皆さま、こんにちは。
プロギアで販売促進を担当しているNです。
PRGRの新しい直営レッスンスタジオ『PRGR GINZA EX』に通って上達を目指すゴルファーを紹介するリアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記。第2部ではPRGRの若き3名のスタッフをモデルとしてとりあげ、上達への道のりをレポートしていきます。
70台を目指す平均スコア93のアベレージゴルファーのK君と、スイングがぶっ壊れてスコアどころじゃないF君。
そんな二人にレッスンをおこなってますが、PRGR GINZA EXではさらに上のレベルを目指す上級者(エキスパート)、競技ゴルファーに向けた解析、レッスンもおこなっていますので、そろそろリアルなエキスパートゴルファーに登場いただきましょう。
■11月初旬 PRGR GINZA EX
ピンポーン
スッ、、、
大変お待たせしました。PRGRの若手内勤スタッフ、ベストスコア69のU君の登場です。
U君は高校時代ゴルフ部に所属し、全国大会出場経験もあるエキスパートゴルファーです。ちなみに年齢は松山英樹プロと同じ25歳で、誕生日まで一緒というおまけ付き。もちろん松山プロとは全国大会でも同じ会場で戦っています。(かたや優勝候補のスター選手、かたやギリギリ関東大会を通過した無名選手なので、一瞬すれ違うことさえ無かったとのことです。)
ヌッ、、、
なぜかF君も登場。U君の先輩として後輩の初参加を見守りに来たのでしょう。11月に入っても半袖です。
N 『お疲れ!ようやく真打ち登場だな。』
U君 『すいません。内勤なのでどうしても業務終了後にしか来れなくて。皆さま、お待たせしました!キリッ』
もう、やる前から自信満々です。そりゃ、K先輩やF先輩の情けない状況をブログで見ていたら自信満々にもなるでしょう。
本日U君のスイング解析、レッスンを担当するのはご存知PRGR GINZA EXの京村店長です。
サイエンスフィットでは、レッスン開始前に個人カルテをもとに問診を行い、現在のゴルフの悩み、目標、取り組み具合などをヒアリングしていきます。
京村店長 『仕事が忙しいみたいだけど、練習頻度とゴルフの回数は月どれくらい?』
U君 『練習は年2回くらいです。ラウンドは2ヶ月に1回かな。でも練習しないでも、70台ではまわれるので、問題ありません。キリッ』
京村店長 『(イラッ)。得意クラブ、苦手クラブは?』
U君 『得意クラブはアイアン全般。苦手なのはドライバーです。たまにやや右に逃げてしまうんですが、左にミスすることを考えると問題無いかな、という感じです。ちなみに好きなプロは矢野東プロです。あの完成されたスイングとスタイリッシュなファッションセンスは本当に憧れです。いまのゴルフの目標は来年のRSカップに出場して、予選でメダリストを獲ることです。キリッ』
京村店長 『オッケー、了解。』
恐いもの無しの若者に大人対応する京村店長。この問診でまずはU君のキャラを把握したようです。
先輩のF君が見守る中、U君のサイエンスフィット EXコース(110分)がスタート。
まずは挨拶代わりにドライバーを数発。
これでヘッド挙動とシャフト挙動、体重移動が測定できます。
さすが!するどいスイングです。
弾道も申し分ない内容。これで何か問題があるんでしょうか?
続いてセンサーを体の各部に装着し、体の動きを詳細に3次元測定していきます。
U君 『ちょっ・・・。あの、センサーって女性が付けてくれるんじゃないんですか?』
そんな決まりはございません。もちろん、女性を測定する場合は女性インストラクターがセンサーを装着しますが、そのようなリクエストに応えるお店ではございません。京村店長がベルトを締めつける力も心なしかいつもより強いように感じます。太ももがギリギリと音を立てています。
■センサーとデバイスのキャリブレーション(調整)
※見てるだけでは我慢できなくなり、F君が近づいてきました
U君のスイング測定終了。
さっそく京村店長に解析してもらいます。
①ヘッド挙動(インパクト時のヘッドの軌道、フェースの角度を測定)
目安としてスイングマップでAゾーンに入るとスコアは100を安定的に切れるレベルなのですが、U君の場合はさらにレベルの高いポジションである男子プロに多いゾーンに位置しており、申し分ない数値です。
※『でしょうね。』という態度で説明を聞くU君。
②シャフト挙動(スイング中シャフトをどのように使っているか測定)
シングルハンディのゴルファーも、シャフト挙動を測定するとプロレベルとは程遠い数値が出て皆さんショックを受けるのですが、U君の場合はどうでしょう。それぞれの項目を確認します。
アンコック角は100°を超えているので、しっかりタメが作れています。この数値が高いほど飛距離を出すことができます。
ダウンスイングでのグリップエンドスピードの減速タイミングは22.7%。数値的には男子プロに近いレベル。この数値が少ないと振り遅れが生じて飛距離が出ず、球も暴れやすくなります。
シャフト挙動解析も予想以上の好結果。
京村店長 『思ったより良い数値だな。ちなみにUの数値に一番近いプロはこの人。』
ハーフウェイバック、トップのフェース回転を除くと、TAEM PRGRの平塚哲二プロとほぼ同じ数値です。ツアーでも有数のショットメーカーで、その正確無比なフェードボールにより通算6勝をあげている実力者です。
N 『すごいな、平塚プロと同じだなんて。』
U君 『思っていたのとちょっと違いましたが、、、うれしいです。僕もフェード使いなので。』
※トッププロレベルの数値と聞いて、まんざらでもないU君
③動作測定(スイング中の体の動きを3次元で測定)
最後にスイング中の体の動きをセンサーを用いて詳細に解析します。スイング動画では見えない体の細部の動き、クセを3次元に、数値でも確認できます。京村店長の解析結果は、、、
あ、何かうれしそう。
京村店長 『スイング中の体重移動も、インパクトでの腕の回旋(戻り)もまずまずだけど、一番の問題はこれだな。』
京村店長 『インパクトでの胸の開きが49度。これがたまに出る右プッシュアウトの原因だな。』
京村店長 『あとは、ダウンスイングでクラブヘッドがスイングプレーンの下を通っている。俗に言う”アンダー”、”クラブが寝てる”状態。この状態からインパクトを迎えようとすると、どうしても手の位置が高くなり、インパクトライ角はトゥが下がったトゥダウン状態になる。ここを修正していかないと、シビアな場面で球が暴れだすな。RSカップに出ても100切れないんじゃない?』
虚勢を張っていたU君の快進撃もここまで。ズバズバとダメな部分を指摘され、エキスパートゴルファーのプライドも崩壊状態です。
京村店長 『ためしにコレ打ってみな。』
PRGRサイエンスフィットではおなじみの練習器具『ゴルフの竪琴』でひざの高さにセットしたスポンジボールを打ってみます。
当たりません。右にすっぽ抜けています。
京村店長 『F、打て。』
F君 『・・・。』
なんたる当たり!同じく定番の練習器具『スーパーシャットくん』で軽々スポンジを200ヤード近く飛ばして見せます。
京村店長 『これがEXでまじめに練習してる男とおまえとの違いだ。過去の栄光なんてどうでもいいし、そもそも松山プロはおまえのことなんか知らない。本当に上達したいならしっかり練習して、自分の欠点を克服していくことだな。』
U君 『ぎゃふん。』
腕に覚えのあるシングルハンディゴルファーも、PRGR GINZA EXで詳細な解析を行うと何らかの欠点が見つかり、皆さんいちように落ち込まれるのですが、U君もまったく同じ状況。
自分の欠点を明確にし、いかに練習を続けレベルアップしていくか。PRGR GINZA EXはそのお手伝いをさせていただいてます。キリッ
ピンポーン
ドンッ
と、仕事を終えたK君がマイクラブを担いで登場です。
”ミスターサイエンスフィット”。”GINZA EXの申し子”が、U君とのキャリア、格の違いを見せ付けます。
夜の帳がおりた頃、眠らない街銀座でK君、F君、U君それぞれの練習がはじまります。
つづく
【次回予告・PRGRヤングライオン勢揃い!】