熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。
PRGRで広報を担当しております、Nです。
ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく、真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。
今年もサラリーマンゴルファー達の夏の祭典、日経カップへ挑戦するプロギア。若手選手選考会、おじさん選手選考会を経て、遂に新生プロギアチームのメンバーが決定しました。そこで今回から数回に渡って代表選手を紹介させていただきたいと思います。
ということで向かった先がこちら。
■東京 銀座
最先端のスイング解析機器を備える、PRGR GINZA EXです。
そして姿を現したのが、、、
プロギアチームの絶対的エースでありキャプテンのY選手です。
今日は来るべき日経カップに向け、サイエンスフィットでスイングチェックをおこなうようです。
※現在、PRGR GINZA店、PRGR GINZA EX店では解析機器を使用したお得な【スイング診断コース】を実施中です。
サラリーマン競技ゴルファー
ちなみにYキャプテンは所属するゴルフ場では数度クラブチャンピオンに輝き、全日本クラスのゴルフ競技にも出場する、オフィシャルハンデ0のゴリゴリのサラリーマン競技ゴルファーです。
日経カップにおいても、遠い昔プロギアチームが決勝大会で戦っていた頃には、個人2位という成績もおさめております。
そんなYキャプテンですが、プロギアにおいては営業部のマネージャーとしてチームをまとめるとともに、
自らも日々PRGR製品の販売活動のために、ゴルフショップを走り回っているのです。
ゴルフをこよなく愛し、商品を売るよりもまずゴルフの楽しさを伝えるという営業スタイルのYキャプテンの周りには、常に教えを請う人達が輪を作っています。
※スイングのお悩みを相談されるYキャプテン
そして、
担当する店舗の関係で、サイエンスフィット日記でもお馴染みのマーク金井さんのYouTube動画の撮影にも立ち会うYキャプテン。
撮影の合い間にマークさんのゴルフ論を熱心に聞くYキャプテン。
いつの間にか、
撮影そっちのけでゴルフ談義が白熱。
ちなみに2人は10年以上前に関東月例というハイレベルゴルファーが出場する競技会で腕を競い合っていた、昔ながらの競技仲間なのでした。
マークさんとのゴルフ談義でスイングのヒントを掴んだYキャプテン。仕事、プライベート関係なく、日常の全てがゴルフで埋め尽くされているのです。
■マーク金井さんが紹介するPRGR LSシリーズの動画はこちら
■ゴルフをもっと深く知り、好きになるマーク金井さんのYouTubeチャンネルはこちら
エリートゴルファーのスイング診断
そんなYキャプテンのスイング診断に今回は立ち会ってみました。
担当するのはプロ、トップアマから初心者まで、数千人のゴルファーの解析をおこなってきた知見がギガファイルとしてその頭脳に格納されている、PRGRサイエンスフィットのボス、宮川コーチです。
まず宮川コーチに今のスイングの取り組み、悩み、気をつけていることなどを説明するYキャプテン。
『僕はドライバーの安定度が生命線だったんですが、最近はここぞという場面でドライバーが左に行くんです。そこでマーク金井さんとの会話がヒントとなって、グリップエンドのスピードを減速させずにスイングすることを心がけています。あとはショートアイアンの方向性を高めるために、アイアンはライン出しショットをイメージするようにしてます。』
『そうか、じゃあちょっと見てみようか。』
ということでまずはドライバーをショット。
さすが安定のドライバーショット。左を警戒しているということで、球筋はフェード。軽く振っているようで飛距離は250ヤードを越えているから不思議です。
ヘッド軌道を見ると、男子プロの軌道に近いポジションにいます。
さらにクラブの動きを確認するとフェース管理、ダウンスイングのタメなどは理想的な数値が並んでいます。このタメの大きさ、ヘッドの走らせ方が飛距離につながっているのでしょう。
と、ここまでがクラブの動きを解析する【スイング診断コース】の計測内容。
さらにPRGR独自のモーションキャプチャシステム、スイングスキャンで体の動きを詳細に計測します。(これは【スイング診断SSコース】の計測内容となります。)
測定スーツを着てセンサーに読み込ませると、Yキャプテンの分身がモニターに出現。
これでスイングすると、
スイング中の体の動きが詳細に数値化されます。
このデータの中からスイングの綻びを見つけ出すのです。
たくさん並んだ数字。その全ては連動し、意味があるのですが、私にはまったくわかりません。
ゴルフ大好き人間のYキャプテンもまったくわかりません。
ということで、
宮川コーチに解析してもらいましょう。
『さすが、クラブの挙動もスイングも素晴らしいけど、ひとつ気になるのがこの数字だね。』
と宮川コーチが示したのは腕の動きを記したデータ。特に”手首のヒンジ”に課題がありそうです。
『左手首のヒンジ(掌屈)がインパクトで強くなり過ぎてる。こんな感じに。』
『この動きは球が捕まりすぎるので、インパクトで手首のコック(縦の動き)を緩めてアジャストしてるね。このタイミングが合わない場合に引っかけボールが出るんだろうな。』
『プロの数値と比較してみても、この部分だけ大きく違うよね。』
ピンク線が理想的なプロの動き、グレー線がYキャプテンの動き。確かにこの部分だけ大きく異なっています。
一方、他の部分は見事にプロの動きとシンクロしています。
Yキャプテンはインパクトでヒンジ(掌屈)が強くなるタイプ。インパクトでフェースが被ってロフトも立ち過ぎてしまいます。
『そうか、アイアンのライン出しショットのイメージが強すぎたのかもしれませんね。』
タメがすぐ解けてしまったり、インパクトでフリップしてしまうアマチュアゴルファーからしたら羨ましい悩みですが、この動きが肝心な場面での左へのミスを生んでしまっていたようです。
エリートゴルファーへのハイレベルレッスン
本来、スイング診断コースはここまでですが、宮川コーチにもうちょっと教えてもらいましょう。
ダウンでのタメが強すぎるYキャプテン。
ダウンスイングの動きを宮川コーチが説明します。
さらにヘッドカバーを使った練習方法。
『コックを解かずにタメをつくるのではなく、Yの場合切り返しでヘッドを遠くに放り出す意識を持ったほうがヘッドは走るし、フェースが閉じずにロフトも寝てくるから球筋が安定するよ。』
普通の人ならヘッドスピードが減速しちゃいそうな動きですが、Yキャプテンは体の動きでクラブを引っぱり下ろせるのでヘッドスピードが加速するし、目指している”インパクトでグリップエンドのスピードを減速させないスイング”にもつながるようです。
『なるほど。やってみます。』
イメージを確認するYキャプテン。
体の動きで伝える宮川コーチ。
ハイレベルゴルファー同士に通じる感覚、言葉でスイングを修正していきます。(正直アベレージゴルファーの私にはその感覚はわかりません)
さらにヘッドの加速度を体感できる練習器具で、
ダウンスイングのクラブのスピード感を体感するYキャプテン。
ヒュンッ!ヒュンッッ!!
空気を切り裂く凄い音。
段々コツが掴めてきたようです。
ショットもさらに安定してきました。
さらにスイング中の体重移動なども確認。Yキャプテンが抱えていた不安や違和感も解消されたようです。
『いやあ、さすがですね。どうですか日経カップはイケそうですか?』
『ゴルフの調子は上がってきてるけど、まだまだだよ。ドライバーは安定しないし、アプローチとパターはイップスだし。でも今年は若いメンバーも加わったから、なんとしてでも決勝大会に行きたいよね。』
エリートゴルファーでありながら、ゴルフの悩みは尽きないようです。いや、上級者であればあるほど悩みは大きいのかもしれません。その悩みと会社の看板を背負うプレッシャーと戦うYキャプテン。今まで孤独な戦いを続けてきましたが今年は頼りになる若手の参入がありました。
チームの決勝進出と、個人のメダリスト獲得に向け、さらに修練を続けるYキャプテン。本番での活躍が楽しみです!
さて次回は、プロギアチームの明暗を握る新進気鋭の若手選手を紹介したいと思います。
お楽しみに!
―新サイエンスフィット日記・登場人物紹介―
PRGR日経カップキャプテン Y選手
ベストスコア68、平均スコア72。ゴルフと愛犬をこよなく愛する温和な人格者。だが、日経カップの選手に対しては、決して妥協を許さず鬼のような態度で接するため選手からは恐れられている。
PRGRサイエンスフィット日記筆者 N
スイング改造とクラブ改造が趣味。新しい発見と挑戦を繰り返すたびに、スコアは悪化する一方。とほほ。
―お知らせ―
ただいまPRGR GINZA、GINZAEXの2店で、スイング診断に特化(レッスン無し)したコースを期間限定で実施中です。クラブの動きを解析する【診断コース(30分税込み5500円)】と、体の動きも解析する【SS診断コース(50分税込み11000円)】を設定しております。スイングの問題点を明確にして自己練習でレベルアップしたいという方に最適なメニューです。
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