プロギアチームの前半の戦い!
E君とF君がラウンドしているインコースの最終18番はパー4のミドルホール。距離は386ヤードとやや短めですが、ティーショットを右に曲げるとノーチャンスです。
400ヤード先のティーイングエリアを見てみると、、、
お!E君の姿が見えてきました。
怪物襲来!
何とか目を凝らしてE君のショットを追うと、
バゴーーーン!
おお、400ヤード先まで聞こえてくる打球音。ボールはフェアウェイ左サイドのベストポジションへ。グリーンまで100ヤードを切っています。
堂々とフェアウェイを歩くE君。
こちらに気づいて手を振る余裕。競技ゴルフを楽しんでいます。
さあ、
ピンを狙って。
ドン!
ピタッ!!
『来たー!ピン横2メートル!!』
『ダアーーーーー!』
雄叫びを上げるE君。
見事バーディチャンスにつけました。
さあ、しっかりラインを読んで。
これを、
決めたっ。ナイスバーディー!
凄い!凄いぞE君。今までこのホールでは、微妙な距離のパーパットを外すプロギア選手の姿を幾度と無く見てきましたが、その悲しい記憶を見事E君が歓喜の記憶に上書き保存してくれました。
前半9ホールを終えたE君。
意気揚々とクラブハウスに引き揚げていきます。
と、思ったらこちらにやってきました。
珍しく苦しそうな顔をしています。
『お疲れ様です。はー、疲れました。』
競技慣れしたE君でさえも、この独特の雰囲気と暑さでかなり体力を消耗したようです。
『いやあ~、ナイスバーディーだったな!前半のスコアはどうだった!?』
『37でした。やっぱり筑波は難しいです。』
蚊の鳴くような声でスコア報告するE君。ボギーが先行して苦しいラウンドだったようですが、最後に何とかバーディーを獲って盛り返したようです。
っていうか37って凄いな!
Yキャプテンの責任。
そして18番ホールの隣、9番ロングホールのグリーンにYキャプテンの姿が見えます。ひとりカメラマンなので、仕方なく18番のグリーンサイドからスマホカメラの望遠を最大にしてYキャプテンのプレーを確認しましょう。
お、
長いパットを決めました。
3オン、1パットだから、、、バーディーだ!凄い、やった!!
プレーを終えたYキャプテンが18番グリーンサイドにやってきました。
『お疲れ~、いやあ、やってしまったよ。3番でトリ叩いた。』
『でも、最後バーディーですよね。さすがです!スコアはどうだったんですか?』
『あがり2ホールで戻して、なんとか37。苦しいなあ。』
笑顔でそう語るYキャプテン。
キャプテンとしての重責も背負いながら、エースとしてしっかりスコアをまとめます。ていうか、叩いてもバーディーを獲って戻せるというのが凄すぎます。
ふたりのエースはともに1オーバー37という好成績。あれ?これって、何気に凄くない?もしかして予選通過するかも。
そんな期待を抱いていると、いつの間にかティーショットを打ち終えたF君の姿が遠くに見えてきました。
F君の生還。
スコア以上に心配なのが暑さに弱いF君の体調です。
暑さ対策の日傘を差しながら、フェアウェイの中央を歩くF君。よく見るとF君のボールはE君と同じようなところにあります。
見逃したけど、ティーショットはナイスショットだったようです。
さあ、残り100ヤードのセカンドショット。
グリーン手前に何とか乗りました!
ゆっくりグリーンに向かって歩くF君。40台前半のスコアかもしれないし、60近く打っているかもしれない、その表情からスコアがまったく読めません。
グリーンに乗ったものの、カップまではまだ15メートルくらいあります。
このバーディパットを、
1.5メートルショート。
嫌な距離を残してしまいました。
なんとかパーで終わりたいところ。
入った!入れた!!ナイスパー!!!
ピンチを切り抜け、F君が笑顔でこちらにやってきました。
『ナイス!よく耐えたな。どうだった、初めての日経は?』
『暑くて大変でしたが、何とか日傘と氷のうと水筒で耐えました。緊張するし、長いし、難しいですね。』
汗だくになりながら笑顔で話すF君。さすがのF君も競技ゴルフの緊張感で気分が高揚しているのか、いつもより饒舌です。
『あ、ちなみにスコアはどうだったのー。』
『42でした。』
ええっ!?今までプロギアチームの数々のおじさんたちが歯を食いしばってもハーフ45を切れなかったのに、F君は初挑戦で42の好スコアを出しました。その実力の底がまったく見えないF君。今日は普段の実力以上の実力が出ています。
エース2人とF君の3人が予想に反する好スコアとなっているプロギアチーム。この流れでS先輩にも期待したいと思います。
おじさんS選手の歓喜!
お、隣の9番ホールにS先輩が見えてきました。
木々の隙間から見るS先輩は、グリーン上でなんだか苦戦している感じですが詳細はわかりません。
ホールアウトしてきました。
『お疲れ様です!どうでし・・・』
『んがー、、、まいったよ~!!』
と、テンションMAXでマシンガントークを炸裂させるS先輩。
とりあえず色々大変だったけど、何とかゴール出来たことがとにかく嬉しいようです。
『それはわかったから、スコアはどうだったんだよ。』
『あ、う、、、47です。』
『おいっ(怒)!』
プロギアチームの良い流れはここで終了。いつも通りのスコアのS先輩ですが、エースYキャプテンは許してくれません。おじさんがおじさんに怒られたときの表情が、
こちら。
死力を尽くして戦ったS先輩ですが、前半は残念ながら47。目標とする80台に黄色信号点滅です。でも死にそうなくらいの緊張から開放され、ニヤケ顔が隠せません。
結果、プロギアチームの前半のスコアは、
- E君 37
- Yキャプテン 37
- F君 42
- S先輩 47※(スコアカウントされず)
チームスコアは4人中3人のスコアの合計なので、プロギアチームのスコアは116。なんと昨年のハーフスコア130を14打も縮めています!
『予想以上の好スコア。もしかして今年は全体的にスコアが出やすいのかなあ。』
とギャラリー目線で勝手な分析をしていると、前半の成績が貼り出されました。
ん?
『ままま、まじかー!!!』
なんということでしょう。前半を終えてプロギアチームは5位!というか予選通過の5位以内が夢ではなくなってきました。(ほんとかよ)
ということで日経カップ予選、次回衝撃の決着に続きます。お楽しみに!
つづく
―新サイエンスフィット日記・登場人物紹介―
PRGR日経カップ選手 Yキャプテン
ベストスコア68、平均スコア72。ゴルフと犬をこよなく愛する温和な人格者。ゴルフと同期のS先輩に関してはとことんストイックに結果を求めるタイプ。
PRGR日経カップ選手 S先輩
ベストスコア76、平均スコア88のおじさんゴルファー。いくら事前準備に全力投入しても、準備がスコアに寄与しないことは十分理解している。でも準備しなかったら更なる悲劇を生みそうで、準備に手を抜けないタイプ。
PRGR日経カップ選手 F君
ベストスコア76、平均スコア87。その日自分にどんなスコアが出るかは、最終ホールでカップインするまで自分ではまったくわからないタイプ。
PRGR日経カップ選手 E君
ベストスコア65、平均スコア74。ギャラリーが多ければ多いほど燃えて、むしろギャラリーを焦らすことに喜びを覚えるタイプ。
PRGRサイエンスフィット日記筆者 N
ゴルフ観戦は楽しいけど、応援する選手の1.5メートルのパーパットとか、緊張しちゃってみてられないタイプ。
―合わせて読みたい―
PRGRのクラブの歴史、開発現場を紹介する新しいコンテンツ、PRGRクラブ開発物語・ギアスト!開発スタッフとして奮闘するF君が登場してギリギリ新シリーズLS、新コンセプト05アイアンの開発秘話を紹介。PRGR WEBにて大好評連載中です。
まずはNさん更新お疲れ様!
筑波で37が2人なんて物凄いすね
3番手のFさんの踏ん張り次第で決勝が見えそうですね 凄い事です!
S先輩!諦めずオヤジ世代代表として頑張って下さい!
常務よりちょっと上手なゴルファーさん
コメントありがとうございます!予想以上に選手のみんなは頑張ってて今までに無いスコアで前半を終えることができました。さあ後半、S先輩におじさんの意地を見せて欲しいですね。あ、まず私が更新がんばります(^_^)
いや~、凄いですね。飛ぶし寄るしで。これが若さか…って感じで、赤い人がつぶやきそうですね。
ひでりんさん
コメントありがとうございます!飛ぶし寄るし、その若さにおじさんたちは恐れおののいております。ただ、若さゆえの過ちをおかさないように気をつけてもらわないといけません(^_^)
すっ!すごい‼️ 5位!
感動しましたー
後半も頑張ってくださいませ〜‼️
K島さん
コメントありがとうございます!自分たちでもびっくりの5位!後半このままうまく行くとは思いませんが、奇跡を信じたいと思います(^_^)