Hole4 157yards Par3
続くショートホール。実質132ヤードを先ほどはピッチングウェッジで打ってピンを30ヤードオーバーしたS常務。
波に乗っています。ここもナイスオン!
スッ
使用したのはまたもやPRGR 05アイアンの48度ウェッジ。S先輩とY山先輩が8番か9番かで悩んでいたのに恐ろしい飛距離です。
Y山先輩のショットはグリーンに届かず。
S先輩は前半同様右に吹かしてしまいバンカーへ。
おっと、これはシャンクしてグリーンに乗せられず。ダブルボギーを打ってしまいました。
Y山選手はアプローチをしっかり寄せて根性のパー。
さあ、S常務のバーディパット。
これはショート。結局このホールも3パットのボギーにしてしまいましたが、ショットの調子は上がっています。
残り5ホールをパープレーで回れば奇跡の100切りです。まだまだ諦めていません。
測定する男
Hole5 389yards Par4
続いては距離のあるミドルホール。
さてここで、マルチスピードテスターRED EYES POCKET HS-130を使用して恒例のショット測定をしてみましょう。若手選手選考会ではヘッドスピードが50m/秒を越えたり、飛距離が300ヤード以上飛んだりとちょっと現実離れしてましたが、リアルなおじさんの数値を確認してみたいと思います。
まずはオナーのNから。
レディースクラブをやさしく振る新スイングで、ヘッドスピードは41m/秒ながらシャフトのしなり戻りを利用してミート率は1.46のナイスショット。推定飛距離は241ヤードです。
続いて故障と加齢による飛距離ダウンに悩むY山先輩。
ヘッドスピード39.2m/秒ながら、最大飛距離を生み出すためにミート率は1.49まで高まっています。推定飛距離229ヤードはY山先輩の限界飛距離です。
続いてこの組で一番の飛ばし屋S常務。
ヘッドスピード43.9m/秒、ミート率1.48の分厚い当たり!!ですが、実際は左への引っかけでした。(引っかけの場合フェースが立ってインパクトするためボール初速は高まる傾向にあります)
最後にS先輩。かなり気合が入っています。
振ったー!
ヘッドスピードは42.3m/秒まで上がりましたが、ミート率が下がってしまいました。(練習場とコースではヘッドスピードやミート率が変わる方が多いです。)
測定の結果、みんな見事に一般的なおじさんの数値で、測定器の精度の高さが実証されました。
さあ、ヘッドスピードは年々落ちて若者のようなパワーも飛距離も無いけれど、おじさんたちはめげずにグリーンを目指すのです。
ティーショットを引っかけたS常務は残り200ヤード。まずは安全なエリアに運びます。
Y山先輩は絶好のポジションからグリーンを狙うも届かず。
S常務はアプローチが壊れてしまっていて、なかなかグリーンに乗りません。
S先輩もバンカーからの脱出に苦労しています。
結果、
Y山先輩はダブルボギー。
S常務もダブルボギー。これで29オーバー、100切りは絶望的です。
そしてS先輩はトリプルボギー。Y山選手との差が開く一方です。
ドライバーを振りちぎり、セカンドショットをミドルアイアンで果敢に攻めるもグリーンには届かずおじさんたちは総崩れ。
やっぱり380ヤードを越えるミドルホールはおじさんたちには長すぎました。(おそらく若者ゴルファーE君なら5番ウッドとアプローチウェッジでバーディを獲っていたことでしょう)
悪夢の男再び
Hole6 369yards Par4
気を取り直して折り返しのミドルホール。おじさんたちが必死にフルスイングする様子が面白いので、ここでもショット測定をしてみましょう。
Y山先輩は徐々にヘッドスピードが落ちてきています。
残り4ホール、いよいよ体力勝負です。
パワフルスイングS常務は、
ここへ来てヘッドスピードがアップ!
ミート率は落ちていますが、パワーは落ちていません。
『よし!』
残り4ホールを2アンダーで回れば100切り達成。無茶なミッションですが、まだロングホールが2つ残ってるので飛ばし屋S常務には可能性があります。
そして何とかY山先輩に追いつきたいS先輩は、
会心の当たり!
ヘッドスピードは落ちていますが、熟練の技でミート率がアップ!
セカンドもナイスショットでパーオンに成功しました。
ちなみにティーショットを最も飛ばしたS常務は、セカンドショットでもその飛ばし屋っぷりを発揮し
またまたグリーンも奥のバンカーもキャリーで飛び越え、こんなところにいます。
バンカーの縁からのアプローチは失敗してバンカーに。これを、
2回打って何とか脱出。
返しのアプローチショットは、
トップして、ボールは滑るように元いたバンカーに向かっていきます。
『もうやめてくれ、勘弁してくれー!!』
おじさんの魂の叫び。その気持ち、わかるなあ。
アプローチショットがさらに壊れたS常務はパターで何とかグリーンに乗せます。
なおS先輩はバーディパットをしっかり寄せてパー。
トップを走るY山先輩も確実にパー。
そして、
『11だ。』
こうしてひとりのおじさんの代表への夢と100切りの希望はこのホールで潰え、おじさんの50数回目の夏は終わりを告げました。(お疲れ様でした。)
さあ、日経カップ代表、おじさん選手選考会はいよいよ佳境を迎えます。
たったひとつの代表の座をかけ、トップを走るY山先輩と4打差を追いかけるS先輩。遂に次回、その戦いが決着します。どうぞお楽しみに!
つづく
―新サイエンスフィット日記・登場人物紹介―
PRGRサイエンスフィット日記ご意見番 S常務
長年修練を積んだハンドファーストインパクトに高弾道のLSドライバー、05アイアンを組み合わせると驚異的な飛距離が生まれることを発見。ただしアプローチショットはトップしか出なくなりました。
PRGR日経カップ候補 Y山先輩
学生時代はバリバリの競技ゴルファー。卒業して30年以上経つとどんなに振ってもヘッドスピードが40m/秒を越えないことを痛感。さすがにSシャフトがしんどくなってきました。
PRGR日経カップ候補 S先輩
長年の試打会で築き上げてきたスイングで練習場では無敵の存在。でもゴムティーと人工芝の無い本物のゴルフ場だと練習場の無敵さが発揮できないのが悩み。
PRGRサイエンスフィット日記筆者 N
ゆったりしたリズムでアプローチショットをするためにレディースクラブを使ってきたはずなのに、アプローチだとどうしても力んで手が動いちゃう。不思議だなあ。と思いながらパターでアプローチをしてました。
―合わせて読みたい―
PRGRのクラブの歴史、開発現場を紹介する新しいコンテンツ、PRGRクラブ開発物語・ギアスト!開発スタッフとして奮闘するF君が登場してギリギリ新シリーズLS、新コンセプト05アイアンの開発秘話を紹介。PRGR WEBにて大好評連載中です。
S常務、、、残念。
応援してたから、、、
でも挫けず頑張って欲しいでーす。
かおりんさん
コメントありがとうございます!S常務は今回も見事に撃沈してしまいました!しかもあまりにもアプローチが下手すぎてちょっと挫けちゃってます(^_^)