Hole 30　俺たちの企業対抗。ＧＤＯ企業対抗ゴルフ決勝大会編【バックナイン】

熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

ＰＲＧＲで販促を担当しておりますＮです。

ゴルフメーカーＰＲＧＲが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。

引き続き”俺たちの企業対抗”ＧＤＯ企業対抗ゴルフ選手権決勝大会の模様をお届けします。

※チームメンバーがバラバラの組でラウンドする関係上、私（Ｎ）のラウンドの模様をほぼ画像無しでお送りします。

完全に試合の空気と難コース、カレドニアン・ゴルフクラブにやられて、Ｎの前半のスコアは４９！！

ラウンド中は棄権して帰ることばかりを考えておりましたが、ランチタイムで同伴競技者の皆さんとお話していると、企業対抗競技に対する思い入れ、ゴルフに対する情熱をひしひとし感じ、”後半は頑張ろう！”と心を入れ替えました。

さぁ、そろそろスタート時間です。

ゾーンへの入り口

【No.10　350yard　par4】

ティーショットはフェアウェイ右サイド狙い。セカンドショットは安全にグリーン中央狙い。

カレドニアン・ゴルフクラブＨＰより転載

前半のあがり３ホール連続パーの流れを切らしたくない、大事なスタートホールです。

●１打目：３番ユーティリティー

距離はいりません。信頼感のあるユーティリティーで打って、フェアウェイ左サイドにナイスショット！良い感じをキープしています。

●２打目：残り１５０ヤード

９番アイアンで放ったショットは、

『行けっ！』

ドン！ピタッ。

ピン横２メートルにナイスオン。サイエンスフィットで習ったことを思い出して本来のアイアンのキレが戻ってきました。

●３打目：カップまで２メートル

この絶好のバーディーチャンスは！！

『来い！！』

カップに３０センチ届かず、パー。全然打ててませんが、流れは切れていません。

【No.11　342yard　par4】

距離は無いが、ティーショットの精度が問われるホール。グリーンが小さいのでセカンドは高く止まるショットを要求される。

●１打目：２番ユーティリティー

ここも短いのでユーティリティーで安全にショット。ちょっとダフッたけど、フェアウェイをキープ。

●２打目：残り１５５ヤード

手前のバンカーを避けて大きめの７番で打つも、右にこすってボールはグリーン右のラフ。

●３打目：残り１５ヤード

ここは必殺のＲ５５ウェッジで。

コッ

『ヤバイ！右から左に下ってたー！！』

ちゃんとグリーンを確認するべきでしたね。ボールはピンから１５メートルオーバー。これを好調のパットで何とか２パットで凌いで、このホールはボギー。連続パーは途切れましたが、流れは悪くありません。

『３ホールで１オーバーだったら、ハーフで３９。なんとか８０台でラウンドできるな。』

この感じで行けば、チームに貢献できるかもしれません。諦めちゃダメです。

【No.12　185yard　par3】

距離のあるショートホール。大きなグリーンは中央から馬の背になっており、落としどころが難しい。

（キャディさん）

『今日のピン位置だと、、、ピンの左に落とすと強烈な左傾斜なので全部バンカーに入っちゃいます。』

（キャディさん）

『右サイドに落としても右傾斜なので右に流れてパーは難しいです。高い球でピンの右２ピン以内に止めてください。』

あの、僕らアマチュアには要求が高すぎませんかね。とにかくピンの左はノーチャンスっぽいのでグリーン右手前を狙います。

●１打目：５番アイアン

ビシッ！！

『あかん！！』

無情にもボールは大きくフックして左方向へ。

●２打目：残り２０ヤード

バンカーには入っていないものの、バンカー越えのアプローチとなります。

グリーンはちょっと弱いと戻ってきてしまうような上り傾斜なので、サンドウェッジのロブショットでピンデッドに狙いたいと思います。

ザフッ

ボソ。

『！！！』

思いっきり手前をダフってボールはバンカーへ。やるような気はしてましたが、予感が絶望に変わりました。

●３打目：残り１５ヤード

ここでバンカー脱出の秘密兵器。Ｒ５５ウェッジの出番です。大きなソールがバンカーの砂を弾いてくれるのです。

ボン！！

トン、、、コロコロコロコロコロコロコロコロ、ボソ。

『！！！』

な、なんとうまく脱出したのに、グリーンの傾斜が凄すぎてバンカーに戻ってきました。耳の奥のほうで絶望の鐘がガンガン鳴っています。

●４打目：残り１５ヤード

ボン！！

トン、、、コロコロコロコロコロコロコロコロ、ボテ。

『。。。。。』

●５打目：残り１５ヤード

ボン！！

トン、、、コロコロコロコロコロコロコロコロ、

『は、は、入れー！！！』

コロン。

入りました。

グリーンエッジのスプリンクラーの穴に。

無間地獄から幸運にも抜け出せましたが、このホールは痛恨の７打。これで８０台の目標も幻と消えました。

競技ゴルフの試練

【No.13　355yard　par4】

右サイドが大きな池のホール。キャリー２００ヤードで池を越えるが、安全に左サイドを狙うか、池越えを狙うか勇気が試されるホール。

前のホールであまりにもやりすぎて意識朦朧。記憶もほとんどありません。

●１打目：ドライバー

もう池越え狙いで攻めるしかありません。渾身のドライバーショットは、

バキィィー！！

池をギリギリ越えました。推定飛距離２０１ヤード。どんどんドライバーが飛ばなくなっていきます。

●２打目：残り１４０ヤード

９番アイアンで打ったショットは引っかかって、

ボフ。

『！！！！！』

グリーン左奥のバンカーへ。

●３打目：残り２５ヤード

ピンまでは強烈なスライスの下り。オーバーしたら池です。それ以外は右も左も全部バンカーで囲まれています。

『ギブアップ。』

逃げ出したいシチュエーションですが、誰もそれを許してくれ無さそうな雰囲気です。

ボン！！

ボソ。

出ません。バンカーに対してのＰＴＳＤがハンパないです。

●４打目：残り２２ヤード

仕方なくピンと逆の左方向に打ってなんとかバンカーを脱出。

強烈な下り傾斜を３パットで耐えてこのホールはトリプルボギー。

『ちーん。』

夢と希望を真新しいフカフカの砂に打ち砕かれ、本日の業務終了のチャイムが頭の中で鳴りました。

【No.14　357yard　par4】

セカンドが打ち下ろしのミドルホール。ティーショットは７個のクロスバンカーを避け、セカンドではピンをデッドに狙いたい距離感が難しいホール。

●１打目：ドライバー

前２ホールの惨劇を引きずりつつ打ったショットは、やや右に出ましたが問題無さそうです。

●２打目：残り１１０ヤード。

５０度のウェッジで打ったボールはトップしてグリーンの奥へ。

『くっそう！』

なかなかうまくいかずに苛立ちが湧き上がってきます。

と、隣のホールとの境の林に人の姿が、、、

あれ？

我らがサイエンスフィット日記の王様、Ｕ君です。

『お、おうＵ！こんなとこで何やってんだよ。』

『あ！おざーす。いやぁ、ショートホールのティーショットでシャンクしまして、ボール探し中ですよ～（笑）』

それは一瞬の邂逅でしたが、王様だろうが思い通りにならないこともあるんだな。と、あらためて思うと多少気が楽になりました。

ありがとう、Ｕ君。おまえも色々大変なんだな。

●３打目：残り１２メートル

壁のような土手を越えた先に、強烈な下りフックラインのグリーンがあります。

考えてもしょうがないから手打ちでコツンとパターを打ったら、奇跡的に３０センチに寄って久しぶりのパーをゲット。

『Ｕ、俺はやったぜ。見ていてくれくれたか？お前の分まで俺は生きてやるぞ。』

※Ｕ君は死んでいません。

【No.15　470yard　par5】

グリーン周りの景観が特に美しい名物ロングホール。２オンを狙うには狭いフェアウェイの左サイドをキープしたい。オーガスタ・ナショナルの１３番ホールを彷彿とさせるグリーン周りは池に囲まれており、２オンを狙うには正確なショットが必要となる。イーグルとダブルボギーが紙一重の戦略性の高いホール。

今日の私の飛距離では２オンは無理。安全に３オンルートでバーディーを狙いたいと思います。

●１打目：ドライバー

冷静さを取り戻し、フェアウェイ左サイドのベストポジションへ。

●２打目：残り２５０ヤード

８番アイアンで今日イチの会心の当たり。ボールは残り９０ヤード地点のフェアウェイど真ん中に。

●３打目：残り９０ヤード

５６度のサンドウェッジのフルショットで、ピン横４メートルにオン！狙い通りのバーディーチャンスがやってきました。

●４打目：残り４メートル

『よし！絶対決めてやる！！』

ガッ、

超高速グリーンの事をすっかり忘れて入れに行ったパットはカップを６メートルオーバー。

結局このホールは３パットでボギー。高速グリーンは入れに行っちゃダメですね。

【No.16　330yard　par4】

距離は短いが、フェアウェイを外すと斜面やコブにつかまってしまう。確実に平らなフェアウェイをとらえてグリーンを狙いたい。

●１打目：３番ユーティリティー

これも確実にフェアウェイをキープ。頼れる相棒です。

●２打目：残り１１０ヤード

得意な距離を５０度のウェッジで。今日は引っかけが多いので、グリーンのちょっと右狙いでいきます。

ビシッ！

コーーーーン！

コーーン！

ガササ

狙い通りに飛んで行ったボールはグリーン右にあるカート道路をツーバウンドして４０ヤード先の林へ。

ここから頑張って脱出して、結局４オン２パットのダブルボギー。

【No.17　150yard　par3】

縦に長い２段グリーンが特徴のショートホール。左サイドはあごの高いバンカーが連なる。バンカーを避け、グリーン右サイドを狙いたい。

距離は短いけど、とにかくグリーン左のバンカーが恐いです。ちなみに先ほどＵ君がシャンクを打って右の山に打ち込んだホールでもあります。

●１打目：８番アイアン

左へのひっかけを極力警戒しつつ、グリーン右サイド狙いでシャンクが出ないように慎重に放ったショットは、、、

ボフッ。

結局引っかけてグリーン左のバンカーへ。地獄バンカーに入りました。

●２打目：残り１０ヤード

う～ん。実際にバンカーに立つとグリーンは背丈よりも高くて何も見えません。絶好のフォトスポットなのですが、そんな心の余裕もありません。

Ｒ５５ウェッジだと高さが出ないので、サンドウェッジのフェースをめちゃくちゃ開いて今までの恨みの全てをフカフカの砂にぶつけたら、、、

ドフン！

出ました。

ただし下り傾斜だったのでカラーまで転がっちゃって、このホールはダボ。

『やった。やっぱりバンカーは恐がっちゃだめだね。横綱の土俵入りくらいのイメージで砂をぶっ飛ばしてやればいいんだ。』

独自の理論でバンカー恐怖症を克服しました。そしてもうダボくらいじゃ、びくともしないメンタルも手に入れてます。

【No.18　486yard　par5】

ティーショットからグリーンまで池が絡む戦略性の非常に高い右ドッグレッグのロングホール。２オンも可能だがグリーン周りに逃げ道が無く、グリーンで止まるロングショットが必要。

さあ、最終ホールです。最後は気持ちよく池を越えたいところ。

●１打目：ドライバー

バッキィィー！！

ボールは右の林に一直線。行ったらアカンとこやん。

●２打目：残り２２０ヤード

新たなる惨劇を覚悟してましたが、なんとボールは林を抜けてフェアウェイ右サイドのラフまで出ていました。ラフＯＫルールならドラコン賞獲得です。

さすがに池越え、バンカー越えのグリーンを狙う気にはならず、５番アイアンで安全そうな場所に刻みます。

●３打目：残り５０ヤード

刻んだところはちょうど花道で、バンカーも絡まない絶好のポジション。

もうここはアプローチの秘密兵器、Ｒ５５ウェッジしかないでしょう。

『ライ角通りにボールに近づいて立って、肩から肩の振り幅イメージでコックを使わずに体の回転で、、、』

コーン

トン、、トン、コロコロコロコロ、コロコロ、コロ、コロ、コロ・・・

『最後にキタ！バーディチャンス。』

●４打目：残り４メートル

もう無理はしません。４メートルの下りのラインをそ～っと打って、カップに近づけて、無事カップイン。最終ホールをパーで終えることが出来ました！！

『はあああああ、やっと終わった。』

ストレスが体じゅうから抜けていくのがわかります。サウナと水風呂を４セットしてベンチで休むのと同じくらいの感覚を味わえました。これが競技ゴルフの醍醐味でしょうか。何とか１８ホールを完走し、ふらふらの足取りでクラブハウスに向かいます。

ＰＲＧＲチームの逆襲

アテストして、スコアカードを提出したらようやく競技終了。いろいろありましたがＮのスコアカードがこちら↓

前半４９、後半４９でトータル９８！

関東屈指の難コース、カレドニアン・ゴルフクラブに思いっきりやられちゃいましたが、なんとか１００は切れました。ちなみに予選大会の時（石岡ＧＣ）は１０１。当時より２打縮まったことが、サイエンスフィットに通って練習を続けた成長の証だと信じたいです。

『いやぁ～、叩いたなぁ。今回もコメ（チーム内ビリスコア）獲得か、、、しょうがない。あとは若手が頑張ってくれてることを祈ろう。』

私は１組目なので、最後にあがってくるＵ君のホールアウトまではあと２時間以上あります。

と、クラブハウス前には各チームの前半のスコアが貼り出されていました。

『え～と、どれどれ。あいつら前半頑張ったかな～。』

え？

『ごごご、ごじゅうはち！？？』

サイエンスフィット日記の申し子、２年あまりに渡りサイエンスフィットで腕を磨いてきたＫ君に何があったのでしょう。

次回、ＧＤＯ企業対抗ゴルフ選手権決勝大会【決着編】に続きます。