熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。
PRGRで販促を担当しております、Nです。
ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。
いよいよ企業対抗ゴルフの最高峰、日経カップまで残り数日。
競技セッティングの難コース、筑波カントリークラブでの練習ラウンドをおこなうK君の前半のスコア46でした。さぁ後半巻き返せるのか。そろそろスタート時間が近づいてきました。
『今日の目標スコア90は絶対クリアしたいと思います。調子は悪くないので頑張ります!』
気負いも無く、練習ラウンドを楽しんでいる様子のK君。これは期待できそうです。引き続きエースY選手にコース戦略をレクチャーしてもらいながらラウンドします。
後半9ホールスタート!
10番ホール 544yds パー5
■Y選手MEMO:左は十分広いからティーショットは左狙い。サードショットでフェアウェイの木が邪魔にならないように、セカンドでは番手と方向も考えて
午後のスタートはロングホールから。Y選手のアドバイスを守ってK君は、
左の林に突入。そこまで左に打てとは言っていない。
K君につきっきりでコース戦略をレクチャーするY選手とS先輩とキャディさん。
明日の日経選手を育てる。今年のPRGRチームのテーマは”つなぐ”です。
11番ホール 378yds パー4
■Y選手MEMO:右の林の奥には池があってロストボールになる危険もあるから、ティーショットは左狙い
5番ウッドで安全・確実にフェアウェイへ。
打ちたかったのにボールは右の林へ。
ダッシュでボールを捜しに行くK君。ロストだけは嫌です。
何とかボールを見つけて林から脱出し、グリーンを狙うも。
グリーン右手前のバンカーへ。やはりこのホールは左から攻めた方が良さそうです。
ただしここはナイスアウトでボギーで切り抜けました。バンカー力が格段にあがっています。
12番ホール 449yds パー4
■Y選手MEMO:距離の長いミドルホール。セカンドは打ち上げだし2オンは諦めて安全に行った方が絶対良い。
このホールでも、
ボールは左に曲がりラフへ。
深いラフと長い距離に苦しむK君ですが、
何とかアプローチを寄せて耐えまくっています。
13番ホール 223yds パー3
■Y選手MEMO:ここも長いショートホール。グリーン左手前の花道がグリーンだと思って2オンのボギー狙いで十分。ここは我慢ホール。
前の組を待つ間、再びY選手のスイングチェック。
『ボールに当てようとして、アドレスで自然と右肩が前に出てるな。この状態で打てばボールは左に飛ぶし、左を怖がったら右へのプッシュアウトが出る。』
ということで、Y選手にアドレスを整えてもらいました。ラウンド中もセルフチェックを忘れないように気をつけます。
さあ、グリーンが開きました。筑波カントリークラブでも一番距離の長いショートホール。
Y選手は窮地を救うお助けクラブ”Q”の18度で確実にグリーンオン。
S先輩は5番ウッドでグリーンを狙うもわずかに届かず、一番入れてはいけない手前のバンカーへ。
さあ、K君の5番ウッドのショットは!
完全にビビッて手打ち。
トップしてグリーン20ヤード手前の花道に。
『ここベストポジションだよ。本番では下手にグリーンを狙うより、5番アイアンでここを狙うという選択肢もあるよ。』
安全な位置からのK君のアプローチは、
あわやチップインというナイスアプローチ!
14番ホール 552yds パー5
■Y選手MEMO:ティーショットは広く打てるけど、ドライバーを使う必要は無い。セカンドからコースが狭くなっていくから大事なのはセカンドショットの正確性。
右にほぼ直角に曲がるドッグレッグホール。右の木を越えればベストポジションだが曲がりすぎるとOB。左は広いがグリーンまでの距離が長くなる。そして真っ直ぐは飛びすぎたら奥のラフに行ってしまいます。
S先輩のショットは右の林を越えるハイドローでフェアウェイをキープ。さすが(元)日経選手です。
ここをK君は3番ウッドでティーショット。
見事フェアウェイをキープしました。
ベストポジションからのセカンドショットは、左右を木に囲まれプレッシャーがかかるなかフェアウェイをキープ。
さあ、バーディーチャンスにつけたいPWでのサードショットは、、、
シャキーーーン!!
『ひええ~!』
なんとベストポジションからのK君の3打目はまさかのシャンク。
ボールは、、、
OB杭のソノサキへ。
チャンスが一転、大ピンチになってしまいました。
唯一の救いは、これが練習ラウンドであったということでしょう。
15番ホール 155yds パー3
■Y選手MEMO:距離は短いけれど、2段グリーンで落としどころが難しいショートホール。安全にグリーン左の土手狙いで良い。うまくキックしたらピンに寄っていくから。
前のホールのOBを引きずることなく前を向くK君。でもまたシャンクしたらどうしようという不安の表情も隠しきれません。
だが、このホールは何とかY選手のアドバイス通りカラーまでボールを運び、
パターで寄せて見事パーをゲット。シャンクOBの悪夢を払拭しました。
16番ホール 454yds パー4
■Y選手MEMO:ここはティーショットが打ちにくい。ドローヒッターは右の林のギリギリを打っていかないとセカンドでグリーンを狙えないし届かない。
右の木のプレッシャーに負けたK君は引っかけて左の林へ。
2打目は林から出すもフェアウェイまで届かず。
ラフからの残り220ヤード。ユーティリティーで打つも100ヤードしか飛びません。
一方、フェアウェイど真ん中からのS先輩のセカンドショットは、、、
シャキィィーーーン!!
『はうっ!』
まさかのシャンク!ボールは右の林の奥へ。
後輩に取り憑いたシャンクの呪縛を自ら引き受けるS先輩。後輩のためにできる限りのサポートをする”つなぐ”を実践する素晴らしい先輩です。
そしてラフに手こずりなかなかグリーンまで辿り着けなかったK君、グリーン手前からのアプローチは、、、
これもピタリと寄せて1パットで耐えました。
『アプローチは良かったけど、途中のショットは完全に心のスタミナが切れていたな。1打1打に集中して絶対にキレないように。たった1打に俺たちは今まですごく悔しい思いをしてきたんだ。』
後半になってくるとどうしても集中が切れたり、投げやりになったりしがちですが、最後まで集中を切らさない。”1打に執着する”のは競技ゴルファーにとってとても大事なことのようです。
17番ホール 411yds パー4
■Y選手MEMO:フェアウェイキープが第一。セカンドはグリーン左手前のバンカーが厄介なので、大き目のクラブを選んだほうが良い。
フェアウェイキープを狙ったK君のショットは右の林方向へ。。。
『目を切るな!』
『へ?』
『Kはミスするとすぐに下を向くけど、ちゃんとボールを落下まで見続けなきゃだめだよ。競技で一番怖いのはロストボールだから。試合じゃあ同伴競技者は真剣にボール探してくれないよ。』
確かに試合でロストして、ティーグラウンドに走って戻って後続組に見られる中打ち直すなんて、何年経っても夢に出てきそうな状況です。自分のボールは自分で責任を持って確認する。特にこの深いラフの中では大事なことです。
後半ショットが安定しないK君ですが、
このホールもアプローチを上手く寄せて、4メートルのパットを決めてくれました。
18番ホール 386yds パー4
■Y選手MEMO:ここは左サイドが意外と広いんだ。ティーショットは左前方のちょっと高い木狙い。奥行きがあるのでドライバーで打ってもラフまで行かないから。逆に右に行ったらノーチャンス、ボギー確定だよ。
さあ、ようやく最終ホールです。従来の日経カップだとグリーン周りはギャラリーが取り囲んでいます。否が応でもテンションのあがるこのホール。
K君はY選手の指示どおり、奥の高い木方向にナイスショット!
ギャラリーの見守るであろうグリーンに向かって、K君の第2打。
これが、
なんとピン横80センチのスーパーショット!!
見えないギャラリーに向かって胸を張ってグリーンにあがってくるK君。本番でもこの雄姿をぜひ見せて欲しいところです。
最終ホール、バーディーパットを、
見事に決めてバーディーフィニッシュ!
難コースに苦しみましたが、最後は見事にコース攻略に成功しました。
練習ラウンド結果発表!
1日アドバイスを送り続けてくれたエースY選手と感謝の肘タッチ。
そして永年のライバルであり、高い壁であるS先輩とも健闘を称えあう肘タッチ。
こうしてK君の日経カップ18ホールが終わりました。
そのスコアがこちら。
前半46、後半48でトータル94!!
残念ながら目標の90には届きませんでした。
『う~ん。やっぱり難しかったです。ショットが安定しなくて大変でした。でもショートゲームは自分でも良くなってきたと思います。』
後半はショットが暴れる一方、アプローチ・パターで何とか耐えていたようです。というか、後半のパット数が驚きの10パット。
トータルでも25パット。これはショートゲームの実力が上がったと喜ぶべきなのか、ショット的には完全に100を打っていたと悲しむべきなのか難しいところです。
もうひと組があがってくるまで、練習グリーンで今日のイメージを忘れないようにパッティング練習をするK君。
実は前回のY選手とのラウンドで、勘に頼ったパッティングと練習不足を指摘されたので、自宅でひたすらパッティングの練習を続けていたのです。
その練習パートナーがこれ。きれいな巡回転で打たないと前に転がらないボール。
Y選手からプレゼントされたこのボールでひたすら練習を続けて来たのでした。
と、もうひと組も最終ホールグリーンに姿を現しました。
Y田選手のバーディーフィニッシュで、こちらも練習ラウンド終了。
日経カップ選手ミーティング
ラウンド終了後、選手たちはレストランに場所を移し、試合に向けたミーティングをソーシャルディスタンスを保ちながら行います。
ちなみに、本日の日経カップ選手のラウンド結果は、
Y選手 75
N田キャプテン 89
Y田選手 85
K君 94※
で上位3名のスコアを合計したチームスコアは249ストローク(※印はカウントされない)
雨でコンディションが厳しかったとは言え、やはり昨年に比べるとレジェンドM選手が抜けたチーム力の低下は否めません。例年予選カットラインはだいたい245ストローク前後なので、試合では最低でも1人1打ずつスコアを縮めないといけません。
『今年は選手選考会もできなくて俺たちは推薦で選手になったんだけど、このスコアじゃあ選手になれなかった人達に申し訳無い。本番までの数日間、最後の最後まで練習して試合では1打1打真剣に、大事にいこう。』
決意を固くするPRGR代表選手に去年のような笑顔はありません。
例年と違う状況のなかで大会が開催される喜び、試合に出れる喜びを噛みめながら、それ以上のプレッシャーの中で日経戦士は戦うのです。
最後に、S先輩からエールを送られるK君。
ちなみにK君の永遠のライバル、S先輩の本日のスコアは44・40の84!
K君はもとより他のレギュラー選手さえもスコアで圧倒したS先輩。ここにきて絶好調に突入した模様です。
『筑波ベストでた!やっぱり気楽にラウンドするとスコアも良くなるな~。Kも本番は気楽にね、がんばれよ。』
『・・・が、がんばります。(く、くそう!!!)』
S先輩との直接対決は今回もS先輩に軍配が上がりました。(通算成績0勝5敗)
こうしてK君の日経カップ練習ラウンドは終了。さぁ、あとはいよいよ本番の日を迎えるだけです。
『じゃあな、K!本番頑張れよ!』
何やら不安そうな表情のK君。
『あ、あの~。最後にもう一回だけゴルフいきませんか?やっぱりショットが不安で。。。』
『マジかよ!どんだけゴルフ行くんだよ。俺のお小遣いいくらか知ってるか?わかったよ。行くよ、行こうぜ!』
ということで”ゴルフ行こうぜ!”シリーズもいよいよ大詰め。次回はK君が意外な相手と真夏の死闘を繰り広げます。お楽しみに!
つづく
この日、たまたま会社の選考会で筑波におりました。アイドルを見るような目でみなさん一人ひとりをみつめていたのは、私です。
ひでりんさん
コメントありがとうございます!当日いらっしゃったんですね。お恥ずかしい限りです(^_^)
一打一打に集中して絶対にキレない…。考えさせられます。
カズさんさん
コメントありがとうございます!午後の14番ホールくらいからだらけてきて会話も少なくなる。ゴルファーあるあるですが、大事なのは集中力の持続らしいです(^_^)
さすがにエースY選手の言葉は重さと優しさと厳しさ全てを感じます
シュガーレイレナードさん
コメントありがとうございます!普段誰にでもやさしいエースY選手ですが、日経カップのチームメイトにだけはメタクソ厳しいことで有名です(^_^)