熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。
PRGRで販促を担当しております、Nです。
ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。
新型コロナウイルスは社会に様々な影響を及ぼしておりますが、PRGR直営店は店内の衛生管理を徹底したうえで、営業しております。(3/5現在)
つきましては、当面の間グローブレンタルの中止、インストラクターおよびスタッフはマスク着用とさせていただいております。また体調の優れないお客様につきましては、当施設のご利用を控えていただけますよう、ご理解のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。
ゴルフの上達を願って練習を続けるサイエンスフィット日記メンバーにおいても、こんな状況なので今はスタジオでの練習はお休みして、各自個別に練習しております。
『う~ん。参ったぞ。あいつらがスタジオに来ないと新しいネタが無い。困った。』
という、世の中の皆さまの悩みと若干異なる悩みを抱えたサイエンスフィット日記。
この問題を解決してブログを続けるために、今回から数回にわたり、様々なゲストの方にサイエンスフィット・スイングスキャンを体験いただいた模様をお届けしたいと思います。(体験いただいたのは、新型コロナウイルスが大きな影響をおよぼすちょっと前です)
ご協力ありがとうございます!ゲストの皆さん。
スペシャルゲストのスイングスキャン体験
■東京・銀座
ということで、スペシャルゲストの来店情報を聞きつけ、PRGR GINZA EXにやって来ました。
バシーン!
お、解析ルームからドライバーショットの音が聞こえてきました。すでにゲストの方は、ウォーミングアップをしているようです。
中を覗いてみると、、、
『あ、T島さん。お世話になってます!よろしくお願いいたします。』
『よろしくお願いします。スイングがどれくらい変わってるか、楽しみです~。』
記念すべき第1回目のスペシャルゲストは、ゴルフライター(たまにバーのマスター)のT島さんです。
※サイエンスフィット日記的にイニシャルで呼んでいるのではなく、すでに通り名が”T島”さんなのです。当ブログとの相性抜群なお名前!
さまざまなゴルフ雑誌、WEBサイトでゴルフ関連記事を執筆しているT島さんですが、自身の情報発信メディアとしてnote
↓
東京で大人気のクラブフィッティングスタジオ、大蔵ゴルフスタジオ(PRGR TUNEも大変お世話になっております!)のサイト内の特派員ブログ
↓
有名ゴルフアナリスト、マーク金井さんの主宰するアナライズのサイト運営
↓
YouTube”マーク金井チャンネル”の撮影、編集などなど、多くの媒体で情報発信されている方なのです
↓
※これくらいで紹介を終らせないと本編を読んで頂けない可能性があるくらい、どれも見始めたらおもしろくて止まりません。
そんな人気ゴルフライターのT島さん。自身も70台でラウンドする実力を持つゴルファーですが、日々の練習の成果を確認しに、定期的にPRGRサイエンスフィットに足を運んでいただいているのです。
※2017年にPRGR GINZA EXがオープンしてからも何回か測定に来ていただいてました。
スイングスキャンの測定は2回目というT島さん。目指すべきスイングに向けて普段練習に取り組んでいる成果を、確認していただきたいと思います。
まずは測定前の準備。T島さんの体につけたセンサーをブース内のカメラがとらえ、画面にT島さんのアバター(分身)を登場させます。
T島さんの自然な状態の腕の角度(ナチュラルプロネーション)を計測し、T島さんに合ったスイングタイプを確認します。
準備完了。では打っていただきましょう。
バシイー!!
さすが!いいショットです。
T島さんの今の課題は、ダウンでクラブを寝かしたシャロースイングに取り組んでいるようで、お悩みはアイアンの調子が悪い。とのことです。
『オッケーです。じゃあ、T島さん、測定結果を確認してみましょう。』
解析はPRGRサイエンスフィット直営統括部長の宮川部長が担当します。
『ヘッド挙動を計測すると、T島さんのスイングタイプは、【インサイドアウト、アッパーブロー軌道】のAゾーンですね。効率的に飛距離を出せるスイングタイプです。ただ、ちょっとインサイドアウトの度合いが以前より大きくなってますね。』
『あれ?う~ん、だからたまにプッシュアウトが出るのかなぁ。』
『シャフト挙動の計測結果を見ると、テークバック、トップでのフェースの角度は理想的で全く問題ないです。ひとついえば、アンコック角という、ダウンスイングでの地面に対するシャフトの角度がプロ・上級者は120度くらいあるんですが、T島さんは87度。タメが早くほどけてしまっています。この角度が大きくなればもっと飛距離が伸びますよ。』
『そう!もうちょっと飛距離が欲しいんですよねぇ。』
『最後にスイングスキャンで計測したT島さんの体の動きを見てみましょう。』
『・・・。(数字だらけで何がなんだか)』
『今回注目していただきたいのはこの数値、つかまり指数です。』
『これはスイングスキャンで計測した手の動きをもとに、どれだけボールを捕まえる動きができているかというのを表す指数なんです。』
『手でボールを捕まえる動きは、大きく分けて3つあります。ひとつは左手首のヒンジ(前後の動き)ですね。インパクトで左手首を手のひら側(掌屈)に折れればハンドファーストインパクトなので、ボールはつかまります。逆に手の甲側(背屈)だとフェースは開きますね。』
『次に左手首のコック(左右の動き)。コックができた状態でインパクトを迎えると手の位置が低くなり、ボールがつかまります。その逆でコックがほどけた状態は手が浮き上がってしまいます。』
『最後に腕の回旋です。アドレス時よりインパクトで腕の回旋が戻りきれていないとフェースが開くので、当然つかまりは悪くなります。』
『この3つの数値で導き出したT島さんの”つかまり指数”は20です。これはかなりレベルが高いですね。以前測定した時よりも改善されています。』
『うほっ!やった。うれしい~。』
スイングスキャンの新しい評価指標である”つかまり指数”。
聞き慣れない言葉ですが、プロ、上級者は総じてこの数値が高くなります。まず手でボールをつかまえる体勢を作ってから、体の動きでボールがつかまり過ぎるのを調整する。というのがゴルフ上達の近道のようです。
体を使ってボールをつかまえようといくら頑張っても、肝心の手でボールを捕まえる動きが最初にできていないと球筋が安定しないようです。(そう、私のように。)
シャローイングレッスン
『T島さんの手の動きは凄く良いので、あとは体の動きを調整したらもっとよくなりますよ。』
なるべくシャロー(横振り)にスイングして、ボールへの進入角度を緩やかにし、球筋を安定させようとスイング作りしているT島さん。実際にスイングスキャンで測定すると、体の回転を積極的に使うべきFタイプなのに、ダウンスイングでは腰があまり回っていないようです。
スイング動画を見ると腰は回っているように見えますが、スイングスキャンでスイングを細かく区切って確認してみると、T島さんの腰が動いているのはインパクト以降のようです。
『ダウンスイングが始まるくらいの時に、腰はすでに20度くらい回転していたいですね。』
ダウンスイングの3/4の時点で、腰を20度回転させる。そんな複雑な細かい動きが果たしてできるのでしょうか?
『じゃあ、スイングスキャンの画面を見ながら、一緒にやってみましょう。このタイミングで、こう!』
『ううう~、きつい!でも、こんな感じなんですね。画面見ながらやるとよくわかります。』
スイングスキャンで体の動きを確認しながら体感したあとは、ベルトループにシャフトを挿して腰が先行して回転する感覚を身につける練習をします。
『シャローイングでクラブを低くしようと思ったら手を下げればいいのですが、体が使えていないと意味が無いので、ダウンスイングでの腰の回転と右わき腹の側屈(サイドベンド)を意識しましょう。』
最近流行りのシャローイング。表面上だけ真似てスイングがおかしくなって、宮川部長に相談してくるお客様が増えているようです。(そう、私のように)
『ダウンスイングの切り替えしで一旦スイングを止めて、腰から始動する練習も効果的ですよ。これはボールに当てる練習ですね。手は形ができていたら何もする必要はありません。体がまわればボールをとらえられます。』
『なるほど!だんだんわかってきましたよ。』
最後にもう一度ドライバーを打ってもらいましょう。
スイングスキャンの計測結果を見てみると、、、
ダウンスイングの3/4の時点では、先程まではほとんど無かった側屈(サイドベンド)が10度できて、腰も16度回っています。
『うん、だいぶ良いですよ。目指しているスイングは間違っていないと思いますから、どれくらいできているかをまたサイエンスフィットに確認しにきてください。』
『いやぁ、良かった。前回より良くなっている点や、ダメな点が一発でわかるし、練習する目的もわかるからいいですね。また来ます。サイエンスフィット最高~。』
ということで、スペシャルゲストのサイエンスフィット・スイングスキャン体験。第1回目のゲストT島さんでした。
もともと上級者ですが、さらにレベルアップするために練習を続けているT島さん。そのあくなき探究心のお手伝いができて何よりでした。
あ、ちなみに早速スイングスキャンの体験記を、当ブログの100倍わかりやすく、1万倍おもしろく自身のnoteに書いていただいてます。本当にありがとうございます!
さて、次回のゲストはいきなりあの大物が登場予定です。お楽しみに!
つづく