【第2部 Vol30】決戦の日まであと一ヶ月!

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皆さま、こんにちは。

プロギアで販売促進を担当しているNです。

 

PRGRの新しい直営レッスンスタジオ『PRGR GINZA EX』に通って本気で上達を目指すゴルファーを紹介する(ほぼ)リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記。第2部ではPRGRの若き3名の男性スタッフと1名の女性スタッフをモデルとしてとりあげ、上達への道のりをレポートしております。

前回のラウンドで、冬場に築き上げてきた練習の成果を発揮しようとして、110というサイエンスフィット日記史上最悪のスコアを叩き出したK君。

 

ライバル2人にも、もちろん完敗。

このままでは帰れません。

 

 

恒例の反省練習会

いっぱい叩いた日は、必ず練習場に寄って打ち込んでから帰宅することをマイルールにしているK君。

今取り組んでいるスイングを自分のものにするべく、練習場に足を運びます。

*ラウンド時の快晴が一転の涙雨。重い足を引きずりながら打席へ向かいます。

 

K君が最近取り組んでいたのは、シャフトクロスを抑えるためにトップを低くし、インパクトでも手を低く抑えるスイング。

K君はどうしてもインサイドからあがったクラブがトップでクロスして、、、

 

ダウンスイングでフェースが開きながら下りてきて、インパクトではアドレス時より左手が浮き上がった状態でヒットしてしまい、右にプッシュアウトする。というクセがなかなか抜けなかったのです。

 

新しいスイングではこの悪いクセを無くすため、鏡やスマホを使ってスイングチェックしながら打ち込んでいます。

 

今までよりテークバックを低くし、

トップも低く、シャフトがクロスしないように、リッキー・ファウラーを意識しつつ、

下半身をターンさせ、手はなるべく低い位置でインパクトを迎える。

 

 

なかなか身につけるのは大変そうですが、見た目はこっちのスイングのほうがカッコいいですね。

企業対抗ゴルフ選手権の代表選手選考会まであと一ヶ月足らず。

新スイングは果たして間に合うのでしょうか???

 

自分の立ち位置を知る

■4月中旬 東京・新橋

N 『と、いうわけであいつ今さらリッキーファウラーを目指して、110も打ってました(笑)』

宮川部長 『・・・。』

宮川部長 『ちょっと、コレ見て。』

N 『?。何ですか?』

宮川部長 『いま新しいレッスン本の企画、構成を作っているんだけど、スイングレベル別にレッスン、解析の内容のフェーズ(段階)も変えていこうとしているんだ。ちなみに簡単にまとめたのがこの表。』

宮川部長 『例えば、初心者の方に4Dモーションで体の動きを数値化して解析しても意味は無くて、まずは体の動かしかたを覚えていただくのが第一段階。次にスイングマップのAゾーン(インサイドアウト・アッパー軌道)を目指してもらうことが第二段階。ここに到達すると平均スコアで100を切ることが可能になってくる。』

N 『なるほど。』

宮川部長 『次に目指す第三段階はフェースの管理。トップ、インパクト、フォローで正しいフェースの向きを覚えスクエアなインパクトを目指す。この段階では80台も出てくるだろう。さらにはシングルハンデゴルファーでもなかなか出来ていない正しい腕の回旋を第四段階でクリアしてから、最終第五段階では4Dモーションで詳細な体の数値を解析しプロレベルのスイングを目指す。というもの。』

N 『ほ~。』

宮川部長 『で、サイエンスフィット日記メンバーの現在のレベルはこんな感じ。』

宮川部長 『KはようやくAゾーンが固まってきたレベルの第二段階なのに、リッキー・ファウラーのシャロースイングなんて階段を2段飛ばしで駆け上がろうとしてるようなもんだから、コケて大怪我するよ。』

N 『笑。自動車学校で路上出たばっかりの人間が正丸峠をFDで攻めるようなものですね。』

宮川部長 『?。Kがいま本当に取り組まないといけないのは、トップの位置じゃなくて、正しいフェースの開閉と腕の回旋。しっかり腕の使い方を覚えないと、全部ボールは右にすっぽ抜けていくだろうね。』

N 『おっしゃる通り!ドライバーからウェッジまで、全部右にすっぽ抜けてました。』

 

 

K君はとにかく見た目を気にしすぎる傾向にあります。

新入社員当時も、見た目は決めてるくせにトークはからっきしだったのでまったくモテてなかったことを今思い出しました。

その後、外見だけでなく中身を鍛え上げることによってPRGRナンバー1営業マンの座を掴み取り、素敵な奥様と出会うことができたのですが、どうやら初心を忘れているようなので、気付きを与えなくてはいけません。

 

初心忘るべからず

■4月下旬 東京・新橋

N 『・・・と、いう訳で。要はおまえのスイング改造は10年早いみたいよ。』

K君 『・・・。』

N 『半年かけてスイング作り上げてきたのに、勝手にスイング変えて。って、宮川さん怒ってたよ。』

K君 『・・・。(汗)』

 

緊張の事務所レッスン

■4月下旬 東京・新橋

K君 『す、す、す、すす、すいません!宮川さん!』

宮川 『なんだよ(笑)!?』

K君 『7月から宮川さん、京村さんとスイングを作り上げてきたのに、ついマスターズで見たリッキー・ファウラーのスイングに魅せられて浮気しちゃいました!!』

K君 『一緒に練習してたNさんが、”俺はダスティン・ジョンソンのスイング完コピして320ヤード目指すから、おまえもその下品なシャフトクロスを何とかしろよ”って言うから、ついついその気になっちゃって。』

N 『余計なことは言わないでいいんだよ。』

 

*とりあえず今取り組んでいるシャロースイングを披露するK君。スイングよりもアドレスが低すぎです。

 

 

 

 

 

宮川 『ゴルフなめんな、オラッ!!』

K君 『あひんっ!』

 

 

 

 

 

 

 

・・・ていう展開を期待しましたが、現代においてそんなことはもちろん起こらず。

K君の間違った動きをやさしく修整してくれてます。

 

 

 

宮川部長 『とにかく、大事な企業対抗選手選考会までもう一ヶ月無いんだから、しっかりスタジオで練習しないとな。俺も京村店長も協力するからさ!』

K君 『すいません、ありがとうございます。一生懸命頑張ります。』

宮川部長 『で、ゴールデンウィークはどうなの?練習に何回来れる?』

 

K君 『・・・す、す、すいません。練習はちょっと行けないです。』

 

宮川部長 『あ!?』

 

 

 

 

冬場の練習が無駄になって、あとがないK君。

あとが無いはずなのに練習ができないというK君。

どうした、大丈夫か!?

 

 

つづく

 

 

【次回予告・新しい季節、新しい生活。】

  

 

 

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