Hole 185　日経カップ決勝編・激烈のスタート！

熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

ＰＲＧＲで広報を担当しております、Ｎです。

ゴルフメーカーＰＲＧＲが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく、真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記

遂に日経カップの決勝大会の朝を迎え、決戦の地筑波カントリークラブに乗り込んだプロギアチーム。

いつも通り、勇気が出る有名ゲーム音楽がクラブハウスの前に鳴り響いています。

天気は快晴無風、絶好のコンディション。長く待ち望んだ戦いが始まろうとしています。

世紀の大誤算

緊張の面持ちで入場する選手たち。

憧れの優勝カップをじっくり眺めていますが、今の段階ではまだこのカップに手が届くレベルにはいません。

インフォメーションボードもしっかり確認して。

『えっ！？』

何かに気づき、一目散にロッカーに駆け込むＳ先輩。

後を追ってみると、

『やばいやばいやばいやばいやばい（汗）』

ずいぶん慌てながら着替えてます。

『どうしたんですか？』

『やばいやばい！スタート時間を３０分間違えてた！！』

準備のひと、Ｓ先輩らしからぬ重大ミス！

通常はスタート時間の２時間前にゴルフ場に到着しているのですが、今日はもうスタートまで１時間しかありません。急いで持ち物チェックをするＳ先輩。これで何か忘れ物があったらたぶんショック死してしまいます。

そして必死に何かを見つめています。

これはＳ先輩が筑波カントリークラブを８年間ラウンドしてきたすべての情報を書き込んだ自作のスペシャルヤーデージブック、通称”Ｓメモ”です。

様々な記事の切り抜きやゴルフ格言などが貼られたうえに、何かがびっちり書き込まれています。

通常はトイレの個室で精神を集中させながら、このメモを読み返して脳内で２ラウンドするのがＳ先輩モーニングルーティンなのですが、今日はその時間がありません。ていうかそもそも今回は早いスタートなので、スタートの２時間前にゴルフ場は開いていません。

戦いの空気

外へ出てみると、まだ早い時間ながらそこはすでに戦いの空気に満ちています。

静かな緊張感が張り詰めるなか、選ばれし選手達は戦いの準備に集中しています。

薄曇りですが本日の予報は晴れ。午後からは風が吹くとのこと。

そして、

３０分の遅れを取り戻すために、３倍速で行動するＳ先輩。

『速い速い！』

まったく追いつけません。

戦い前の最後の練習。

ドライビングレンジに来てみるとすでに打席は満席。

お、Ｙキャプテンがもう練習しています。競技の朝のドライビングレンジは混むので、特に早いスタート時間の場合は早めに練習場に行くのが競技ゴルファーの常識とのことです。

ショットを見てみると、

前日も競技だったので仕上がりは万全。２日連続の歩き競技ゴルフなので疲労の蓄積が心配です。

ちなみに入念に打っていたクラブがコレ。

ラフからでも２００ヤード先のグリーンを高弾道で狙うＱ１８です。７０００ヤードを越えるラフの深いチャンピオンコースではとても重要なクラブとなります。

Ｙキャプテンが最も信頼するクラブをしっかり練習し、さらに信頼度を高める作業を続けています。

そして一歩出遅れたＳ先輩は、ストレッチをしながら打席が空くのを待っています。

『あ、あの打席空きそう。』

スッ

うまい！打席が空くタイミングを予め見極め、周囲を警戒しつつ間髪入れず違和感無く打席に入るＳ先輩。これぞおよそ３０年に及ぶサラリーマン生活で満員電車の座席を獲得し続けてきた達人の技です。

さあここに至るまで２ヶ月間の長く苦しい数千発に及ぶ練習の仕上げ、最後の魂の２４球です。

お、ショットの調子は良さそうです。

すると、

ボールの約半数を１０ヤードのアプローチに費やすＳ先輩。

これは間違いなく、絶対、Ｙキャプテンの真似です。落ちているボールさえも拾って練習したがっていたＳ先輩らしからぬこの余裕。

さっきまで慌てていたのに、、、違う。いつもと何かが違います！

続いて練習場に姿を現したのは、普段練習をしないＦ君。

練習場にも特大ボトルを持ち込むＦ君。彼の何よりの敵が暑さと疲労です。

ショットを見てみると、

チョロと引っかけしか出ません。

ササッと打って、さっさとドライビングレンジを後にするＦ君。練習にまったく何の思い入れも無いのがよくわかります。

Ｆ君と入れ違いで、最後に現れたのが怪物Ｅ君。

全く慌てる様子無く、打席に入った瞬間に周囲にオーラを巻き散らかしています。

まずは軽くアイアンから。

と思ったら、２００ヤード以上飛んでいます。何なの！？

Ｅ君が打っていたのは、ｅｇｇ　ＰＦアイアン（２０１７年）の５番でした。これを単品でユーティリティ代わりに使用しているようです。

続いて、ドライバーショット。

相変わらず怪物級の飛距離です。

続いて新商品のｅｇｇ　ｓｐｏｏｎ　ＢＬＡＣＫ。

お、シャフトはＡＴＴＡＳ　ＤＡＡＡＳの７Ｘのようです。

他の選手のドライバーより飛んでいます。参った！周りの選手もその弾道に驚いています。

『ふしゅ～。』

こうして周囲を十分威圧してＥ君のお仕事は終了。

続いてパター練習を、、、

『あ。』

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