは右の池から大きくフックして狭い花道に戻ってきました。ナイスショットです!
U君 『どりあえずこの球筋の直し方はわからないので、思いっきり右を狙うことにしました。』
自分の調子、球筋に合わせて攻め方を変えるU君。さすがゴルフ経験豊富な上級者ならではの対応です。
●3打目:残り40ヤード
ここもアプローチが得意なF君が柔らかく打ってピン奥1.6メートルにオン。
●4打目:残り1.6メートル、下りスライスライン
パッティングが得意なK君が、難しい下りのラインをしっかり沈めてバーディ!
やりました!連続バーディで現在4アンダー。盛り返してきました。
ティーショット、セカンド、アプローチ、パターでチーム4人の力を結集してゲットした見事なバーディでした。これがスクランブルゴルフの醍醐味です。
【No.7 393yard par4】
右サイドが崖、左サイドはOBとプレッシャーのかかるミドルホール。ティーショットはフェアウェイ左サイド狙い。グリーンはバンカーでピンの根本が見えず、距離感が難しい。
●1打目
K君ティーショットはチーピンで左の山。F君はプッシュアウトで右の崖。
U君は持ち球をうまく使って左ラフ。
ノルマ達成を急ぎすぎたNのボールは左の山。このホールはU君のボールを採用します。
●2打目:148ヤード。
K君のセカンドショット。あれだけ練習したハンドファーストインパクトにはほど遠い、ボールの5センチ手前から入るハンドレートインパクトでグリーンに届かず。
F君も右に吹かしてグリーンに届かず。
U君、Nもグリーンをとらえられず、またまたピンチです。
●3打目:残り25ヤード
2段グリーンを下った先にカップが切られており、ライは薄い芝が濡れていて難しい状況。
K君は必殺ランニングアプローチを繰り出すも、距離感が合わず段の上。
F君は、この難しいライからも柔らかく打ってピン横1メートルに。
またF君のアプローチにピンチを救ってもらいました。
これを見てほっとしたU君のアプローチ。
チャクッ。。。
やってしまいました。チャックリです。
朝のアプローチ練習場でのロブショットのイメージがまったく出せず。でも濡れた状態の薄い芝なので非常に難易度が高く、これは仕方ありません。
そして最後に打つのは私(N)、、、
コン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ コロン。
N 『うぉぉー!入った!今度こそ撮っててくれた?』
U君 『おおおー!凄い!Nさんもチャックリすると思ってちゃんと動画撮っておきました。でもまさか入るとは。。。』
その動画がこちら。
やりました。
今までチップインをしながら証拠が無いため記事捏造と言われ続けてきましたが、遂に動画におさめることに成功しました。動機はどうあれ、U君ありがとう!
ちなみにこの難しいライでチップインを獲れた秘密兵器がこれ。
グリーン周りのお助けクラブシリーズ。PRGR R55ウェッジです!!
実はK君同様アプローチが下手でバンカーからも全然出ないので、今日はキャディバッグから普段のサンドウェッジを抜いて、お助けクラブをそっと入れておいたのです。
クラブ長さが短めで、ライ角もアップライトなのでボールに近づいてアドレスしやすく、なによりグースネックでソールがバカ広いので悪いライでもバンカーでも、ミスになりにくいのです。(ちなみに2番ホールでピンに当てたアプローチもこのクラブのおかげでした。)
ということでピンチが一転バーディに。ここまで5アンダー、まだまだ流れは切れていません。
【No.8 424yard par4】
打ち下ろしで距離の長いミドルホール。セカンド地点は左足下がりとなり難易度をあげている。セカンドショットではグリーンを取り囲むバンカーがプレッシャーを生む。
●1打目
ここはK君がフェアウェイ左サイドにナイスショット。
ティーショットを採用されました。これで2ホール目です。
●2打目:残り165ヤード。
グリーンがバンカーに囲まれている難しいセカンド。
K君のセカンドショットはピン右8メートルにオン。
他の3人はグリーンをとらえられず、K君のボールを選択。
●3打目:カップまで8メートル
何としても決めたい距離のあるバーディパット。
これを全員決められず、このホールはパー。
足踏み状態でここまで5アンダー。
【No.9 440yard par4】
距離のあるミドルホール。フェアウェイは広いが右サイドは林に注意。砲台グリーンとなっておりグリーン周りのアプローチは難易度が高い。
前半最終ホールをバーディーフィニッシュで終えたいが、とにかく長いホールです。
●1打目
U君 『皆さん、当初の作戦を忘れてませんか?”NO Limit”です。とにかく限界を考えずに振り抜きましょう。』
U君の言葉に発奮したK君とF君は力んで左のバンカー。
そしてU君のティーショットは、
バキィィィー
思いっきり振ったショットは今までのフックが嘘のようなストレートボールで、フェアウェイ左サイドに280ヤード飛んでいます!!
私が見ている限り、今まではインパクトでクラブがインサイドから入りすぎていましたが、思いっきり振ることによって体が回転してインサイドの度合いが適正になったような気がします。”思いっきり振る”のを、K君とF君は手で、U君は体でおこなったのが結果の違いだと思います。
●2打目:残り170ヤード
グリーン奥に切られたピンに向けて、U君はピンデッドに高弾道のショットを放ちました。
ピン筋に飛んで、カップ脇に着弾。ベタピンバーディか!?
と、思いきや、
なんとグリーンが奥に下っていて、U君のボールも奥にこぼれていました。初めてラウンドするコースなので、思いがけない罠にはまってしまいました。
●3打目:残り18ヤードの打ち上げ
強烈な打ち上げながら、ピンの奥は下っているという難しいシチュエーション。
ここでK君は必殺、
トップボールを披露。
ボールは花道を延々転がり、それを走って追いかけるキャディさん。キャディさん、すいません!!
そして、ここでもNがR55を使って、あわやチップインというショットで寄せました。
※ちなみにグリーン周りのお助けクラブ、PRGR Rシリーズには、R55のほかに転がして寄せるR35、ピッチエンドランで寄せるR45があります。どれか1本でもキャディバッグに入っていると安心感が違います。
■PRGRにそんなお助けクラブがにあったのか。一体いくらなんだろう。と思った方はこちらをクリック。
80センチのパットを沈めて、最終ホールはパーでフィニッシュ。
前半は5アンダーの31。目標は9アンダーでしたが、結果的にはまずまずではないでしょうか?
ライバルとの差
ランチ休憩では窓際席を陣取り、先ほど苦労した9番ホールグリーンを眺めながらカレーを食べることにしました。
K君 『自分たちが奥に外したグリーン、他のチームはみんな手前から攻めてる。さすが、コース戦略がしっかりしている。』
F君 『他のチームにはこのコースのメンバーさんがいたり、昨日練習ラウンドしてたチームもあるみたいですよ。キャディさんに聞きました。』
キャディさんと仲良しのF君。キャディさんから得る情報の大事さを良くわかっています。
そして午後のスタート前に、他チームの状況を確認すると、、、
サイエンスフィット日記チームの順位はなんとトップと3打差の3位タイ!
思った以上に良い順位に浮き足立つメンバー。ただしまだ半分のチームが上がってきていないし、3打以内に8チームがひしめき合う大混戦です。そしてトップタイの28というスコアも驚きです。
後半ももちろん攻めまくります。サイエンスフィット日記チームの逆転優勝は成るのか!?
あまりにも、データが重くなりすぎたので次回に続きます。
皆さんで力を合わせて限界突破してくださいね。
Sさん
コメントありがとうございます。限界突破のその先にあるものを見に行きたいと思います(^O^)