女子プロのように打つ!!パッティング編
目次
安定したショットと正確なアプローチ、パッティングを身につけよう!
飛距離はアマチュア男性ゴルファーとそれほど変わらないのに、マネージメント力に加え、ショットの正確性とショートゲームの上手さでコースを攻略していく女子プロゴルファー。
プロギア サイエンス・フィットの公認インストラクターの宮川まもるによると、一般ゴルファーでも簡単に真似出来るポイントがあるという。
アマチュアゴルファーが真似したい女子プロゴルファーのショット、アプローチ、パッティングごとに解説します。
【パッティング編】
プロとアマチュアの違い
プロはややインサイドに引くが、アマチュアの多くはアウトサイドに引いてしまっている
皆さんはパッティングのヘッド軌道を気にしたことはありますか?
サイエンス・フィットのデータによると約7割のアマチュアがパターのヘッド軌道はアウトサイド・インになっています。原因はパターヘッドを真っ直ぐ引こうという意識が強いから。真っ直ぐ引こうとすると手と体が離れてしまい、自分の意識とは異なりアウトサイドに上げてしまっているのです。
◇アマチュアの約7割の軌道
一方で女子プロのストロークは、ヘッドがインに上がってボールにヒットした後インに戻る「イン・トゥ・イン」の軌道になっています。女子プロには真っ直ぐ引いて真っ直ぐストロークするという意識はなく、手首や腕の余計な動きを封じて胸の回転に従ってフェース面が穏やかに閉開するストロークをしています。
◇女子プロの軌道
女子プロのようにパッティングするドリル①
みぞおちを意識してイン・トゥ・インのヘッド軌道をマスター。
2ボールドリルでインパクトをチェック
ヘッド軌道がアウトサイド・インだと軌道の方向どおりに引っ掛けのミスが出たり、その引っ掛けのミスを防ごうとしてフェースを開いてヒットをしてしまうことで、右へ押し出したりもします。アウトサイド・インの軌道を修正するには、グリップエンドの延長線上にあるみぞおちの辺りを意識してください。腕や手首はアドレスの状態を保ったまま一切動かさず、みぞおちを中心にパターを動かせば、女子プロのような理想的なヘッド軌道になり、ボールを正確にヒットできるようになります。
イン・トゥ・インで正確にフェースでボールがとらえられているかをチェックするドリルを紹介します。ボールを2つ並べて、同時に打ってください。インパクトでフェースがかぶっていたり開いていると、どちらかのボールが先に転がり出します。2つのボールが同時に目標方向に転がっていけば、正確にインパクトができている証拠です。
女子プロのようにパッティングするドリル②
クロスハンドグリップにすれば手首を使わず、体を使ったストロークが自然とできる
女子プロの中でも増えているのが、グリップの握り方を左右逆にしたクロスハンドグリップです。手首を使わず、フェースの閉開も最小限に抑えたストロークが自然にできるので、特にショートパットでは引っ掛けや右に押し出すミスが少なくなります。フェースの閉開が抑えられるのでマレット型のパターヘッドとの相性も良いです。
クロスハンドグリップの握り方を解説します。まず、右手の親指がグリップの真ん中にくるように握り、続いて左手の親指を同じくグリップの真ん中にくるように握ってください。このグリップでパッティングをすると自然と手首が使えず、肩でのストロークになります。あとは距離感だけ注意してください。一般のグリップと比べて右肩が下がらず肩のラインが地面と平行に近くなるので手首を使わない体を使ったストロークがしやすくなります。
◇クロスハンドグリップの正しい握り方とストローク
ショートゲーム
公開日:2018.03.03
最終更新日:2023.06.08