おじさんの夏期講習
さあ、S先輩の夏休みの2ラウンド目でやってきたのは、なんとS先輩のメンバーコース。
■埼玉県ときがわ町
日経カップで活躍するためにもう一生昼飯はアンパン1個でいい。と覚悟して購入した会員権。ここで思う存分、ゴルフレベルを高めます。
スタンドバッグ、トートバック、ポーチ2個、そして水筒と、いつも通り準備万端で登場したS先輩。
そして今日一緒にラウンドするのは、、、
派手柄ポロシャツを着こなすこの男性。
『え?マジか。』
PRGR GINZA EXの京村店長です。
『お疲れ様です。今日は調子が悪くてもスコアをまとめるゴルフをテーマにアドバイスします。よろしくお願いいたします。』
京村店長の休みの日を調べ上げて、プライベートゴルフのお誘いをしたS先輩。スタジオでのスイング解析、レッスンはもちろん、丁寧なオンコースレッスンにも定評のある京村店長にS先輩は先輩という立場をフル活用して、ラウンドレッスンをしてもらおうと画策しているのです。
さすが戦略の人S先輩、ちなみにレッスンの謝礼はお昼のソフトドリンク代(メンバーの割引券を使って1杯130円)です。
ということで今日はS先輩と京村店長のマンツーマンラウンドレッスンの模様を、人数合わせの私(N)がお届けします。
ちなみにこのコースは京村店長が研修生時代によくラウンドしたコースらしく、将来S先輩がクラチャンを獲るためのコースマネジメントも併せてレクチャーしてもらいます。(ちなみにS先輩現在のハンデは15。これまた長い道のりです)
『やっぱりラウンドで何回か右に強烈なプッシュアウトが出ちゃうんだよ。ダウンでフェースが開かないように気を付けているんだけど、、、』
スイングの課題を一生懸命説明するS先輩。
『スイングなんて一瞬のことなのでダウンで何かしようとしない方がいいですよ。今日は打つ前のことは一切考えない。打った後の飛んでいくボールに意識を集中してください。』
『え?う、う~ん。。。』
S先輩に考えるなというのは息をするなと同じ意味なので、どうやったら考えないようにできるか考えこむS先輩。
グリーンから逆算したティーショットの狙いどころ。
絶対に打ってはいけない場所。そこに打たないための準備などを丁寧に説明する京村店長。
全ショットS先輩につきっきりでアドバイスする京村店長。これで自腹ゴルフなんだから、仏様のような人物です。
おかげでS先輩のショットも安定してきました。
ではここで、貴重な京村店長のショットを披露いたします。
バキィィィーン!!
”ロングだから2オン狙いでちょっと地面使ってみるね。”と言って放たれたショットはリアル300ヤードショット。元競輪選手の京村店長が地面反力を使ったら、とんでもない爆発力が生まれます。(ちなみに面倒くさいという理由で普段はノーグローブですが、グローブを付けたらさらに10ヤード飛ぶらしいです。)
なお、完璧な準備を誇るS先輩が唯一用意してないのが、目土袋です。
理由を聞くと、アイアンでもウェッジでもターフを取ったことが無いらしいのです。どんなに打ち込む意識でもボールをすくいあげてしまい距離が出ない。というのがS先輩の悩みのようです。
S先輩の悩みをじっくり聞く京村店長。生徒さんの悩みをしっかり聞き、否定せず、いったん受け入れて租借してわかりやすく伝えるのが京村店長のコミュニケーション手法です。
『このホール、ちょっとティーショット打ちづらいですよね。距離は短いけどスライスしたらOB。引っかけたり、飛びすぎたら林でトラブル。こんな嫌な場面での打ち方を見せますね。』
そう話す京村店長のお手本は、
軽く振った低めの弾道のフェードボール。いわゆる”バントショット”です。
これをS先輩が真似してみると。
あらら、高いスライスでボールは右へ。そして打ち直しは左の林へ。
なかなかうまく行きません。
次のホールのティーショットで、京村店長はS先輩のボールの真ん前にヘッドカバーを置きました。
『じゃあ、このヘッドカバーにボールをぶつけてください。』
戸惑いながらも、
ビシッ!!
『うおっ!めちゃくちゃいい当たり!!』
動画を確認すると、ボールはしっかりヘッドカバーの真上を通過していました。
では京村店長に解説してもらいましょう。
『S先輩のショットはフェースの向きが安定してませんね。つかまえたいという意識が強くて、アドレスで上体がどんどん右側に傾いてきています。』
なるほど、撮影した写真で京村店長と比較してみると。
京村店長
S先輩
『確かに傾いてる。でもドライバーはこれで良いんじゃないでしたっけ。』
『良いんだけど、S先輩は自分でも気付かないうちにかなり傾いてしまっています。』
これで打つと、
右肩、右腰が下がってしまって、このままではヘッドがボールに届かないのでコックをほどいて手を一生懸命伸ばしてボールに当てていたのです。
これでは球筋は安定しないし、アイアンでターフも取れません。
『むしろもっとアマチュアっぽく、こんなイメージで構えてみてください。』
体の軸を右に傾けないようにアドレスして、
ボールの1メートル前にあるヘッドカバーに当てるイメージで降る。
『そうかあ、えーとダウンでヒンジを作って、、、』
『ダウンスイングのことは考えない!』
考えすぎちゃうS先輩にとっては何とも難しいミッションのようです。しかし京村店長のつきっきりの指導のおかげでだいぶ球筋が安定してきました。
左足下がりのライからも、
遂にしっかりターフが取れるようになってきました。
『あ、やばい。目土目土!』
自分でも想定していなかったナイスショットに慌てるS先輩。とはいえ何だか嬉しそうです。
こうして前半が終了。さあゴルフの楽しみのひとつランチタイムです。
が、
京村店長の講義はランチタイムも止まりません。
ショットが悪くてもスコアをまとめるゴルフをテーマに、自身の研修生時代の経験を交えて説明する京村店長。
真剣に聞き入るS先輩。もう日経カップで90以上打つわけにはいきません。とりあえずソフトドリンク頼んでいいっすか?コーラダブルで。
ということでラウンドレッスンは後半に続きます。【次のページへ〉】ボタンを押しておすすみください。
京村店長のラウンドレッスンすごいですね。S先輩のポテンシャルもあるのでしょうけど、効果的で実践的ですね。
S先輩 あんぱん食べて頑張ってくださいませ!!
K島さん
コメントありがとうございます!京村店長はその仏様のような人柄で多くの生徒さんの心を掴んでおります。あとはS先輩が教わったことを実戦で生かせるかですね。あんパン食べて頑張ってもらいましょう(^_^)
S先輩羨ましい❗️京村店長のラウンドレッスンを受けてみたいし、そのレッスン内容をNさんがレポートにまとめてくださってるしで、すげ〜羨ましい😆結果を出すしかないです‼️頑張ってください👍
Nさんファンさん
コメントありがとうございます!京村店長はスタジオ運営とレッスンがあるのでなかなかラウンドレッスンができないのですが、貴重な休日にプライベートゴルフでレッスンしてもらったS先輩の戦略は見事の一言ですね。ぜひ結果を出してもらいましょう(^_^)