Hole 17 　初心者ゴルファーの苦悩とチャレンジ！

熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

ＰＲＧＲで販促を担当しております、Ｎです。

ゴルフメーカーＰＲＧＲが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。

ＧＤＯ企業対抗選手権でのサイエンスフィット日記メンバーの活躍や、日経カップでのおじさんたちの奮闘、ゾッとするほどやさしい新商品の紹介をしてきましたが、そういえば最近ご無沙汰のメンバーがいます。今回はゴルフ業界が抱えるもうひとつの問題に切り込んでみたいと思います。

■東京・新橋　ＰＭ０：４５

プロギア本社のとある一室に、ご無沙汰しているその”彼”がいます。

コンコン

サイエンスフィット日記メンバーのレベル１初心者ゴルファー、Ｔ君です。

※お昼休みは省エネのためオフィスの照明を落としています。決してＴ君を追い詰めている訳ではございません。

レベル別レッスンをメインテーマとしたサイエンスフィット日記第４部（２０１８年１２月～２０１９年６月）で初登場したＴ君。初心者ゴルファーのレベルアップのモデルという、最も重要な役割を担っています。

そのＴ君が最近サイエンスフィットスクールに来ていないという話を聞きつけ、心配になりＴ君を呼び出して話を聞くことにしました。

『悪いね、昼休みに。最近サイエンスフィットにも来てないみたいだけど、どうしちゃったのかなぁと思って。』

『・・・。』

『ちょっと部屋が暗いね。灯りつけようか。』

パチッ

※使用電力を最小限に抑えるための照明で、決してＴ君を追い詰めて自白を促している訳ではありません。

今回はゴルフ業界が抱える問題、プレー人口の減少について考えてみたいと思います。ボリュームゾーンである高齢ゴルファーのリタイアも大きな問題ですが、実はビギナーゴルファーのリタイア率の高さも忘れてはいけない問題なのです。

日本の全ゴルファー（推定６００万人）のうち、ゴルフ歴３年未満のビギナーゴルファー数はおよそ１７０万人。ゴルフをリタイヤ（やめた）した人は年間１５０万人で、その多くがビギナーゴルファーなのです。そしてリタイアゴルファーの約３０％が３０歳未満の若年ゴルファーだという調査結果があります※１。

※１：出展『ビギナー・早期リタイヤゴルファー実態調査２０１５』株式会社矢野経済研究所

ということで今回は、ビギナーゴルファーの早期リタイアのインサイト（本音）をえぐってみたいと思います。

初心者ゴルファーの苦悩

『・・・すいません。最近なかなか、サイエンスフィットスクールに通えてなくて。。。』

ぽつぽつと語り始めるＴ君。その顔には苦悩と悔恨が表れています。

『恐怖の飛距離”NEW　SUPER　EGG”と、ゾッとするほど、やさしい”NEW　EGG　５５００”という新商品の発売が続いたので、とにかく仕事が忙しくて、なかなかゴルフをする時間が作れませんでした。』

わかる、わかるぞ！Ｔ君。ＰＲＧＲのＷＥＢサイトを担当するＴ君にとって新商品ラッシュ時は仕事量も膨大になります。が、働き方改革によって就業時間はしっかり管理されていますので、限られた時間内にやらなければいけない業務を完了しなければなりません。ゴルフに使う時間がなかなか作れないのが現状です。

ちなみに、早期リタイアゴルファーのリタイア理由として、５２．３％の人が、『ゴルフをする時間がない（もったいない）』と答えています。※２

※２：出展『ビギナー・早期リタイヤゴルファー実態調査２０１５』株式会社矢野経済研究所

『あとは、休日は家族サービスをしないといけないので、、、。自分だけ練習場に行ったり、ゴルフに行ったりはなかなか出来ません。おこづかいも限られてますしね。』

奥様１人と小さなお子さん２人を養う一家の大黒柱であるＴ君は、家族への愛情も人一倍大きいのです。『ちょっとゴルフ行ってくるわ～。』と言って許されるのは、おそらく１２年くらい先です。

ちなみに、早期リタイアゴルファーのリタイア理由として、５６．４％の人が、『自分の環境・ライフステージが変化した』と答えています。※３

※３：出展『ビギナー・早期リタイヤゴルファー実態調査２０１５』株式会社矢野経済研究所

『それと、、、』

『あとは、、、』

『はっきり言えよ！ネタはあがってるんだぞ！！』

※ブログ上の演出です。”ほぼ”リアルドキュメントブログなのでご了承ください。こんなことリアルにやったらいろんなところから怒られます。

『ぶっちゃけて言うと、なかなか上手くならないからですかねぇ～（笑）』

※突然すいません。サイエンスフィット日記メンバーのＬＩＮＥスタンプ。（身内に）大好評発売中です！

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そうなんです。これがＴ君、いやビギナーゴルファーのインサイト（本音）なのです。

早期リタイアゴルファーの５４．４％の人が、『ゴルフが楽しめない（爽快感がない、上達しない）。』と答えています。※４

※４：出展『ビギナー・早期リタイヤゴルファー実態調査２０１５』株式会社矢野経済研究所・Ｍ部長談

キ～ン　コ～ン　カ～ン　コ～ン・・・

お昼休みの終了を告げる鐘が鳴りました。

初心者ゴルファーの本音

※部屋に灯りがつき、シリアスなムードから一転、朗らかなムードになりました。

昨年よりサイエンスフィットに通ってゴルフの上達を目指しているＴ君ですが、頑固にこびりついた手打ちスイングがなかなか直らず、ひたすら同じ練習を続けているうちに若干ゴルフへのモチベーションが低下してきたのも事実なようです。

『あとは、、、そうですね。地元の友達でなかなかゴルフをやっている奴がいなかったり、目標や目的となるようなイベントが無かったりというのも、原因のひとつですかねぇ。』

ちなみに、早期リタイアしたビギナーゴルファーの４６．２％が『ゴルフについての相談相手がいない。』、３９．５％が『一緒にゴルフをする仲間がいない。』※５とも答えています。その他、『コースデビューのタイミングがわからない。』などの意見もあるようです。

※５：出展『ビギナー・早期リタイヤゴルファー実態調査２０１５』株式会社矢野経済研究所・Ｍ部長談

このようなビギナーゴルファーの代表者として、まずはＴ君の心の声を真摯に受け止め、我々としてはＴ君を早期リタイアゴルファーにしないようにしなければいけません。

『あとさ、ちょっと間が空くとスクールに練習行きづらくなったりする？例えば通い慣れた美容院もずいぶん間が空くとちょっと行きづらくなったりするじゃん。』

『いや、それは無いですね。ちなみに私は嫁カットなので、その例えが良くわかりません。』

Ｔ君のきれいに刈られた４．５mmダブルカットの高麗グリーンヘッドは奥様のバリカンによるものということが判明しました。常に最高のコンディションを保つこの高麗グリーンは、素晴らしい腕を持つグリーンキーパーに管理されていることがわかりました。

そんなＴ君ですが、ゴルフが嫌いになったわけでは無く、家でも子どもが寝静まってから素振りは欠かしていないとのこと。実際そのスイングを見させていただきましょう。

課題である手打ちを克服するために、体の回転を意識し、ハンドファーストインパクトでの強い球筋を狙ったシャドースイング。

静止画を切り取ってみると、、、

やっぱり手打ちでした。やっぱり自分で練習するより、スクールに通ってしっかり教わったほうが良いと思います。

でもゴルフに対する情熱が多少ならずとも残っていることはわかったので、Ｔ君のモチベーションアップ策を真剣に考えてみたいと思います。

Ｔ君のゴルフ離れの要因をいったん整理してみましょう。

●仕事が忙しくて、プライベートにゴルフの時間を割けない。

●ゴルフを練習するモチベーション（目的）がない。

●なかなかゴルフが上達しないので、楽しめない。

●同世代のゴルフ仲間があまりいない。

こんなところでしょうか。これらの問題をクリアし、さらに世の中のゴルファーを笑顔にする施策が、、、ありました。

初心者ゴルファーのチャレンジ

『ゴルフ離れの本音はよくわかった。そして、ゴルフに対する愛情が失われていないこともよくわかった。じゃあ、そんな君に最高の舞台をプレゼントするよ。これな。』

『あ、森田理香子プロがゲストとして参加者とニアピン対決をする、Sｍｉｌｉｎ’ ＰＲＧＲカップですね！僕もスタッフとして運営手伝いますので、楽しみです。』

『森田プロのニアピン対決ホールの他に、”Ｔ君のニアピン対決ホール”も作るからさ、あなた、やっちゃいなよ！』

■サイエンスフィット日記　ＬＩＮＥスタンプ（日常バージョン）大好評発売中

『ちょ、ちょっとそれは無理がありませんか？僕みたいな初心者が参加者の皆さんと戦っても誰も喜びませんし、そもそもおまえ誰だ！って言われますよ。』

確かにおまえ誰だ！って言われるでしょうね。でもこれがＴ君のゴルフ離れの要因を解消しつつ、イベント参加者の満足度を高める施策なのです。

●仕事が忙しくて、プライベートにゴルフの時間を割けない。

⇒仕事なので、就業時間中にたっぷりゴルフができる。

●ゴルフを練習するモチベーション（目的）がない。

⇒ニアピン対決で勝つ。というこれ以上無いモチベーション。

●なかなかゴルフが上達しないので、楽しめない。

⇒スコアだけでなく、ゴルフを楽しみ、笑顔になる。というコンセプトのイベントなので、楽しくないはずがない。

●同世代のゴルフ仲間があまりいない。

⇒１大会１００名前後の参加者がいるので、いくらでもゴルフ仲間は作れる（はず）。

『という訳で、君が抱えているゴルフ離れに関する問題はこのイベントでほぼクリアになります。やりますか、やりませんか？』

『や、や、やります！！』

勇気を持って一歩前に踏み出したＴ君。この一歩が大事なのです。世の中の１７０万人のビギナーゴルファーの代表として、Ｔ君が前に進みます。

なお、Smilin’ PRGRカップでは、参加者が森田理香子プロとショートホールでニアピン対決をおこない、見事森田プロに買った人には賞品をプレゼントするのですが、森田プロに勝つ人はそういないと思います。同じ仕組みで参加者の皆さんがＴ君に勝てば賞品をプレゼントさせていただきますので、Ｔ君との対決で賞品をゲットして参加者の皆さんに笑顔になって欲しいという運営サイドの思いを込めたイベントなのです。