Hole 176 日経カップ挑戦編・代表選手の試合直前!

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熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

PRGRで広報を担当しております、Nです。

ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく、真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記

企業対抗ゴルフの最高峰といわれる日経カップに向け、練習を続けるPRGRチームメンバー。

その中で、晴れて代表選手となったものの、実力不足でまったく自分自身に自信が持てないチーム最年長のS先輩。

苦悩の日々を過ごしながら、大会の日は刻一刻と近づいて来ます。

 

日経選手の不安な日々

プレッシャーにより、いくら練習しても不安が拭いきれないS先輩。そんなおじさんの悲哀たっぷりの表情が、

 

こちら。

なんということでしょう。後輩達からジャ○アンと恐れられたあのS先輩が小動物のような目で震えています。

※猫型ロボットが主人公の昭和アニメに出てくるガキ大将のようだった青年時代のS先輩

 

ついにはリモート会議の画面からも、その不安な心境が伝わってくるようになりました。

なんということでしょう。豪放磊落で恰幅のよかったあのS先輩がしぼんでいます。

※昭和の熱血スポ根野球漫画の主人公のライバル(九州男児)のようなオーラを持っていたS先輩

 

最終的には、

 

こんな感じになっちゃいました。

これが競技ゴルフの恐ろしさというものでしょうか?(いやたぶん違う)

迫りくる恐怖とプレッシャーに押しつぶされそうになるS先輩。いったいどうしちゃったんでしょう。

 

『S先輩、大丈夫ですか?だいぶ心身ともにくたびれてるみたいですけど。』

 

『はあー、仕事が忙しくて訳わかんないのもあるけど、何とか日経カップで活躍しようと練習したり、ラウンドいったりしても全然ダメで。。。』

と、落ち込むS先輩。どうやら、先日は会社の後輩を連れてラウンド練習に行ったようです。

 

 

が、

 

先輩キラーと呼ばれる若手社員2人組にコテンパンにやられ。

※過去数回登場しているUR君。同じく若手D君とのコンビで、K君をはじめ多くの先輩を笑いながら血祭りに上げてきました。

会社の代表選手というプライドをズタボロにされたのでした。

※クラブハウスまでの帰りの渡り舟で、このまま遠い国まで行ってしまいたい。と願うS先輩。

準備に準備を重ねるS先輩ですが、準備をすればするほど自信が失せ、不安と恐怖が増大します。会社の看板と期待を背負う代表選手というのは、こういうものと戦っているのです。

 

日経選手の練習ラウンド

そして、

■茨城県つくばみらい市

今日は日経カップに向けた最後の実戦、練習ラウンドの日です。コロナ禍により最少人数で実施するため会場である筑波カントリークラブに行ったのは代表選手の4人のみ。

そう、私は選手から続々とLINEで送られてくる画像、動画、コメントをキャッチして記事を書く、リモート取材に挑戦します。

 

”ピロン♪”

 

早速送られてきた画像は、、、

お!我らがF君です。

ラウンド前のアプローチ練習場のようです。

 

アプローチ練習

チームNo1のアプローチ巧者F君。

手で拾うかのごとくボールをフェースに乗せ、ピンに運んでいます。

一方、こちらはチームNo1の実力者、Yキャプテン。

自称アプローチイップス。周りから見るとまったくわかりませんが、自分のなかではものすごい葛藤のなかでクラブを動かしているのです。

 

怪物飛距離のE君は、

ドライバーショットと違って、やさしく、柔らかくボールを操っています。

 

ドライビングレンジ

場所を移してドライイングレンジではF君が相変わらず独特なスイングでショット。

一方E君はマットではなくバンカーからショット。シビアなライで、スイングの調子を見極めます。

ところであの人は、、、

 

いました。

準備に命を懸けるおじさんは、他の選手とは準備にかける時間軸が異なります。全ての準備をスタートの2時間前に完了させ、ラウンド準備セットの準備に時間を費やしていたのでした。

さあ、モンスターコース筑波カントリークラブの練習ラウンドがスタートします。

 

ラウンドスタート

Yキャプテンのティーショット。まったく力みを感じませんが、真っ直ぐ250ヤード飛ぶから不思議です。

F君は独特のカチ上げスイングでボールは真っ直ぐ250ヤード。不思議です。

緊張で顔面蒼白のS先輩もまっすぐ240ヤード先へ。死んでしまいそうな緊張の中でナイスショットを打つのが代表選手です。

そして。

怪物E君は5番アイアンで210ヤード。怪物コースを力でねじ伏せにきてます。

では個別に選手の仕上がり具合を見てみましょう。

 

Yキャプテン

まずはチームの大黒柱であるエースYキャプテン。

この時期は関東アマ予選、県アマなどの試合が多く、競技モードの良い緊張感が持続しています。

 

サイエンスフィットで診断コースを受け、スイングの微調整をおこなったことにより調子も良いみたいです。

練習ラウンドといえど集中を切らさず、1打に執着します。

 

E選手

そして次代のプロギアチームを担うE君。多くのおじさんが苦労する、10番ロングホールの右の高い木を軽々と越えていきます。

とにかくコース戦略を考えずに最短距離をドライバーで突き進むE君。

これには膨大な過去のラウンドデータをコースメモにしたため過ぎて、逆に攻略ルートが無くなってしまったおじさん選手も度肝を抜かれています。

深いラフもパワーで攻略。

初めてのコースですが、力で真っ向勝負。バーディーを獲って雄叫びをあげます。

『ガーーーー!!』

 

F選手

続いて、スイング診断で弱点しか見つからなかったF君。

スイングは相変わらずめちゃくちゃ。

ボールも暴れてあちこちに。

そこからナイスリカバリーを繰り返し、アプローチ、パターでスコアを作っていくタイプ。

Yキャプテンからつきっきりでアドバイスをいただいています。

 

S選手

さあ最後はおじさんの星です。

右から回してくるドローボールが持ち球のS先輩ですが、ボールが思い通りに戻ってきてくれません。

全てのショットが右へ。

F君同様、林の中で過ごす時間が増えています。

難コース筑波カントリーに何とか喰らいつき、他の選手に何とか追いつくために、ただただ走り続けるおじさん。

林の中で遭遇したお社に”今年も何卒お願いします。”と頭を下げるS先輩。

昔、日経カップ選手になって初めて出場した試合で、ボールと右目のコンタクトレンズを無くすというダブルの不運に遭遇し、泣きながらラウンドしたトラウマを何とか払拭したいのです。

こうして代表選手の練習ラウンドは、それぞれのゴルフに課題とヒントを与えたのでした。

 

ラウンド反省会

ラウンド終了後、ミーティングをおこなうプロギアチーム。

そして練習ラウンドの結果はこちら。

Yキャプテンは流石の75

S先輩は及第点の90

F君は驚きの84

E君は初ラウンドとしてはまずまずの77でした。

日経カップは4人中上位3人のスコアの合計で競うので、本日の練習ラウンドのチームスコアは236。従来の予選カットラインは242前後なので、本番でこれが出たら余裕で予選通過です。

 

まずまずの結果が出て、ご褒美スイーツをいただきながらミーティングをおこないます。

F君とYキャプテンがチョイスしたのは夏の定番、すいか。

実力通りのスコアを出したYキャプテンと、平均スコアより何故か良いスコアでラウンドした、いまだ実力不明なF君。

 

E君はクリームあんみつをチョイス。

無謀なルートで攻め続け前半は43と叩いてしまいましたが、後半は力でコースをねじ伏せ2アンダーでラウンド。本番でも攻め続けて爆発的なスコアを出してもらいましょう。

『おいちい。』

 

そしてマンゴーかき氷をチョイスしたS先輩はこの表情。

スコアは90と4人で一番悪いスコアですが、S先輩の筑波カントリークラブ平均スコアは95のため、自分ではまずまずの結果なのです。ちょっとホッとしてかき氷をかきこみます。

 

『今日はあくまで練習ラウンドだからこの結果で一喜一憂しちゃダメだ。ドライバー飛距離190ヤードの選手がパーを取り続けて80台前半で回ってくるのが日経カップ。余計な力が大叩きを生んでしまうので、本番では落ち着いてプレーしよう。』

 

『今年は若い2人が加わったから楽しみだな。未来につなげていくためにも、従来チームから残った俺たち2人が結果を出さないと。S、90打って喜んでる場合じゃないぞ!!

 

『え?あ、す、すいません(汗)』

浮かれ気分のS先輩ですが、同期入社のYキャプテンに叱られ身が引き締まりました。こうしてプロギアチームの練習ラウンドは、予選通過の期待感と緊張感という成果を出して終了。

 

”ピロン♪”

 

最後に、4人の集合写真が送られてきました。

『なんかS先輩縮んでるー!なんで(笑)』

 

日経カップ応援団

練習ラウンド翌日。

■東京 新橋

昼下がりのサラリーマン街を歩く男性2人。これは、

 

サイエンスフィット日記の主人公K君日経カップ2021挑戦編のいまやメインキャラS先輩です。

かつて日経カップ代表選手の座を競い合い、鎬を削ってきたふたり。そんな2人が向かった先は、

 

町中華でした。

 

『日経カップ頑張ってください。僕は出られなかったけど、悔しい思いをした人間の分も、お願いします。応援してます!』

 

S先輩の辞書に”準備完了”という文字はありませんが、後輩からの熱い激励に思わず表情が緩みます。

応援してくれる社内のみんな、読者の皆さまの声が背中を押し、S先輩の震える足を一歩前に動かしてくれるのです。こうして、日経カップに向けてできることは全て行いました。

 

そして(準備期間が長すぎてずいぶん引っぱりすぎましたが)いよいよ次回、日経カップが開催。プロギアチームが挑みます。お楽しみに!

つづく

 

―新サイエンスフィット日記・登場人物紹介―

日経カッププロギアチーム Yキャプテン

ベストスコア68、平均スコア72。ゴルフと犬をこよなく愛する温和な人格者。だが日経カップ選手に対しては、鬼のような態度で接するため選手からは恐れられている。

 

日経カッププロギアチーム S先輩

ベストスコア76、平均スコア88のおじさんゴルファー。死力を尽くして何とか日経カップの代表選手になる。いくら準備をしても満足できない準備の人。準備をし尽くしてその準備が無駄になることに喜びを感じるタイプ。

 

日経カッププロギアチーム F選手

ベストスコア76、平均スコア87。3年前の日経カップ補欠選手だが、極端に暑さに弱く、練習ラウンドで熱中症になった経験を持つ。できれば日経カップは2月にやって欲しいと思っている。

 

日経カッププロギアチーム E選手

ベストスコア65、平均スコア74。最近ゴルフが絶好調で、競技ゴルフを再開。おとなしい外見からは想像がつかないが、実はゴルフでの日本制覇を狙っている。

 

PRGRサイエンスフィット日記メンバー K

ベストスコア76、平均スコア90。日経カップ若手選手選考会で大叩きして選手の座を逃がす当ブログ主人公。こんな形でしか登場機会がありません。

 

PRGRサイエンスフィット日記筆者 N

リモート取材楽でいいなあ。と再認識するも、動画が縦だったり横だったり、カメラレンズが曇ってたり、素材のクオリティにはあまり期待できないことを認識。

 

―合わせて読みたい―

PRGRのクラブの歴史、開発現場を紹介する新しいコンテンツ、PRGRクラブ開発物語・ギアスト!開発スタッフとして奮闘するF君が登場してギリギリ新シリーズLS、新コンセプト05アイアンの開発秘話を紹介。PRGR WEBにて大好評連載中です。

■PRGRクラブ開発物語・ギアスト!はこちら

 

コメント

  1. K島 より:

    町中華のくだり。ほのぼのしていいですね。みなさん頑張ってください。テレビで観るの楽しみにしています。

    1. prgr より:

      K島さん
      コメントありがとうございます!緊張と緩和。緊張しすぎるおじさんの顔ばかり掲載しても悲しくなるので、おじさんの笑顔を掲載してみました。喜びに溢れるおじさんの顔をぜひテレビでみたいですね(^_^)

  2. ひでりん より:

    いよいよですね。すごーく楽しみにしてます。今年は大丈夫でしょう(笑)

    1. prgr より:

      ひでりんさん
      コメントありがとうございます!すいません、大変お待たせしました。いよいよです!今年は大丈夫!!のはずです(^_^)

  3. カズさん より:

    S先輩、萎まないでください。

    1. prgr より:

      カズさんさん
      コメントありがとうございます!S先輩はゴルフが不調なのと、仕事のストレスでどんどんしぼんでます。どうぞ温かい目で見守りください(^_^)

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