Hole 110　打倒藤本麻子プロ！最終兵器の出陣。

熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

ＰＲＧＲで販促を担当しております、Ｎです。

ゴルフメーカーＰＲＧＲが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。

ＰＲＧＲスクールサイトのリニューアルを記念して行われているサイエンスフィット日記の”スペシャルゲストシリーズ”。ＴＥＡＭ　ＰＲＧＲ辻梨恵プロ、森田理香子プロに続くスペシャルゲストに何と藤本麻子プロの参戦が決定しました！

【ＰＲＧＲホームページより転載】

サイエンスフィット日記史上、最強の対戦相手に戦いを挑むのは、大幅な飛距離アップを実現したレベル５のエリートゴルファーＵ君と、サイエンスフィット日記主人公のレベル３ゴルファーＫ君。

でしたが、Ｋ君が季節の変わり目の風邪でまさかの欠場となりました。

『体調不良なら仕方無い。よし、ケガの巧妙だ。久々にあいつを召喚するか。』

と、私がオファーを出したのは、、、、

ＰＲＧＲイチの飛ばし屋Ｅ君です！

Ｕ君と同期入社のＥ君は高校、大学とゴルフ部で活躍。類まれなる飛距離性能を持つ、元祖怪物です。

昨年、Ｆ君の転勤により急遽助っ人依頼したＧＤＯ企業対抗ゴルフ選手権でも、見事チームを決勝大会に導く活躍をしてくれたのでした。Ｅ君とＵ君の飛ばし屋２人がタッグを組めば最強タッグ、悪魔超人コンビの誕生です。これなら藤本プロにも勝てるんじゃないでしょうか。

『という訳でさ、今回も助っ人頼むよ！』

『すいません、その日は代休で娘とお出かけの日なんです。』

『え～、子どもには毎日会えるじゃん。藤本プロと対戦なんて、一生に一度のチャンスだぜ？』

『残念ですが、一日一日成長する娘とその日その瞬間に会えるのも人生で一度きりです。』

人の親になると怪物にも心が生まれるようですね。仕方ありません、勝利確率はグッと下がりますが別のメンバーに声を掛けたいと思います。

次にオファーした、はずれ１位がこの男。

１００切りゴルファー、レベル２のＭ君です。

１００切りゴルファーと侮る無かれ。辻梨恵プロとの戦いでは、堅実なプレーで実はＫ君より活躍していたＭ君。飛ばし屋のＵ君と組んだら上手く噛み合って、もしかしたら藤本プロに勝てるかもしれません。

『おうＭ！喜べ、またまたプロと対戦だ！』

『その日は得意先とのアポが入ってるから無理ですね。すいません。』

う～ん。よく考えたら、今はゴルフシーズン真っ只中、商談に店舗訪問にイベント開催に、営業は忙しく走り回ってるのでいきなり１日拘束するのは難しいみたいです。彼らの活動がストップするということは、会社の活動がストップすることなので無理強いできません。ただ登場人物のほとんどがＰＲＧＲ営業マンからなるサイエンスフィット日記には、もう参加できる可能性のある人間がいません。

『むむ、参ったなあ。もう時間が無い。仕方ないけど、最終兵器に登場してもらうか。。。』

参戦メンバー決定！

藤本麻子プロとの対戦の前日。社内の試打ルームにある男を呼び出しました。

■東京　新橋

ガチャ。

『お疲れ様です。』

サイエンスフィット日記メンバー、初心者ゴルファーのＴ君です。

最近はゴルファーというより、すっかり社内カメラマンとして活躍中の男です。

『いよいよ明日は藤本プロとの対戦ですね。前回同様、一眼レフカメラとビデオカメラを準備しておきますね。』

『そうだね。カメラは忘れないで。あと、ゴルフできる準備もしてきて。明日君にもラウンドしてもらうから。』

『え？えええええー！明日って、藤本プロとのラウンドですよね！？さすがに無理ですよ～。』

全力で拒否するＴ君。

ちなみにサイエンスフィット日記に登場してからのＴ君のスコアを振り返ってみると。

●２０２０年８月掲載　Ｓ常務とトップトレーサーレンジ体験：８８　※練習場バーチャルゴルフ

●２０２０年８月掲載　コムタン・Ｋ君とのラウンド：１１９

●２０２０年６月掲載　サイエンスフィット日記オープン：１１４

●２０２０年５月掲載　トップトレーサーレンジ体験：８８　※練習場バーチャルゴルフ

●２０２０年５月掲載　シミュレーションゴルフ体験：９２　※シミュレーションゴルフ

●２０２０年２月掲載　長井コーチによるラウンドレッスン：１０７

●２０１９年１０月掲載　社内コンペ：１１９

●２０１９年８月掲載　コムタンのラウンドレッスン：１１１

●２０１９年６月掲載　平成最後のゴルフコンペ：１１４

という感じです。Ｔ君が得意なシミュレーションゴルフを除くと平均スコア１１４。ベストスコアは１０７ですので、プロと戦うレベルには到底至っておりません。

でもシミュレーションゴルフで良いスコアが出るということは、ある程度球には当たるということです。藤本プロに土下座してハンデをエブリワンもらって、何とか頑張ってダブルボギーペース（１０８）くらいでまわればチャンスはあると思います。ということで、サイエンスフィット日記の最終兵器、Ｔ君に白刃の矢を立てたのでした。

『まあまあ、そう言うなって。今回のラウンドはもちろん自腹じゃないから安心して。この最高の時期に最高のゴルフ場で、プロとラウンドできるなんてめちゃくちゃラッキーじゃない？』

一瞬固まるＴ君。

『え、自腹じゃなくていいんですか？？じゃあ、ぜひ参加させてください！』

実はこの２年間でＴ君がゴルフ場でラウンドしたのは上記の６回のみです。幼いふたりの子どもの良きパパであり、一家の大黒柱であるＴ君にゴルフに行くお小遣いなんてものはありません。これが世の中のお父さんサラリーマンゴルファーの現実なのです。

Ｋ君みたいに後先考えずに１ヶ月に１０回もゴルフに行き倒すサラリーマンゴルファーは本当に稀です。世の中のお父さんサラリーマンゴルファーを代表して、Ｔ君が参戦を決めました！！

俄然やる気を出してきたＴ君。

明日のラウンドに向け、今さらながら練習をし始めました。

ぺち～ん。

ゴルフがなかなかできないＴ君、同時に練習場にもなかなか行けず、さらにはサイエンスフィットスクールにも全然通えていない状況です。（仕事が忙しいんです）

さすがに藤本プロとラウンドするのにこの状態はいただけません。こんな時は、あの男を呼ぶしかありません。

『コムターーーーン！助けて～』

初心者ゴルファーへのインスタントレッスン！

ガチャ。

『呼んだけ？』

そうです。我々には悩めるゴルファーのお助けマン、レッスンプロ資格を持つ小村プロ（通称コムタン）がいるのです。

『すいませんが、明日Ｔが数ヶ月ぶりにゴルフをするんですけど、１０８でラウンドできるように４０分で仕上げてくれませんか？』

『無茶言うなや！俺クリーニング屋ちゃうねんで。』

奈良出身のコムタン、しっかりとしたツッコミを入れてくれます。全国各地のゴルフショップを廻り、悩めるゴルファーの皆さまにクラブフィッティングイベントをおこなっているコムタン。

実はコムタンと同じ部署のＴ君を救わないはずがありません。

コムタンの返答を聞く前に打ち始めるＴ君。

チョロ～ン

『こりゃあかんで。明日のスコアは、このままやと１１５やな。』

と、言いつつも。

『ほなやろか。』

出張に旅立つ直前の忙しいなか、コムタンが快くＴ君のレッスンを引き受けてくれました！

『シミュレーションゴルフでは良いのにコースでダメっていうのは、余計な力が入ってるのと目標に向かって正しいアドレスが取れてないということやろな。』

『Ｔはボールを当てたいっちゅう気持ちが強すぎて、全体的にアドレスが左に傾いとんな。スタンスと体を目標に向けて。』

『ボールを右側から見るようなイメージでアドレスしてみ。』

確かに今まではずいぶん上体が左に傾いていました。

アドレスを整えると、だいぶ見た目もマシになって来ました。

『あとは目標の決め方やけど、アドレスしてから目標に合わせるんや無くて、目標を決めてからアドレスしよう。』

『まずボールの後ろから狙う方向を決めて、ボールのすぐ近くに目印（スパット）を見つける。』

『その目印（スパッと）に向けてクラブフェースを合わせて、そのフェースにアドレスを合わせる。この順番でやってみ。』

『アイアンで目標に合わせる場合、どの部分で合わせればいいんですか？フェースですか？トップブレードですか？リーディングエッジですか？』

『スコアラインを目標に合わせたらええよ。』

初心者の方はラウンド中バタバタしてしまってしっかり目標に向けてアドレスできていない人がほとんどだと思いますが、一回一回、ルーティンのように目標に対して正しいアドレスをとるだけで、１ラウンドで数打スコアが良くなるとのことです。

『次に、Ｔのスイングはボールをすくいにいっとるな。』

『すくいうちだとトップとダフリでボールが飛ばんから、これが直ればコースでも球筋が安定するで。』

Ｔ君のインパクトイメージ。

すくい打ちを直せばダフリも減って、トップしても球があがる。

『こうするには、インパクトではフェースを閉じてやって、そのぶん体を回してやること。』

テークバックして、

今までのインパクトだと手ですくいにいってるので、

これくらい体を回しちゃってＯＫ。

ということを教えてもらいました。

（その模様を音声付動画でどうぞ）

頑固な手打ちが特徴のＴ君は練習を続けて、

ちょっと良い感じになってきました。

『ドライバーも一緒。体回すだけ。軽く振ってもアイアンより飛ぶし、ヘッドも大きいから当たりやすいはず。飛ばそうとしてリキんだらあかん。』

『最後に一番大事なのはパターやな。ちょい打ってみ。』

『うん、気をつけることは腰を絶対動かさないこと。』

コムタンにがっちり腰をロックされるＴ君。球が散らばらなくなりました。

『あとは、爪が白くなるくらい”ぎゅっ”とグリップすること。』

『へ～。”小鳥を両手で包むように”ってよく言いますが、ぎゅっと握っていいんですね。』

『初心者の人がやさしく握ろうとすると、インパクトでフェースが開いたり、逆にインパクトでパチーンと打っちゃったり距離感が合わなくなるから、最初からガチガチに握ってもろたほうがええんよ。』

ギチギチに握られたコムタンのグリップ。この力で小鳥を握ったらと思うとゾッとします。

実際に打ってみると。

おお、真っ直ぐ転がっていきます。

『お、そろそろ時間やな。まあこんなもんやろ。ほな明日頑張ってな。４オン２パットか、３オン３パットのダボでええんやから、気楽に楽しんだらええねん。』

『わかりました！ありがとうございました。』

颯爽に去っていくコムタン。

全国の悩めるゴルファーのもとに旅立って行きました。

すると、コムタンに教わったことをさっそくメモにしたためるＫ君。

４０分のレッスンをさらにシンプルにしてます。まあ、あれもこれも考えすぎるとロクな事が無いので、これぐらいでいいでしょう。

では続いて、明日の対決に向けた最後の作戦に移りたいと思います。

初心者ゴルファーのクラブセッティング

今まで当ブログでは、サイエンスフィットに通ってスイングレベルを上げ、ゴルフ上達を目指すメンバーを見守ってきましたが、そもそも練習する気が無い人にいくらレッスンしてもなかなかスコアアップしません。

でもゴルフの楽しみ方は人それぞれ。練習するのが好きな人もいれば、練習せずに楽しく良いスコアでまわりたい。という人も多いと思います。（こっちのほうが多いかな）

これはそんな人へのお話です。

『Ｔのためのクラブセットを用意したから、明日はこれでラウンドして。』

『こ、これは！？』

ゴルフメーカーＰＲＧＲの威信をかけた本気のスコアアップセットです。

対Ｔ君用スペシャルクラブセッティング

●ｅｇｇ　５５００ＩＭＰＡＣＴ（１０．５度）　４４．２５インチ　Ｍ４０（ＳＲ）シャフト

●Ｑ１８（１８度）　４０．５インチ　ＲＥＧＵＬＥＲシャフト

●Ｑ２３（２３度）　３０．５インチ　ＲＥＧＵＬＥＲシャフト

●Ｑ２８（２８度）　３８．５インチ　ＲＥＧＵＬＥＲシャフト

●ＮＥＷ　ｅｇｇ　ＩＲＯＮ　８番（２８度） ３７．７５インチ　Ｍ４０（ＳＲ）シャフト　

●ＮＥＷ　ｅｇｇ　ＩＲＯＮ　９番（３２度） ３７．２５インチ　Ｍ４０（ＳＲ）シャフト

●ＮＥＷ　ｅｇｇ　ＩＲＯＮ　ＰＷ（３７度） ３６．７５インチ　Ｍ４０（ＳＲ）シャフト

●ＮＥＷ　ｅｇｇ　ＩＲＯＮ　ＡＷ（４３度） ３６インチ　Ｍ４０（ＳＲ）シャフト

●ＰＲＧＲ ＩＲＯＮｓ　０ウェッジ　４８度　 ３５．２５インチ　 ＦＯＲ ＷＥＤＧＥ ＳＴ

●ＰＲＧＲ ＩＲＯＮｓ　０ウェッジ　５６度　 ３５．２５インチ　 ＦＯＲ ＷＥＤＧＥ ＳＴ

●Ｒ３５ウェッジ　３５度　３４インチ　スチール

●Ｒ４５ウェッジ　４５度　３５インチ　スチール

●Ｒ５５ウェッジ　５５度　３５インチ　スチール

●ＳＩＬＶＥＲ　ＢＬＡＤＥ　ＤＤ０３　３３インチ

『へー面白いですね。』

『Ｔの手打ちがすぐに直るわけないから、Ｔの最大の武器である”頑固な手打ち”を生かしたセッティングです。明日は思いっきり手打ちゴルフを楽しんでください。』

『え？いいんですか？』

『（俺も含めて）ほとんどのアマチュアゴルファーが手打ちだからいいんだよ。そのアマチュアのスイングで最高の結果が出るようにＰＲＧＲ企画開発スタッフが日夜研究して生まれたのがこれらのクラブなんだから。とりあえず今日は、それぞれのクラブがどれくらい飛ぶのか。どっちに飛んでいくのかを弾道測定器で確認しよう。』

ということで、ドライバーから順番にＴ君に５球ずつショットしてもらい、ミスも含めてデータを収集しました。

無心でひたすら打ちまくるＴ君。

ドライバーはお花が咲いたように、見事にバラバラな方向に飛んでいます。

『あらら。ダメですねえ。』

『いやいや、曲がってるけどＯＢまでは行ってないよ。とりあえず明日は真ん中を狙って打てば、コースにはボールがあるぜ。』

続いてアマチュアゴルファーの窮地を救ってくれるＱ。これも球筋はバラバラです。

『このクラブはマットの上より、芝の上のほうが結果が良いから問題ない。番手によって何ヤード飛ぶのかだけメモしておこう。』

エッグアイアンは、、、

『おー、安定して左につかまっている。やっぱりＴの手打ちは健在だね。明日はグリーンの右サイドを狙って打てばいいよ。』

最後にフルショットする０ウェッジの４８度と５６度。

『ウェッジにはフックもスライスも無いから、とりあえず何ヤード飛ぶか、キャリーが何ヤードなのかをメモしといて。』

そしてサイエンスフィット日記チームの最終兵器であるＴ君に、勝利を手繰り寄せるための秘密兵器を伝授します。

最終兵器への秘密兵器

その秘密兵器とは、アプローチ専用ギアＲシリーズです。

『アプローチは基本的に全部Ｒ３５ウェッジで打とう。もしラフが深かったり、距離があったらＲ４５ウェッジに変えて。』

『打ち方は、さっきコムタンに教わったパターの打ち方と一緒。ボールをあげようとしないでしっかりターゲットにヘッドを出せばボールは上がるから。』

『あ、コツがわかってきました。すごく簡単です。Ｒ４５ウェッジは何だか難しそうですけど。』

『この打席だとＲ３５ウェッジのほうが打ちやすいと思うけど、ゴルフ場だとＲ４５ウェッジのほうが簡単だと思うよ。Ｒ４５も打ち方は一緒。球を上げようとしないこと。』

『グレートアイランド倶楽部はバンカーが多いから、Ｒ５５ウェッジも練習しておこう。アドレス、スタンスはＲ３５と一緒。Ｒ３５と違うのはコックを使ってボールの手前の砂にヘッドをぶつけること。』

『うわ～、これは簡単ですね。バンカーに入るのが楽しみになっちゃうな。』

『よしＯＫ！あとは明日の朝、ゴルフ場のドライビングレンジで練習すればばっちりだよ。』

こうして出来あがったＴ君のクラブセッティングメモがこちら。

※最後の手段用に禁断のＮＥＷ　ＳＵＰＥＲ　ＥＧＧボール（ルール非適合）をキャディバッグに入れるのも忘れません。

『コムタンレッスンと、このクラブセットのおかげで何だかやれそうな気がしてきました！』

※気合が入りまくるＴ君。くれぐれも力まないようにお願いします。

練習しない、ラウンドしない男がゴルフメーカーの総力をあげたクラブを使うことによりプロに勝てるのか！？（もちろんハンデをもらって）

本人は気付いていませんが、非常に大きな使命を背負った、かつて無い戦いがいよいよ始まります。

ということで次回より、【プロに挑戦！藤本麻子プロ編】が遂にスタート。

お楽しみに！