熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。
PRGRで広報を担当しております、Nです。
ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく、真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。
今年もサラリーマンゴルファー達の夏の祭典、日経カップ企業対抗ゴルフ選手権へ挑戦するプロギア。若手選手選考会、おじさん選手選考会を経て、遂に新生プロギアチームのメンバーが決定しました。さて今回ご紹介するメンバーは、、、
■東京 銀座
PRGRの直営スタジオ、PRGR GINZA EX。
ここに、汗でぐっちょぐちょの大きな背中を持つ男が。
そう、
サイエンスフィット日記メンバーのF君です。
日経カップの選手を決める若手選考会で見事代表の切符を掴んだF君。
今回は古くからの日記メンバーでもあるF君をあらためてご紹介させていただきます。
サイエンスフィット日記のマスコットキャラクター
当ブログの初期、2017年からK君、U君とともにサイエンスフィット日記に登場しているF君。その柔和な顔とクマさんのような体は、人々に癒しを与えてきました。
※2017年12月
さらに、その独特のスイングは人々の驚きと爆笑を生んできました。
そのおもしろスイングを解明し、さらにF君のスイング改造を成功すべく、当時はサイエンスフィットの設備と技術と知見を結集し、チーム一丸となって取り組んでおりましたが、
なんと。
■神奈川県平塚市
F君は商品開発部に異動となり、サイエンスフィット日記への登場の機会も減少しておりました。
その後、開発チームに配属されたF君は、
自身も悩み多きゴルファーとして、
世の中の多くのゴルファーを救うべく、
試行錯誤の日々を繰り返し、
クラブ開発に勤しむ日々を過ごしています。(ご安全に)
■F君の奮闘の模様は、『PRGRクラブ開発物語。ギアスト!』にて確認できます
さらに、
ゴルフだけでなく、様々なスポーツでのスピード測定が可能な測定器も開発するPRGR開発チームにおいて、
ゴルフと同じくらい野球が大好きなF君はここぞとばかりにボールを投げ、
笑顔でバットを振り、テスターとして活躍。
こうした日々の積み重ねの結果、多くのゴルファーを笑顔にする製品が生まれてくるのです。
理系人間のF君は、開発スタッフとしてモノづくりを行うことによってよりゴルフレベルが上がり、遂に日経カップ代表選手の座を勝ち取ったのです。
ゴルフ賢者・F君のスイング診断
そんな成長したF君のスイングを久しぶりにサイエンスフィットで解析したいと思います。
(現在、PRGR GINZA店、PRGR GINZA EX店では解析機器を使用した【スイング診断コース】を実施中です。)
今回もスイング診断を担当してくれるのは大原インストラクターです。よろしくお願いいたします。
膨大なシャフトからF君の希望のシャフトをピックアップし、
進化したF君のドライバーショットを計測しましょう。
バゴッ!!
これは。
どスライスで飛距離216ヤード!
あれ?進化したはずが、昔と変わりません。いやむしろ劣化しています。
思わずF君も苦笑い。コースでは安定して250ヤードくらい飛ばしていたのに、相変わらずインドアではまったくダメ。インドア計測では神レベルの実力を誇るK君と真逆の性質です。
続いて動作解析をおこないます。
全身に取り付けた計測マーカーをセンサーが読み取り、モニター画面にF君の分身を出現させます。
そしてスイングすると、F君のスイング中の詳細な動きを取り込みデータ化します。
ではこの計測データをもとに、大原インストラクターに解析してもらいましょう。
すでに全身びしょびしょのF君。F君にとって夏は地獄の季節です。
※F君が着用した測定スーツはクリーニング屋さんに直行してますのでご安心ください
弾道解析
何球打っても、ボールは弱々しいスライス。ヘッドスピードの割りにボールが飛んでいません。
ヘッド挙動解析
インパクト前後のヘッドの動きを測定すると、ボールはほとんどフェースのヒール部に当たっています。これが飛距離が出ていない要因のひとつの様です。
スイングマップを確認すると【インサイドアウト・アッパーブロー軌道】の女子プロゾーンに位置しています。
が、ヘッド軌道よりもフェースが開いてボールに当たっているので、ボールは右に飛び出し右に曲がっていきます。ヘッド軌道とフェース角をスクエアにする”スクエアインパクト”がボールを曲げないもっとも大事な要素なんですが、それが出来ていません。
シャフト解析
スイング中のクラブの動きを計測し、スイングタイプ、フェースの向き、ダウンスイングでのタメの大きさなどを調べます。
ここで気になるのはフェースの角度。ハーフウェイバックで49度、トップで68度と結構フェースが開いています。
※プロとアマチュアの数値を比較した図
動作解析
そしてこちらはF君のスイング中の動きを詳細に数値化したもの。この複雑なデータを、、、
ん?
あれ?
いつの間にかのPRGR GINZA EXの京村店長もやってきて、興味深くF君のスイングデータを見つめています。
久しぶりに登場のF君に興味津々で、続々とインストラクターが集まってきています。
『いやあ、いいねえ。データ上はまったく進歩してないよ(笑)』
愛すべきキャラクターF君が再訪し、変わらぬ姿を見せてくれたことを、みんなが心から喜んでいます。
代表選考会では素晴らしいショットを連発していましたが、スイング的にはまったく進歩しておらず、課題だらけということがわかりました。ということで【サイエンスフィット・スイング診断】はこれにて終了。
『いやいやいや、さすがにこのままじゃまずいでしょう!』
このままの状態で日経カップに出場するのはあまりにも無謀。同伴競技者に迷惑かけちゃいます。とりあえず突貫工事でF君のスイングを修正することとなりました。
F君のスイング修正
『そうですね、まずはフェース管理をおこないましょう。テークバックでフェースが開きすぎているのでダウンスイングでフェースが閉じきらず、全体的にボールがつかまっていません。』
テークバックでのフェースの向き、腕と体の同調をアドバイスする大原インストラクター。
『あとは開いたフェースでなんとかボールに当てるために、インパクトで手が浮き、上体が起き上がってますね。これも球筋を不安定にさせる要因のひとつです。』
すると、F君の後ろに円柱状のクッションを置く大原インストラクター。
『ダウンスイングでこれに左のお尻を当てるイメージで振ってみてください。』
このクセ強めのスイングを直すとしたら数年かかりますし、実際数年かけても直りませんでした。なのでまずはこのスイングを活かし、球筋の安定を得られるようなアドバイスをおこないます。
滝のような汗を流しながら、ボールを打ち続けるF君。
こうしてポイントを絞って練習を続け、なんとかボールもつかまるようになってきました。
というところで本日の解析、レッスンは終了。
診断結果をいただいたので、あとは日経カップまでの残り少ない期間を自己練習してもらうしかありません。
賢者の選択
スイング解析が終わり、店内で涼んでいたF君が何やら真剣に物色しています。
そして遂に、
日傘をお買い上げ。
暑さにめちゃくちゃ弱く、夏は実力の半分も発揮できないF君が選んだ暑さ対策アイテムは、晴雨兼用の銀傘PRUM-162でした。真夏の殺人的な日差しをシャットアウトして木陰のように快適に。約280グラムという軽さは持ち運びのストレスを軽減。F君にとって強い味方になってくれるはずです。
■PRGR GINZAオンラインショップ 夏アイテムキャンペーン実施中
ということで今回は久しぶりにF君の姿をご紹介させていただきました。以前とほとんど変わらないキャラとスイングに、こっちとしてはほっとするやら、不安になるやら。。。
『いよいよ日経カップだけど、初めての競技なんでしょ?本当に大丈夫?』
『はい。代表になれなかったKさんの分も絶対に諦めず、頑張ります。』
と、珍しく強く語るF君。彼も以前、日経カップ代表選手選考会で落選した悔しい経験を胸に抱えていたのです。
※ともに代表の座を逃し悔しい表情を見せるF君とK君(2019年)
安定感の無いゴルフで不安感しかありませんが、何かやってくれそうな、そんな不思議なオーラをまとうF君。
日経カップでのプロギアチームの鍵を握る男に期待したいと思います。
さていよいよ次回は代表選手最後の男、いやおじさんを紹介させていただきます。お楽しみに!
つづく
―新サイエンスフィット日記・登場人物紹介―
PRGR日経カップ代表 F選手
ベストスコア76、平均スコア87。その考え尽くされたスイング理論とクラブセッティングで常に正解を求める理系ゴルファーだが、なかなか正解に辿り着かない。
PRGRサイエンスフィット日記筆者 N
F君同様、スイングとクラブセッティングを追い求めるが、如何せん文系なので飽きっぽく、新しいものにすぐ飛びついてしまい、こちらも正解に辿りつけていません。
―お知らせ―
ただいまPRGR GINZA、GINZAEXの2店で、スイング診断に特化(レッスン無し)したコースを期間限定で実施中です。クラブの動きを解析する【診断コース(30分税込み5500円)】と、体の動きも解析する【SS診断コース(50分税込み11000円)】を設定しております。スイングの問題点を明確にして自己練習でレベルアップしたいという方に最適なメニューです。
■サイエンスフィット スイング診断コースについて詳しくはこちら
―合わせて読みたい―
PRGRのクラブの歴史、開発現場を紹介する新しいコンテンツ、PRGRクラブ開発物語・ギアスト!開発スタッフとして奮闘するF君が登場してギリギリ新シリーズLS、新コンセプト05アイアンの開発秘話を紹介。PRGR WEBにて大好評連載中です。
うーん、何の根拠も無いのにK君より期待できそうな、何かやってくれそうな気がするのは何故でしょう?^_^;)
パット下手さん
コメントありがとうございます!う~ん確かに。あの巨体と謎の笑顔と無口なところがそんな雰囲気を醸し出しているのかもしれませんね。とにかく期待しちゃいます(^_^)