Hole 180　日経カップ決勝編・Ｓ先輩の夏休み！

熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

ＰＲＧＲで広報を担当しております、Ｎです。

ゴルフメーカーＰＲＧＲが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく、真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。

企業対抗ゴルフの最高峰、日経カップで悲願の予選突破を果たしたプロギアチーム。実に８年ぶりの快挙に喜びを爆発させます。

が、そこでひとり浮かない表情をするおじさん。

そう、日経カップ代表選手のＳ先輩です。

準備に準備を重ね、全力で臨んだ日経カップでしたが結果はチームで圧倒的最下位。チームスコアに採用されない※（コメ）となり、チームに貢献することができませんでした。すべてを出し切った結果、これが今のＳ先輩の実力なのです。が、今年の日経カップにはまだ続きがあります。

いまや季節は秋ですが、時を戻してここからは決勝大会に向けて奮闘する選手の模様をお届けしたいと思います。どうぞお付き合いくださいませ！

おじさんの夏休み

日経カップ決勝大会を一か月半後に控えた８月中旬。

今日は会社の仲間数人で和気あいあいのプライベートゴルフです。

楽しく談笑するみんなの横で、オーラを出して黙々とパター練習をするおじさんがひとり。

今日私はこのおじさんと同組のようです。

このおじさんとは、もちろん。

日経カップ代表選手、Ｓ先輩です。

『何、顔作っちゃってるんですか。』

読者のみなさんはおじさんの決め顔なんて求めてません。汗と涙と鼻汁をたらして必死に食らいつくおじさんの素の顔を見たいのです。（たぶん）

それは良いとして、日経カップの予選が終わった後も練習を続けてきたＳ先輩の実力をたっぷり拝見させていただきましょう。

お！朝イチのティーショットは見事なドローでフェアウェイをキープ。会社の代表選手として格の違いを見せつけました。

ラフからも愛用のＱ１８でグリーンをキャッチ。

激ムズのアプローチも見事べたピン。

日経カップで苦しんだパッティングのタッチも合ってます。

余裕でパーを重ねるＳ先輩。モンスターコース筑波カントリークラブのチャンピオンティーに比べれば、普通のコースのレギュラーティーはもはやお子様の遊び場と言わんばかりのこの笑顔！

『めちゃくちゃ調子良さそうですね！』

『まあ、ずっと練習してきたから、ようやく仕上がったって感じかな。いま日経カップがあったら結構いい勝負してると思うよ。』

消滅していたＳ先輩の自信が徐々に復活してきました。

いよいよ代表選手として完成に至ったと思った瞬間。

『ファアアーーーー！』

おっと、これはＳ先輩の持ち球のプッシュアウト。

慌てて林にボールを探しに行くＳ先輩。まあ、たまにはそういうこともありますわね。

続くホールは、

『フォアァァァーーーー！』

あれ？

『ふぉあぁぁぁ～！』

あれれ？

『うああああ～』

ゴルフ場に怪鳥の鳴き声のような悲鳴が響き渡っています。

『荒れてきましたね（笑）　大丈夫ですか？』

『うるさい！』

ご機嫌斜めモードに突入したＳ先輩。

同伴競技者がティーショットを打ち終わると、

その瞬間にはすでに１００ヤード地点を疾走し、右の林に消えていきました。なんたる健脚！

その後もボールは右に飛び続け、

１８ホールが終了。気になるスコアはこの通り。

前半４５、後半４１でトータル８６．

このスコアが日経カップで出たらまずまずですが、普通のコースのレギュラーティでのスコアだとしたら、日経選手としてはちょっと物足りないところ。

実際コンペの結果は、

グロスもネットも１２人中５位という、いたって平凡なもの。会社を代表して戦う日経戦士としては悲しい結果です。

帰り支度をするＳ先輩。

朝見たようなオーラは一切無く、お盆休みに久しぶりのゴルフをしたおじさんのような顔をしています。

そんなＳ先輩からひとつの提案が。

『Ｎ、今度の火曜日空いてる？メンバーが足りなくて割増料金になっちゃうから、ゴルフ行かない？』

『に、人数合わせ！』

日経カップ決勝大会に向けて、この夏は破産覚悟でゴルフの予定を入れているというＳ先輩。

去年はＫ君の日経カップに向けた武者修行ゴルフに付き合って家庭内不渡りを出してしまい、未だに妻の債権管理下に置かれ自由が利かない身の私ですが、Ｓ先輩の努力をこの目で見届け、読者の皆様にお伝えするという使命を持ち、Ｓ先輩と心中する覚悟でお付き合いしたいと思います。（途中で怒らないという条件のもと）

ということでＳ先輩の夏休みはまだまだ続きます。【次のページへ〉】ボタンを押しておすすみください。