熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。
PRGRで販促を担当しておりますNです。
ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。
今回も”俺たちの企業対抗”GDO企業対抗ゴルフ選手権の決勝大会に挑戦する模様をお送りします。
サイエンスフィット日記メンバーを私Nが追っかけて記事にするのが本来の当ブログのスタイルですが、今回はチームメンバーが別々にラウンドするので、僭越ながらNのラウンドの模様を超主観でお届けしたいと思います。
※K君にもしっかりプレッシャーをかけられました。もうやるしかありません。
『サイエンスフィットでスイングスキャンを体験して以来ゴルフは70台も出て絶好調だし、このコースは何度も回ったことあるし、ホワイトティーだし、なんだったら70台でラウンドできるかもね。』
※今回もゴルフ似顔絵界の巨匠画家Lisa Okumaさんに書いてもらったイラストを使用させていただきます。このイラストだとどんな事を言っても許されるような気がします。
自信満々で迎えたスタートホール。企業対抗ゴルフ大会なので、まずは名刺交換して同伴競技者の皆さんと挨拶することから始まります。
【No.1 358yard par4】
広々としたスタートホール。ただしティーショットの落としどころにある左右のバンカーには注意が必要。
カレドニアン・ゴルフクラブHPより転載
●1打目:ドライバー
は、安全に軽く打ったつもりが右にすっぽ抜けてOB!
●3打目:ドライバー
打ち直しの3打目も右に出て木の根元。
『・・・(汗)』
前回はここまでレポートしましたので、物語はここから続きます。
※諸事情(それどころでない)により画像がほとんど無いことを、あらかじめお詫び申し上げます。
試練の幕開け
●4打目:ピンまで残り180ヤード。
目の前が木でグリーンを狙えません。安全に100ヤードくらい打って、アプローチショットでピンを狙いたいと思います。
ビシ!ザザザッ。
チョロって20ヤードしか転がらずラフ。
『おかしい。何かがおかしい。ヤバイ気がしてきた。』
●5打目:ピンまで残り160ヤード。
ピン方向の手前にはなんだか素敵なデザインのバンカーがあります。あれに入れたら全てが終るような気がします。
カツーーン!
ふわふわしたまま7番アイアンを振ったら超トップの低弾道でピン方向へ。
『こ、超えろ!!いや、超えてくださいー!!』
願いが通じてバンカーをギリギリ越えてボールはピン方向に。神様ありがとうございます。
●6打目:残り20ヤード
ピンそばについたかも。と、ちょっと期待しちゃいましたが、さすがグリーンスピード12.5フィート。ボールはグリーンを大きくオーバーして奥のラフで止まってました。
確実に寄せたいところですがグリーンは速いし、チャックリは恐いし。。。慎重にアプローチ専用ウェッジR55で寄せます。
コツッ、トン、
『うぐっ、なんて速いグリーンなんだ。。。』
絶妙!と思ったアプローチはピンを12メートルオーバー。なかなか心が休まる場所がありません。
●7打目:カップまで12メートル
もう完全に心が折れているので、なんとか2パットで終らせたい気持ちで、そっと打ったファーストパットはちょっとダフって、
ガシャン、コロン。
『は、入った。。。』
長かったスタートホールがようやく終りました。トリプルボギーのカップインの嬉しさより、想像以上のグリーンの速さに震えが止まりません。
【No.2 480yard par5】
フェアウェイが狭いロングホール。セカンドショットは更にフェアウェイが絞られているので精度が必要。奥行き70ヤードの3段グリーンもアプローチの距離感を惑わせる。
『トリプルボギースタートか。。。70台がいきなり辛くなったぞ。次のロングは右サイドから攻めて確実にパー獲らなきゃな。』
●1打目:ドライバー
パキャッ!! ガサガサ・・・
(キャディさん)
『あー、、、落ちてきませんね。OBです。』
このホールも右に吹かしてOB。フェースが一切閉じてくれません。
●3打目:打ち直し
ドライバーで打って何とか右ラフ。
●4打目:残り280ヤード
6番アイアンでしっかり刻む。今日はじめてちゃんと当たりました。
●5打目:残り110ヤード
得意な距離です。ピンは3段グリーンの一番奥。
50度のウェッジで打つと、引っかかってグリーン左方向へ。
●6打目:ピンまで残り12ヤード
左足下がりのラフが湿ったライ。グリーンは砲台で右側に下っています。ピンの右側に行ったら、3段グリーンを下って、グリーンを出てしまうでしょう。
『ここからアプローチする引き出しは俺には無い。詰んだ。』
チャック。
予想通りチャックリして、グリーンエッジ。
●7打目:残り7メートル
ここからパターで寄せて、2パットで結局このホールは9。
『あ、これ今日110打つわ。。。』
70台を出して優勝に貢献する。という当初の目論見はすっかり忘れ、もはや”今すぐ帰りたい。”という思考しかありません。吐きそう。。
【No.3 147yard par3】
グリーンの奥行きが無いショートホール。距離感が問われる。
距離は無いものの、グリーンを取り巻くバンカーが嫌でも目に入ります。あのリアス式海岸みたいなバンカーが余計にプレッシャーを増幅させます。
●1打目:8番アイアン
カツーン!
これまた大トップで転がりながらボールはグリーン左の土手へ。
●2打目:残り20ヤード。
秘密兵器のR55ウェッジで慎重に寄せるも、やっぱりグリーンが速くてピンを通り過ぎてカラー。
●3打目:残り10ヤード。
パターで何とか1メートルに寄せて、
●4打目:残り1メートル
緊張のパットを祈りながら入れて本日初ボギーをゲット!
『はぁはぁ、やった、ボギー。めっちゃうれしい。』
ボギーがめっちゃうれしい。きっとS常務はこんな気持ちでゴルフをしているのでしょう。
【No.4 347yard par4】
ティーショットの精度が問われるミドルホール。フェアウェイ真ん中にあるバンカーを越えればセカンドが狙いやすくバーディーチャンスに付けられる。
ボギーを打ってもティーショットの順番は4番目。
パーやバーディを重ねる同伴競技者との実力の違いに一層疎外感を感じ、ますますスイングを小さくさせます。
●1打目:3番ユーティリティー
ドライバーはちょっと封印。信頼感のあるユーティリティでティーショットしてフェアウェイをキープ!
●2打目:残り140ヤード
9番アイアンで打つも、ダフってグリーン手前。
『頼みのアイアンが全然当たらない!』
●3打目:残り20ヤード
R55で寄せて、2パットでこのホールもボギー。
【No.5 144yard par3】
大きな池がプレッシャーを与えるショートホール。ティーグラウンドと異なる風がグリーンに吹くのでクラブ選択が難しい。
グリーン手前に広がる大きな池。これがプレッシャーを与えるとともに大きな障害となります。
同じ組の皆さんのショットはなんと全員池。グリーンから池に向かって芝が刈られているため、グリーン手前に乗っても戻って池に入ってしまう有様です。
●1打目:8番アイアン
大き目のクラブに持ち替えて打って、グリーン左奥のエッジ。
●2打目:残り20ヤード。
グリーン奥からパターで慎重に寄せます。
コッ
『ヤメテー!!』
予想以上に下り傾斜が強く、ピンを通り過ぎて池に向かっていくボール。かろうじて止まりましたが、カラーまで来ました。
●3打目:残り8メートル
カップまで1メートルに寄せて、嫌な距離のパットを入れて何とかボギー。
【No.6 486yard par5】
ティーショットが打ち下ろしのロングホール。残り150ヤード地点からグリーンを取り囲む池がセカンドショットにプレッシャーをかける。
距離は無いけど、ここもまた罠がいっぱいのホールです。
●1打目:ドライバー
久しぶりにドライバーで打つと引っかけて左のバンカー方向。どんどん飛ばなくなっています。
●2打目:残り260ヤード
バンカーの淵のラフから、池を避けて左方向に8番アイアンでナイスショット!
●3打目:残り120ヤード
左に狙いすぎたかな。ボールは左の斜面のつま先下がりのラフにありました。
ドフッ!
『シャンクしたら池。というプレッシャーでダフった!』
飛距離30ヤードで、また左の斜面。
●4打目:残り90ヤード。
ダフッ!
『しっかり打ち込もうとしすぎてダフった!』
飛距離50ヤードでグリーン手前のラフ。
●5打目:残り40ヤード
モフッ!
『あーもうよくわからないけどダフった!!!』
飛距離20ヤードで、グリーンエッジ。
●6打目:ピンまで10ヤード。
R55ウェッジでなんとかグリーンオン。1パットで決まらず、このホールは素トリ。
『ぐぅぅ、、、ダメだ。何もかも上手くいかない。レベル1ゴルファーのT君はきっとこんな気持ちでゴルフしてるんだろうな。。。』
写真を撮らなきゃ、と思うものの写っているのは足元の写真ばかり。
お腹も痛いし、完全に心が折れています。
あがり3ホールの奇跡
【No.7 381yard par4】
右サイドが崖、左サイドはOBとプレッシャーのかかるミドルホール。ティーショットはフェアウェイ左サイド狙い。グリーンはバンカーでピンの根本が見えず、距離感が難しい。
あがり3ホールは距離もあってタフなホールが続きます。もうスコアはとどまることが無さそうな感じです。
●1打目:2番ユーティリティー
ユーティリティーのティーショットはナイスショットで、フェアウェイ右サイドをキープ。
『あ、サイエンスフィットで”腰が浮き上がらないように”って教えてもらったのを思い出して、左腰を下方向に回しながら振ったらいい感じで打てた。』
朝イチのOBから我を忘れてフワフワしてましたが、素トリを打って逆に冷静さを取り戻すことができました。
●2打目:残り170ヤード
ビシィ!!
6番アイアンで放ったショットはグリーンを捕らえました。本日初のパーオンです。
●3打目:カップまで10メートル
グリーンに乗ったものの、カップは段を上った先にあります。難しいバーディーパット。
が、残念ながらこれは3メートルショート。段を上らなきゃいけない超高速グリーンって、距離感が無茶苦茶になります。
●4打目:カップまで3メートル
これが、
カロン
『きゃー!!入った。』
適当に打ったら入りました。神様ありがとう。(2回目)
【No.8 403yard par4】
打ち下ろしで距離の長いミドルホール。セカンド地点は左足下がりとなり難易度をあげている。セカンドショットではグリーンを取り囲むバンカーがプレッシャーを生む。
●1打目:ドライバー
パコーン。
久々のドライバーショットはまた右に行くもラフで止まっていました。
●2打目:残り210ヤード
ドライバーが笑っちゃうくらい飛ばないので、残り距離が強烈に残っています。グリーンを狙っても周囲のバンカーにつかまりそうなので、冷静に6番アイアンでレイアップします。
●3打目:残り40ヤード
刻み作戦が成功して、花道からのアプローチは藁にもすがる思いで、秘密兵器のR55ウェッジ。
コーン。
コロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロ、コロコロコロコロ、コロコロ、コロ、コロ、コロ・・・
コロリ。
これがカップまで2メートルに!持ってて良かったR55ウェッジ!!
●4打目:残り2メートル
このパーパットを、
コロン。
またまたねじ込んで、ガッツパー!
『まさかの連続パー。奇跡だ!』
パーがこんなに嬉しかったのは何年振りでしょう。神様ありがとう。(3回目)
【No.9 415yard par4】
距離のあるミドルホール。フェアウェイは広いが右サイドは林に注意。砲台グリーンとなっておりグリーン周りのアプローチは難易度が高い。
遂にこの時がやってきました。本日初のオナーです。スタート当初は泣きながら4番目を打ってましたが、なんとかここまでやってまいりました。
●1打目:ドライバー
バシッ!
ちょっと引っかけて左ラフ。右プッシュアウトが無くなって来ました。
●2打目:残り190ヤード
相変わらずドライバーが飛ばないので、距離が残っています。グリーン手前両サイドのバンカーは嫌ですが、なんと言ってもこのホールの罠は奥に下っているグリーンです。ピンを直接狙うとすべて奥の窪地に転がっていってしまうのです。
ピンの右手前に高い弾道で止めるしかバーディーチャンスはありません。勝負をかけた5番アイアンで、
バシッ!
・
・
『行けっ!』
・
・
ドン!!
『フンガー!』
謎の雄叫びでボールはピンの手前でピタリと止まり、5メートルのバーディーチャンスにつけました。
(同伴競技者)
『ナイスです!アイアンいい感じですね。』
同伴競技者の方にやさしく声をかけていただき、泣きそうになります。途中で腰の動きを思い出してからショットが切れてきて最高のアイアンショットが打てました。ありがとうサイエンスフィット!ありがとうございます同伴競技者の皆さん!!
●3打目:5メートル
このバーディーパットはカップに近づけるのが精一杯で、パー。
序盤は大変なことになると思っていたけど、あがり3ホールを奇跡の3連続パーで切りぬけることができました。
『色々あったけど、率直な感想はやっと半分終った。もう帰りたい。』
チームを優勝に導く。という気持ちはとうの昔に消え去ってます。
ハーフチェックと若手の奮闘
クラブハウスに帰ってくると、GDO大会スタッフの方に声をかけられました。
『おつかれさまでぇ~す!ハーフチェックでスコア聞いてるんですけどぉ、いくつでした?えへへ。』
『すいませんが、電卓貸してもらえます?』
いろんな事に頭を使いすぎて、途中からスコアの計算なんてできていません。
昼食を終えると、ハーフチェックの結果が速報ボードに貼り出されていました。
よーく見ると、
Nの前半のスコアは49!チームスコアとしては致命的ですが、個人的にはよく50を切ったもんだと我ながら感心しちゃいました。(ちなみにパット数は奇跡の14パット。)
Nは1組目スタートなので、まだ他社チームの状況はわかりませんが他のPRGRチームメンバーの動向が気になるところです。
と、スマホを見るとU君から、メッセージが届いていました。
送られてきたK君の朝イチショット。得意な5番ウッドで打ったようです。
確かにフィニッシュも決まっています。フェアウェイを捕らえている模様。
そして怪物飛ばし屋のE君。
キャディさんと同伴競技者が思わず身を乗り出す豪快なショット。
どうやら若手のみんなは順調なスタートを切っているようです。もはや私のコメ(チームスコアに反映されない)は決定的。
本当に心の底から帰りたいけど、若手が頑張っている以上帰るわけにはいきません。
ということで、後半に続きます。
もう文章も写真も要りません、顔のイラスト表情と色だけで全てが伝わります、素晴らしい!文章を添えるとしたら「吐きそう」と「帰りたい」ですかね。
しまりすさん
コメントありがとうございます!ゴルフスコアもさることながら、画像が全然無い。というピンチと戦っております(^O^)
もうこの一言しかありません。
「死んだ気で、がんばってください」
応援しています。
まあささん
コメントありがとうございます!どう言い訳して帰るか。という思考しかありませんでしたが、その先に競技ゴルフの楽しさがあるのだと思います。応援ありがとうございます(^O^)
最初は笑いながら読んでいましたが
3H目くらいから競技ゴルフの厳しさ
を感じドキドキしてしまいました
しかしこれもゴルフの面白さなんで
すね
このブログを見始めて競技ゴルフを
やってみたいと思い始めましたよ
まずは90切り選手権ですけど(笑)
常務より少しだけ上手いゴルファーさん
コメントありがとうございます!100切り選手権でも、日本オープンでもそれぞれのレベルのゴルファーの方がドキドキしながらゴルフができるのが競技ゴルフのつらくて楽しいところだと思います。それでハマる人も多いみたいですね。私は凝りましたが。。。(^O^)
Kくん頑張れ!しかしS常務もやりますね、切磋琢磨してお互い頑張って!