Hole 164 日経カップ挑戦編・苦闘の若手代表選手選考会③

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競技ゴルファーの同時多発多重事故

東コース4番 565yards Par5

さあ、続いては距離のあるロングホール。久しぶりにオナーを奪ったK君のティーショットは、

 

 

 

左の谷へ。

『暫定球打ちます。』

 

E君はここもナイスショット。

 

F君は、

 

左の谷へ!

 

『暫定球打ちます。』

K君にお付き合いしてます。

 

K君の暫定球。

 

右の山へ。

 

『暫定球打ちます。。。』

またこの地獄がはじまりました。

 

F君の暫定球は、

何とか右のラフで耐えました。

 

さあ、K君の暫定球地獄。

 

これは何とか右サイドで耐えました。

 

1球目がOBだったF君の4打目はラフから、、、

 

『・・・暫定球打ちます。』

左に引っかけて1ペナエリアに飛んでいきました。

 

K君はティーショットOB2発でこれがなんと6打目。

 

 

 

『暫定球打ちます!』

暫定球がコースに飛び交っています。このホールだけでずいぶんPRGRボールのバラ撒き宣伝活動をしてしまいました。

 

ちなみにF君とK君が左に打ってしまった原因は右から迫り出した”この木”。これを避けようとして引っかけて左のペナルティエリアに打ち込んでしまったのです。

E君の前にも立ちふさがるこの木。

しかし、E君が手にしたのは何故かドライバー。

グシャッ!!

げげっ!直ドラで凄いスライスボールを打ってきました。

 

格の違いを見せ付けられたF君とK君、諦めずにグリーンを目指します。

バシッ

 

シャキーン。(シャンクするK君)

 

2打目をグリーン近くまで持ってきたE君は3打目をこの位置に寄せてバーディパット。

これは惜しくも入らず。

 

K君もこの距離を入れることができませんでした。

距離以上に長かったこのホールのスコアをカートナビに入力する2人。

『えーっと、俺はOB2つと1ペナ、シャンクで12。Fは?』

 

『OBと1ペナひとつずつの9で。』

 

『ドライブスルーの注文かよ!』

K君とF君に同時多発的多重事故が発生しましたが、本当にこの2人のうちのどちらかを日経カップに出場させて良いのでしょうか?

 

東コース5番 372yards Par4

続くミドルホール、やや狭いホールですがE君は構わず振りちぎります。

 

F君も先ほどのホールの大叩きを引きずることなくナイスショット。我々が知っている2年前とはえらい違いです。

 

K君も負けじとナイスショット!ショット力は以前より数段上がっています。これがスコアに表れるのは果たしていつなのでしょうか。

 

フェアウェイど真ん中からピンを狙うE君。

圧倒的なドライバー飛距離、精度の高いアイアンショット。

本番での活躍が楽しみです。

 

F君は得意の寄せでベタピンにつけ、何とかパーをゲット。

7000ヤードを越える距離と深いラフが特徴の日経カップ会場筑波カントリークラブでは、いかに寄せでパーセーブ出来るかが勝負の分かれ目なのです。

 

そしてK君はバンカーからの3打目を、

 

出せません。

バンカー平均脱出回数2.0という悲しいデータを持つK君。バンカーの苦手意識がさらに彼を苦しめます。

 

一方、K君には目もくれずバーディパットのラインを読むE君。

絶好の距離ですが、今日幾度と無く外してきました。

これも入らず!

『ぐっ、、、。』

またまた怒りパワーが溜まってきました。怒りを飛距離に変えるE君にとって、怒りはハイオクガソリンみたいなものです。

 

東コース6番 378yards Par4

続くミドルホールは右に曲がっていくドッグレッグホール。

 

まずはE君、怒りパワーが溜まっており、ドライバーだと正面を突き抜けてしまいます。スプーンでやさしく、、、

打てずに思いっきりひっぱたいてフェアウェイを越えていきました。

 

F君はドライバーで正面のフェアウェイを越えていきました。

 

お!K君はゆったりとしたリズムでフェアウェイ右サイドへ。

 

F君のボールはラフで止まっていました。ここから何とかグリーンを狙います。

 

さあ、K君はピンまで残り130ヤード。9番アイアンでの渾身の一打は、

シャキーーーン!

嫌な音とともに、

崩れ落ちるK君。

大シャンクです。

 

E君のティーショットはバンカーにつかまっていました。が、ボールをクリーンに打ってナイスオン。

 

そのころ、

グリーンとまったく違う方向にトボトボと歩いていくK君。

(右サイドは広くてよかったね)

 

さあ、2打目を見事にグリーンオンさせたF君がここからバーディーパット。

あー、惜しい。

淡々とパーを獲るF君。

 

相変わらずロボットみたいな歩き方はかわいいけど、いつの間にかこんなにも頼もしい後姿になっていました。

 

そして3パットボギーで怒りが頂点に達したE君。

 

シャンクのあの感覚が忘れられないK君。

 

日経カップ代表、若手選手選考会は残すところあと3ホール。

代表の座を掴むのは3名中2名。圧倒的劣勢のK君にチャンスはあるのか、次回衝撃の決着です。

つづく

 

―新サイエンスフィット日記・登場人物紹介―

PRGRサイエンスフィット日記メンバー K

ベストスコア81、平均スコア94。サイエンスフィットに通うことによってスイングレベルは驚くほどアップ。安定したショットを連発するが、たまにとんでもないミスショットを出してしまう。そしてそれがいつ出るのか、なぜ出るのかがわかっていない。

 

PRGRサイエンスフィット日記メンバー F

ベストスコア76、平均スコア87。スイングレベル4の冷静な賢者。アプローチショットには絶対的な自信を持つが、その技術は幼い頃に地元福井の休耕地で培われたものである。

 

PRGR営業マン E君

ベストスコア65、平均スコア74。ドライバーヘッドスピード50m/s、バックスピン量4000rpm、飛距離260ヤードだった男が、RS Fプロトドライバー(1クローバー)に変えた途端、飛距離が40ヤード伸びました。まさにプロレベルのゴルファーに効果が出るプロモデルです。

 

PRGRサイエンスフィット日記筆者 N

生まれ変わってゴルフ歴1年目。生まれ変わってからのベストスコアは89。若手にベテランの凄さを見せようとしたけど全然ダメでした。むしろ、レディースクラブを使って下品なフックを打ちまくる謎のおじさんという印象しか与えられませんでした。

 

―合わせて読みたい―

PRGRのクラブの歴史、開発現場を紹介する新しいコンテンツ、PRGRクラブ開発物語・ギアスト!開発スタッフとして奮闘するF君が登場してギリギリ新シリーズLS、新コンセプト05アイアンの開発秘話を紹介。PRGR WEBにて大好評連載中です。

■PRGRクラブ開発物語・ギアスト!はこちら

コメント

  1. パット下手 より:

    いいとこで終わって続きが気になる!!
    (いや、結果はわかってますけど。)

    1. prgr より:

      パット下手さん
      コメントありがとうございます!結果はお気づきでしょうが、次回までもうちょっとお付き合いくださいませ。我々も想像しなかった驚愕の結果が待ち受けておりますので(^_^)

  2. 通りすがり より:

    直ドラすごいですね!
    石川遼プロも同じシチュエーションで同じことしてましたね…

    それはそうと、お上手な皆さんのgif付き実況、毎回楽しみにしています。
    気に入った画像を見返してイメージ出すのに役立っています。
    Y選手なども是非お願いします。

    1. prgr より:

      通りすがりさん
      コメントありがとうございます!E君は石川遼プロのようなスーパーショットでピンチをチャンスにするスターというよりも、ただドヤ顔をしたいだけです(^_^)
      gifをイメージに活用いただきありがとうございます。Y選手のスイングもまたアップしますのでお楽しみに!

  3. UK店のK氏 より:

    ドヤ顔をしたいだけ…(笑)
    Nさん、文章能力高すぎくんです!
    僕はポスターのアイデアと、PRGRの次作の『こんなのが良いなぁ〜、こういうの欲しい』をE君と考えました!

    1. prgr より:

      UK店のK氏さん
      いつもお世話になっております。コメントありがとうございます!実際のE君とブログの中のE君とゴルフのときのE君のギャップを楽しんでいただければ幸いです。引き続きどうぞよろしくお願いいたします(^_^)

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