走る男
さあ、ティーショットの飛距離が24ヤードだったS常務。
アイアンで安全な場所に運びます。
残る3選手はフェアウェイに横一線。
入念に距離を読むS先輩。
セカンドショットで見事にグリーンを捕らえました。続くY山先輩もパーオンに成功。
Nも軽快にピン筋にショット。
だがここで、競技ゴルフの魔の手が早くも選手に襲い掛かります。
バスッ
セカンドショットがグリーン手前のあごの高いバンカーにつかまっていたN。バンカー脱出の秘密兵器、R55ウェッジのレディスモデルでバンカーショットするも、砂が硬くてボールがあがりません。
急いで05アイアンの50度のウェッジを取りにいって、
カツーーーン!!
『ひえー!ファー!!すいませーん!!!』
ボールは大ホームランで、次のショートホールのティーイングエリアへ。
隣のティーイングエリアからアプローチするも目の前の木に当たって前に進まず。とりあえずグリーン右方向を狙って脱出。
『ハアハアハア』
すでにスピードゴルフ以上に走り回ってます。そして、
ガキッ!!
グリーンサイドからのアプローチはトップしてグリーンの先の斜面を転がり落ちていきました。
『うわ~ん。』
斜面の下から泣きながらパターで寄せるN。
競技ゴルフの恐ろしさを痛感しつつ、二刀流ゴルファーNの夏は1番ホールで終了しました。これからはカメラマンに専念して頑張ります。
一方、S先輩はバーディーパットを惜しくも外しパー。
Y山先輩も2オン2パットのパー。S常務は何とか耐えてボギー。さすが代表選手選考会。ハイレベルな戦いとなっております。
そして、
『じゅ、10です。。。大変お待たせしました。』
若手選手選考会でのK君の気持ちがよくわかりました。
Hole2 148yards Par3
続いてはショートホール。ここもグリーン手前にアゴの高いバンカーが待ち受けています。
まずオナーのY山選手。
これはピン方向にナイスショット。
S先輩もナイスオン。
S常務のショットはやや左。でも05アイアンはなかなか良さそうです。
そして4番バッターのNは、
グリーン手前のバンカーにびびり過ぎてダフりシャンク。慌てて目土袋を取りに走ります。
『うひゃー!』
走り回るNはさておき、グリーン上では真剣な戦いが行われています。まずY山選手は長いパットを寄せて、
確実にパー。
S先輩も、
2パットで確実にパーをとります。
S常務は2打目でグリーンに何とか乗せて、
3パットでダブルボギー。
日経カップで戦うには小技、パッティングは欠かせない技術なのでしょう。
鷹狩る男
Hole3 339yards Par5
さあ続いてのホールはずいぶん距離の短いロングホールです。ってあれ?ここってミドルホールじゃなかったっけ?
そうです。もともとはミドルホールだったのですが、コースの左には小学校が隣接しているため、打ち込み事故の危険を無くすためにティーショットはアイアンで打たねばならないホールに変更されたのです。地域と共存するGDO茅ヶ崎ゴルフリンクスならではの素敵なコース変更です。
結果的に距離の短いロングホールとなった3番ホール。これは上手くいけばイーグルも夢ではありません。
さあ、パーを続けるY山選手のティーショット。これもフェアウェイど真ん中をキープ。
同じく2連続パーのS先輩。
これはドローが戻りきらず、右の1ペナゾーンへ。
さあ、S常務もアイアンで。
あらー。これは大きく左にフックして林へ。OBです!
でもアイアンなので小学校までは飛んでいません。ローカルルール改正して良かった!
S先輩のティーショットは右の斜面で止まっていました。
この難しい斜面から。
極力体重移動をせずにコンパクトなスイングでミートするS先輩。これぞ経験から生み出される熟練の技です。
Y山選手の2打目はナイスショット!グリーンが見えないけどいい感じに飛んでいきました。
これがなんと。
カップの真横に着弾してベタピン!
あわやアルバトロスというスーパーショットでした。
これを。
コロン。
Y山選手、余裕でイーグル。3ホールを経過して2アンダーです。
S常務はダブルボギー。3ホールで5オーバー。今日こそ100切りができそうなペースです。
『いやいやいや。大叩きしたあとにバーディーが来ても、もうなんかいまさら、、、選考会の時のK君の気持ちがよくわかるな~。』
ということで、ハイレベルな戦いと100切りを目指す戦いとスピードゴルフがないまぜになっている日経カップおじさん選手選考会。戦いはまだ始まったばかり、残り15ホールの模様は次回以降に続きます。
つづく
―新サイエンスフィット日記・登場人物紹介―
PRGRサイエンスフィット日記ご意見番 S常務
ハンドファーストインパクトを極めすぎて、アイアンがまったく上がらなくなってしまった男に05アイアンは救世主となるのか?その前にまずゴルフルールを理解していないのが心配です。
PRGR日経カップ候補 Y山先輩
肘と腰に爆弾を抱える文字通り爆弾おじさん。粘り強く戦う姿はまさに自身の営業スタイルそのもの。ドライバー飛距離220ヤードでモンスターコース筑波カントリークラブに挑みます。
PRGR日経カップ候補 S先輩
目的達成のために極力リスクを回避し、幾重もの策略を張り巡らして粘り強く、泥臭く結果を出すタイプ。結果が出せそうもなかったら爪痕を残そうとするタイプ。
PRGRサイエンスフィット日記筆者 N
スタートホールで走り回っている途中で、このまま家まで走って帰ろうかと思いました。自宅まで約120キロ。行けない距離ではありません。それぐらい帰りたかったという話です。
―合わせて読みたい―
PRGRのクラブの歴史、開発現場を紹介する新しいコンテンツ、PRGRクラブ開発物語・ギアスト!開発スタッフとして奮闘するF君が登場してギリギリ新シリーズLS、新コンセプト05アイアンの開発秘話を紹介。PRGR WEBにて大好評連載中です。
色々な意味で壮絶な戦いになりそうで、続きが楽しみです❗️頑張ってください😊
S先輩のアイアン、2018年RS FORGEDに0 WEDGEの48 52 56 、同じでなんだか嬉しい😅
Nさんファンさん
コメントありがとうございます!S先輩と同じアイアン、ウェッジとはですか!?ゴルフを良くわかってて、知略に長けた素晴らしいセッティングですね。S先輩の活躍にご期待ください(^_^)
最初に全てを出し切ったNさんが、終わってみればシレっとトップ!と予想します。
いや、スキスギーついに覚醒かなぁ。
いやいや、突然の雨でSパイセンのぶっちぎりかなぁ。
やっぱり順当にY山先輩かなぁ。
ん~~、更新を楽しみに待ってます!
けつかちさん
コメントありがとうございます!経験豊富で実力が足りてないおじさんの集まりなので、誰がトップを獲るかはまったくわかりません。なるべく間が開かないように更新しますのでお楽しみに(^_^)
これは大変な闘いですね。
年配者達のこれまでのゴルフ経験がどのように選考会で発揮されるのかとても楽しみです、S常務頑張れ!
JALさん
コメントありがとうございます!おっしゃるとおりなかなか大変な闘いとなりそうです。経験が有利に働くか、不利に働くか。S常務に奇跡は起こるのか!?お楽しみに(^_^)