Hole 31　俺たちの企業対抗。ＧＤＯ企業対抗ゴルフ決勝大会【決着編】

熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

ＰＲＧＲで販促を担当しております、Ｎです。

ゴルフメーカーＰＲＧＲが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。

引き続き”俺たちの企業対抗”ＧＤＯ企業対抗ゴルフ選手権決勝大会の模様をお届けします。

※今回は前２回の画像不足を補うかのごとく、大量の画像をアップしております。ご注意くださいませ。

プロギアチームの切り込み隊長として戦った私Ｎのスコアは屈辱の９８。

ヘロヘロになりながら、何とかホールアウトしました。

『いやぁ、疲れた。もう当分ゴルフはやりたくない。あとの３人はほっといて先に帰って寝たいな。』

そんなＮの目に飛び込んできたのは、プロギアチームの前半のスコア。

『ごごご、ごじゅはちー！！』

いくらなんでもやりすぎです。Ｋ君がどうなってるのか。様子を見に行ってみましょう！

アベレージゴルファーの苦闘

【No.9　415yard　par4】

距離のあるミドルホール。フェアウェイは広いが右サイドは林に注意。砲台グリーンとなっておりグリーン周りのアプローチは難易度が高い。

カレドニアン・ゴルフクラブＨＰより転載

ちなみにＮは起死回生のアイアンショットで、２オン２パットのパーを獲得したホールです。

Ｋ君を待つこと数十分。ようやくＫ君の組が見えてきました。

Ｋ君はウインドブレーカーを脱ぎ捨て、半袖でプレーしています。ティーショットは右のクロスバンカーにつかまったようで、バンカーからのセカンドショットとなります。

●２打目：残り１５５ヤード

これはグリーンに届かず。グリーン手前のラフ。足取り重くＫ君がやってきました。

●３打目：残り２０ヤード

まずまずのアプローチショットで、ピン手前につけました。これ以上打ったら奥に下っているので、グリーンオーバーしてしまいます。

虚ろな表情でこちらを眺めるＫ君。ガンバレ！もう少しで終わりだ。

●４打目：残り３メートル

これは惜しくも入らず、Ｋ君の最終ホールはボギー。

前半のスコア５８からどれくらい盛り返してくれたのでしょうか。

Ｋ君が帰ってきました。

『おーい、Ｋ、お疲れ！』

『ううう、、、お、お疲れ様です。ウグッ』

力を使い果たして吐きそうになるＫ君。

膝に手を置きながら笑っています。これはやっと終ったという安堵の表情で、楽しい笑顔とは別種類のものです。

『いやぁ、辛かったなぁ。俺もめっちゃ叩いたよ。』

『・・・何もかもがダメでした。もう当分ゴルフはいいです。ちなみにＮさんはいくつだったんですか？』

『俺？かろうじて１００切って９８。』

Ｋ君　『まじですか！何耐えてるんですかぁ！！くそう。。。』

そう言い残して、お腹をさすりながら逃げるようにクラブハウスに引き揚げたＫ君は、アテストエリアでスコアカードを確認。

『で、どうだったの？スコア。』

無言で差し出されたスコアカードを見ると、、、

前半５８、後半５２で、なんとトータル１１０！

サイエンスフィット日記はじまって以来最低スコアを叩き出してくれました！！

ショートホールでは３つパーを取ってるけど、それ以外はヒドイですね。Ｋ君がここまで落ち込むのがよくわかります。

本当は破り捨てたいけど、恐る恐るスコアカードを提出して本日の競技終了です。

その精神的ショックはあまりにも大きく、まともに立っていられないくらいです。

プロギアチームは４人中２人が上がってきて、その合計スコアは２０８。当然ながら現在の順位は出場チーム中最下位です。

そろそろプロギアチーム３番目の男、怪物的飛距離が武器のＥ君が最終ホールに姿を現す頃です。Ｅ君の前半のスコアはさすがの３９。Ｅ君の最終ホールに行ってみましょう。

怪物ゴルファーの咆哮

【No.18　486yard　par5】

ティーショットからグリーンまで池が絡む戦略性の非常に高い右ドッグレッグのロングホール。２オンも可能だがグリーン周りに逃げ道が無く、グリーンで止まるロングショットが必要。

グリーン脇でコースを見つめる男。

Ｋ君です。

自分はチームに貢献することができなかった。あとはこれからあがってくる後輩を心から応援するだけだ。という顔をしています。

だいぶ日が傾いてきましたが、ようやくＥ君の姿が見えました。

ん！？ずいぶん前に来ています。そして２打目をなかなか打とうとしません。なんと２オン狙いで、前の組がホールアウトするのを待っているようです。

ちなみに、私Ｎの会心の当たりと比べてもその飛距離差は歴然。

おそらくティーショットは３００ヤードほど飛んで、ロングホールなのに残りは１７０ヤードくらいしか残っていません。

『メチャクチャ飛んでますね。』

『う～ん。凄いな。俺より５０ヤード以上飛んでる。あれだけ”安全に行け”っていったのに攻めまくりだな。』

●２打目：残り１７０ヤード

手前と右は池、左と奥はバンカーという厳しいピンポジションを狙ったショットは、、、

ラインを出した見事な低空ショット！グリーンをややこぼれたものの、ベストポジションです。

ギャラリーの歓声に大声で応えるＥ君。ギャラリーが多ければ多いほど燃えるタイプです。

●３打目：残り１８ヤード

グリーンサイドから下りのラインを、

なんとロブショットで球をあげて、ピンデッドに打ってきました！しつこいようですがＥ君は、ギャラリーが多いほど燃えて技を見せつけたいタイプなのです。

『う～ん、同じチームながらちょっとイラッとしますね。』

『めっちゃこっちを意識しながら打ってたぞ。器用な奴だな。』

●４打目：残り２．５メートル。バーディーパット。

これはわずかにカップを外れ、結局パーでホールアウト。

Ｅ君の戦いも無事終了しました。

出迎えるＫ君。

後輩Ｅ君としっかり手を合わせます。

『最後のドライバー凄かったな！お疲れ。』

『いやぁ、攻めすぎました（笑）』

Ｅ君もアテストエリアでスコアを記入して、競技終了。

そんな怪物Ｅ君のスコアは、、、

前半３９、後半４０の７９！

結局全ホール攻め続けて、１バーディ、５ボギー、１トリプルボギーという結果。１５番の短いロングホールで２オンを狙ってＯＢを打った模様です。

目標スコアは７１でしたが、この難コースで７０台は立派です。ゲームキャプテンのＫ君もＥ君の頑張りを褒め称えています。

『ちなみに、Ｋさんはいくつだったんですか？』

『・・・１１０』

『ぶふう（爆笑）ｗｗｗ』

Ｅ君につかみかかるＫ君。普段温厚なＫ君ですが、その心はまだささくれ立ってるいるようです。

選手が続々とホールアウトしてきて、混雑するクラブハウス前。

そして最終ホールのグリーン周辺は、仲間を応援する人たちで熱気を帯びています。

日没も近づいてきました。そろそろＵ君があがってくる頃です。

王様の復活

【No.9　415yard　par4】

距離のあるミドルホール。フェアウェイは広いが右サイドは林に注意。砲台グリーンとなっておりグリーン周りのアプローチは難易度が高い。

普段７０台でラウンドするサイエンスフィット日記の王様Ｕ君ですが、前半のスコアはなんと４４。ゴルフ用品協会の企業対抗ゴルフ、インダストリーカップで８８を叩いてから、調子がいまひとつな感じです。

※ラウンド中には林の中でＵ君とばったり遭遇。王様のオーラがまるでありません。

『僕はこのホールはパーでした。ちなみにＫさんはどうだったんですか？で、スコアいくつでしたっけ（笑）』

わかってていじってくるＥ君に怒りがおさまらないＫ君。チームワークを競う企業対抗ゴルフ大会で喧嘩はやめてください。

そんなイザコザの向こう側に、遂にＵ君の組が見えてきました。

Ｕ君のティーショットはフェアウェイど真ん中をキープしています。

ピンまではおよそ１３０ヤード。Ｎのセカンドショットは１９０ヤード残っていたので、飛距離差なんと６０ヤード！どうやらドライバーは完璧に復活しているようです。

●２打目：残り１３０ヤード

これはピン筋に飛んで、ピンの根元に着弾！が、このホールはピンから奥が下っているのです。残念ながらグリーン奥の窪地へ。

それでもギャラリーの声援に笑顔で応えるＵ君。元気そうで何よりです。

グリーンをオーバーしたボールはすべて同じところに集まるので、芝が削れていてなかなか難しい状況です。少しでもショートするとまた同じところに戻ってきてしまうので、プレッシャーもかかります。

●３打目：残り１２ヤード。

大勢のギャラリーが見つめるなか、Ｕ君のアプローチショット。

さすが！柔らかくピンに寄せました。

２メートルのパーパットを惜しくも外して、Ｕ君は最終ホールボギーでホールアウト。

Ｕ君のプレーを仲良く讃えるＫ君とＥ君。

ＰＲＧＲチーム最後の男、Ｕ君が戻ってきました。

同期入社のＥ君とハイタッチ。仕事もゴルフも良きライバルの二人です。

アテストエリアでスコアを確認し、スコア提出してＥ君も競技終了。

果たしてＵ君のスコアは？

前半４４、後半３９で合計８３！

前半は苦しんだものの、後半よく耐えました。王政復古を予感させるナイスラウンドです。

こうして全選手がホールアウトし、速報ボードの周辺は大変な人だかりになってきました。

ギャラリー注目のなか、プロギアチームのスコアも記入されました！

上位３名の合計からなるチームスコアは２６０ストローク！

残念ながらゲームキャプテンＫ君が掲げた目標スコアには３０打くらい届かず。

がっくりとうな垂れるＵ君とＫ君。ふたりのスコアには２７打の差がありますが、その悔しさに変わりはありません。

祭りのあと

プレー終了後には盛大な表彰パーティーが開催されました。

ただし、パーティーの中心にいるのはプロギアチームではありません。上位入賞チームは壇上で表彰され、フラッシュの嵐を浴びています。

優勝チームのスコアは２３３ストロークで、ＰＲＧＲチームのスコアは２６０ストローク。順位は２９チーム中１９位でした。

”俺たちの企業対抗”としてサイエンスフィット日記メンバーで挑戦したＧＤＯ企業対抗ゴルフ選手権ですが、残念ながら今回も結果を出すことはできませんでした。

『気合入れて挑んだけど、結局またダメだったなぁ。俺も７０台が出てたからイケると思ったけど、プライベートラウンドと競技ゴルフは全然違うね。』

そうです。ＯＫパット、前進４打ありのプライベートゴルフと緊張感の中でラウンドする競技ゴルフではスコアが１０打くらい変わってくると思います。

『距離は短かったけど、今日のコースは難しかったですね。予選のときよりもみんなスコアが悪かったみたいです。』

決勝大会の平均チームスコアは２５９。一方予選３会場の決勝進出チームの平均スコアは２４３。その差はなんと１６打。いかにカレドニアン・ゴルフクラブがシビアなセッティングだったかがわかります。

『今日一緒にラウンドした人で、僕より若くて、上手くて、イケメンの人がいました。井の中の蛙感を痛感しました。』

どうやら王様Ｕ君を上回る王子様に完敗したようです。世の中の広さを知ったＵ君。どんな物語でも、ステージを進めばさらなる強敵がいるものです。

『・・・さすがに今回ばかりはへこみました。あれだけ練習してもダメでした。もうだめです。』

かける言葉もみつかりません。

・・・。そろそろ帰りましょうか。

明日への道

群馬方面の自宅に旅立つＥ君を見送り、Ｋ君、Ｕ君との重苦しい車内。

ラウンドの悔しさがこみ上げてきて、また吐きそうになっているＫ君。

いつもなら爆睡しているはずのＵ君も一点をみつめたまま動きません。恐いです。

と、そんな静寂の車内に、

ピロ～ン

『・・・・・・・・・・。』

『Ｎさん、すいません。ちょっと寄って欲しいところがあるんですが、、、』

Ｋ君のスマホからＬＩＮＥの着信音が鳴り響いてからＫ君の顔つきが変わりました。

Ｋ君に言われるまま向かった先は、、、

ゴルフ練習場でした。

もうゴルフはしたくないと言ってたＫ君をゴルフの練習に向かわせた原因がこちら↓

今日、別のゴルフ場でラウンドしていたＳ常務からの１００切り報告レポートでした。ちなみに来年日本オープンが開催されるゴルフ場のバックティーからのラウンドです。

前夜の決起集会でお互いの健闘を誓い、Ｓ常務は９５、Ｋ君は８５を目標にしていた様ですが、Ｓ常務は２打足りず、Ｋ君は２５打足りなかったことになります。

※前日深夜まで及んだ決起集会。時間を忘れてゴルフ談義をする二人。

『くっそー、とにかく悔しいです。Ｓ常務に負けたのも悔しい。この悔しさを消すにはとにかく練習するしか無いです。』

もうゴルフしないなんて、言わないよ絶対。なＫ君。

Ｕ君をカメラマンにスイングチェックをおこないながら球を打ち続けます。

叩きのめされたカレドニアン・ゴルフクラブをイメージして球を打ち、１番ホールからもう一度脳内ラウンドする２人。

ちなみに脳内ラウンドの結果は、Ｕ君が７４、Ｋ君は１０１でした。こうして約２時間球を打ち続けようやく今日のゴルフを終えることができました。（Ｅ君は高速道路をまだ北上していると思います）

練習を終えた二人にあらためて話を聞いてみました。

Ｋ君　『今日のスコアが僕の今の実力なんですよね。試合だからいきなりいいスコアが出る訳がありません。単純に努力の仕方と量が足りなかったんでしょう。もっと練習して底力をあげて、絶対上手くなってやります。』

Ｕ君　『このままじゃだめですね。３年後、日経カップの出場を得る年齢になるころ頃には、試合でパープレーでまわれるくらいになっていたいです。』

ふたりの熱い決意とともにようやく帰宅の途につくふたり。長い一日が終りました。

こうして２０１９年の企業対抗シリーズ（日経カップ、インダストリーカップ）を締めくくる”俺たちの企業対抗”ＧＤＯ企業対抗ゴルフ選手権への挑戦は幕を閉じました。ゴルフを楽しみ、真剣に取り組む参加企業の皆さんに刺激を受け、来年こそレベルアップしてこの舞台に戻ってきたい。と、心に誓うサイエンスフィット日記メンバーなのでした。

つづく