Hole 163　日経カップ2021挑戦編・熱闘！若手代表選手選考会①

日経カップ、若手選手選考会スタート！

後ろの組の面々も選考会のスタートをにやにやしながら見守っています。

中コース1番　516yards　Par5

さあ、オナーはＫ君。スタートホールは安全にパーを取りたいところ。

震える手でティーアップして、

バキッ！

おお！これは安全に右のラフへ。飛んでないけど、朝イチとしてはまずまずのショットです。

続いてＦ君。

クラブ開発の現場で独自の進化を続けてきた男です。

バチーーーン！！

おおっ、飛距離アップしているという噂は本当でした。あのＦ君が苦手なドライバーで２７０ヤードショットを放ちました。

そして、

ドゴーーーーン！！

『うわっ！？凄い！！』

『ふぐうー！！』

朝イチなのにマン振り全開！リアルに３００ヤード飛んでいます。予想以上のモンスターです。

さて、彼らに対抗せずに最後に私がかる～く。

ポコッ。

っと、１９０ヤードショットでフェアウェイへ。ていうか、撮影をお願いしたら思いっきり指が入ってる！

『すす、すいません（汗）』

どうやらカメラを持っても変身しないようです。ということで、全員最高のティーショットでティーオフしていきました。

後ろの組も声援を送ってくれてます。いってきまーす。

Ｋ君のティーショットは右のラフでしたが前の木が邪魔です。

ここは確実にアイアンでフェアウェイに運びます。

うん、ナイスアウト。（Ｋ君の６０ヤード先にＥ君の姿が見えます。それにしても凄い飛距離です）

続いてＦ君は絶好のポジションからグリーンまで２２０ヤード。なんと２オンを狙っています。

が、これは力が入って大ダフリ。それにしてもなかなかアグレッシブです。

Ｅ君は木が邪魔で２オンは狙えず。安全に刻みます。

そしてＫ君の３打目は残り１９５ヤード。池越えながら３番ユーティリティで果敢にもグリーンを狙います。

おお！これは会心の当たり！！ボールはピン筋に飛んでいって、、、

『あれ？グリーンをキャリーで越えて行ったよ。』

まさかの、

いきなり暫定球。

打ち直しは、

これもナイスショット！

Ｆ君の３打目は見事にグリーンをキャッチ。

Ｅ君も３打目をベタピンに寄せます。

Ｋ君は２打目を捜しに行くも、ボールはＯＢゾーンに突入していました。

軽めに打った打ち直しもグリーンをオーバーしていました。何なんでしょうか。スタートホールからアドレナリン出ちゃってるみたいです。

奥からのアプローチは、

何とか乗せることができました。朝のアプローチ練習のおかげです。

さあ一方、Ｆ君のバーディパットは、

ちょっと攻めすぎました。アグレッシブです。

そしてＥ君はこの距離のバーディーパット。

これを決められず。このホールはパー。

Ｋ君もなんとかカップイン。

Ｆ君のパーパットは、

見事にカップイン。この距離をしっかり決めないと試合では戦えません。

なお、

『９です。。。』

セカンドＯＢのショックにより、３パットのおまけつきでいきなり＋４スタートのＫ君。ちなみにグリーンをキャリーで越えていった２打目は、本人曰く”人生最高のショット”だったみたいです。

中コース2番ホール　379yards　Par4

続くミドルホールは、セカンド地点から左に直角に曲がるドックレッグ。

フェアウェイウッドでショートカットを狙うオナーのＥ君。

が、これはタイミングが合わずチーピン。危ない！

土手に当たってなんとかＯＢを免れました。

『ふしゅー。』

続くＦ君はしっかりドライバーを振り切って正面の土手まで飛ばしました。ドライバーが苦手だった男とは思えません。

Ｋ君はドライバーを手に振り切るも引っかけ！

でも、これは上手い具合にショートカットしていきました。ラッキーです。

Ｅ君の２打目は残り１７０ヤード。グリーンは全く狙えない場所です。

これをなんと物凄いフックボールでグリーンを狙っていきました。恐ろしい男です。

Ｆ君は斜面からグリーンを狙うも惜しくも届かず。

そしてＫ君のボールは、

ショートカットに成功してピンまで１０５ヤード地点まで来ていました。

これは挽回のチャンスです！

しかしこれを引っかけて、Ｋ君がもっとも苦手とするバンカーへ。

もちろん、

バンカーショットはトップしてグリーンを飛び越えていきました。

完全にびびってアプローチはパターで何とか寄せます。

なおＥ君のミラクルショットは、ピン奥にナイスオンしていました。恐ろしい男です。

再びバーディーパット。

これも惜しくも入らずまたもやパー。

Ｆ君はアプローチをミスしてこのホールボギー。

そして、

Ｋ君はボギーパットを何とかねじこみました。

ボギーが嬉しい！無意識にガッツポーズが飛び出しますが代表選手の座はどんどん遠のいています。

中コース3番　445yards　Par4

続く３番ホールは距離があるのにセカンドから打ち上げで、しかもアゲインストという難しいホール。普通の人なら２打では届かないでしょう。

でも日経カップで戦うには、こういうホールで大叩きをしないことが大事です。

オナーのＥ君はここでもしっかり振り切ってフェアウェイに。

Ｆ君は少し吹かしてしまって右のラフ。右はずーっとＯＢなのでプレッシャーもかかります。

Ｋ君はこのプレッシャーのかかるホールで見事にフェアウェイをキープ。

以前に比べ、確実に地力はついています。

Ｋ君のセカンドショットは残り１９０ヤード。ロングアイアンでグリーンを狙います。

ぺキッ

嫌な音を響かせて、ボールは右の谷に転がっていきました。シャンクです。

シャンクＯＢです！

あまりにも辛い現実ですが選考会はまだ始まったばっかり。ぐっと堪えて暫定球を打ちます。

そしてＥ君のセカンドは残り１６０ヤード。グリーン奥のピンを８番アイアンのライン出しフェードで。

ズビシッ

地響きが出るくらいの分厚いショットで見事にグリーンオン。普通にカッコいい！

庭いじりが趣味の草食系男子のＥ君。芝生の根っこまで粉砕するくらい深いディボットに申し訳なさそうに目土を施します。

セカンドショットを刻んだＦ君は３打目でピンに寄せます。

谷底にボールを確認しにいったＫ君ですが、やはり無念のＯＢ。

完全にコースの罠にはまりました。

そしてこの難しいホールでもバーディーチャンスにつけたＥ君。

これも入れられずパー。スコアを伸ばすことができません。

完全に闘志と元気を失ってしまったＫ君。

結局このホールは８。

序盤３ホールを終えて３人のこの表情。

完璧なゴルフを展開するもバーディがこなくて苦笑いのＥ君。

いつも通りゴルフが楽しくて仕方ないＦ君。

そして、

もう帰りたくなっているＫ君。

ちなみにスタート３ホールで９オーバーというハイペース。このままいけば１２６という恐ろしいスコアが待ち受けています。

が、このまま終わる訳にはいきません。彼は多くの読者皆さまの期待と希望を背負っているのです。残り１５ホールでＫ君の爆発力に期待するしかありません。

ということで、この続きは次回に続きます。お楽しみに！

―新サイエンスフィット日記・登場人物紹介―

ＰＲＧＲサイエンスフィット日記メンバー　Ｋ

ベストスコア８１、平均スコア９４。スイングレベル３の偉大なる凡人。日経カップのために１年間努力を続けてきた男だが、ゴルフほど努力が実りにくいスポーツはなかなか無いことを痛いくらい知っている男。

ＰＲＧＲサイエンスフィット日記メンバー　Ｆ

ベストスコア７６、平均スコア８７。スイングレベル４の冷静な賢者。ＰＲＧＲ開発スタッフとして日々奮闘しつつ、ギアマニアの性格から自分のベストセッティングを常に模索し続けている。その日々の研究の成果がＰＲＧＲクラブに生かされることに期待したい。

ＰＲＧＲ営業マン　Ｅ君

ベストスコア６５、平均スコア７４。平均飛距離３００ヤードのモンスター。普段は草花を愛する草食男子だがクラブを握ると無意識に芝生を深く抉り取ってしまう。なのでクラブを握るときは目土袋も常に持ち、心のバランスを取る悲しきモンスター。

ＰＲＧＲサイエンスフィット日記筆者　Ｎ

生まれ変わってゴルフ歴１年目。生まれ変わってからのベストスコアは８９。怪物たちの戦いを横目に、今回は力まずやさしく、穏やかにラウンドしてやってこっそりベスグロとってやろうと思います。

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ＰＲＧＲのクラブの歴史、開発現場を紹介する新しいコンテンツ、ＰＲＧＲクラブ開発物語・ギアスト！開発スタッフとして奮闘するＦ君が登場してギリギリ新シリーズＬＳ、新コンセプト０５アイアンの開発秘話を紹介。ＰＲＧＲ　ＷＥＢにて大好評連載中です。

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