皆さま、こんにちは。
プロギアで販売促進を担当しているNです。
PRGRの新しい直営レッスンスタジオ『PRGR GINZA EX』に通って本気で上達を目指すゴルファーを紹介する(ほぼ)リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記。
第3部では”競技に挑戦”をテーマに新たなメンバーを迎え、サイエンスフィットで腕を磨き、さまざまな競技にチャレンジしていく模様をレポートしております。特に、企業対抗ゴルフの最高峰『日経カップ』に挑戦するプロギアチームの奮闘を中心にお届けいたします。
そして今回より数回にわたり、プロギアチームのメンバーを紹介させていただきます。
代表選手①・エースY選手
1人目に紹介するのは、プロギアチームの絶対的エースY選手です。
過去の実績を踏まえ、代表選手選考会は免除のシード選手。他の選手の選手選考会での激闘とスコアには頭を抱えていたことでしょう。
仕事と競技ゴルフの両立を見事に実現する40代。ハンデ0のスクラッチプレーヤーで、所属コースではクラチャンを獲得。全日本ミッドアマにも出場するレベルのゴルフ業界内では名の知れたプロギアを代表する競技ゴルファーです。
そんなY選手のスイングがこちら。
ゆったりとしたリズムで力みの無いスイング!軽く振っているようでドライバー飛距離は260ヤードを超えます。
日経カップにはもちろんプロギアが初参加したときから出場しています。が、個人成績は大会上位ながらチームとしてはあと1打が足りず予選落ちという状態が続いてますので、なんとしてもあと1打を削りだすため、PRGR GINZA EXに向かいました。
サイエンスフィットでスイング解析
■東京・銀座
最新計測機器兼ね備えたPRGR GINZA EXでは、昨年のK君のような100を切れないゴルファーからプロゴルファーまで幅広いゴルファーのレベルアップをサポートしています。特に70台でラウンドするレベルのゴルファーにとっては、さらに上のレベルに行くためには通常の測定機器、ビデオでは解明できない細かな体の動きのチェックが必要となりますので、競技志向ゴルファーにもぜひ一度体験していただきたい施設です。
真剣な表情で測定準備をおこなうY代選手。本人いわく、アプローチ、パッティングにやや不安があり、ショットにももう少し安定感を出していきたいということです。
本日解析を担当するのは長井インストラクター。QTトーナメント受験経験もある競技キャリアが豊富なインストラクターです。競技ゴルフの世界に住むもの同士が分かり合える空気が漂います。
体の動きを詳細に計測する4Dモーションのセンサーを体の各部位に装着し、
ショット。
きれいなスイングです。さぁ、解析結果はどうでしょう?
球筋は当然ストレート。
インパクト前後のヘッド挙動を測定すると、見事Aゾーン(インサイドアウト・アッパー軌道)のスクエア寄りのポジション。効率よく飛ばせて、曲がりにくいポジションで男子プロゴルファーに多いポジションです。ちなみに一般ゴルファーで一番多いのはBゾーン。エネルギーロスが大きく、球筋はスライス系になります。
スイング中のシャフト挙動を計測。アンコック角(ダウンスイングでの地面に対するシャフトの角度)も男子プロと同等レベル。一般ゴルファーは90度以下が多く、コックが早めにほどけてしまい距離につながりません。
そして体の各部位の動きを詳細に計測した結果がこちら(青い線)。わかりにくいので、プラスハンディのトップアマ(黄色線)と比較してみます。
●腕の回旋:トップアマよりやや腕の回旋の動きは大きいものの、アドレスとインパクトでの差がそれほどありません。一般ゴルファーはインパクトで腕が戻りきらず、振り遅れてしまいます。
●手首の張り:手首を甲側に張った状態でインパクトを迎えています。これで若干の腕の振り遅れを無意識にカバーしてボールを捕まえているようです。一般ゴルファーは手首の張りが無い状態でインパクトを迎える人が多くハンドファーストインパクトができていません。
●手首のコック:テークバックでコックを抑え、ダウンでコックを作っていくタイプ。タメがより多く使えます。一般ゴルファーはコックが早めにほどけてしまい、インパクトでパワーが使えません。
●骨盤傾き(左右):ゴルフの動きの土台となる骨盤の動き。アドレスとほぼ同じ位置でインパクトを迎えています。トップアマになるとさらに体の右側に骨盤が傾いた状態でインパクトを迎えています。
●骨盤移動(前後):アドレス時とインパクト時で骨盤の位置はほぼ同じ。対してトップアマはインパクトに向けて徐々に骨盤が後ろに移動していきます。
どうやらこの骨盤の動きが、プラスハンデで全国レベルの試合で上位の成績を残す選手との違いのようです。
後方カメラの動画によると、アドレス時のお尻の位置(黄色の線)より、インパクトではお尻が前に動いています。結果手の位置が高くなり、ここ一番で球が暴れる可能性を秘めているのです。
長井インストラクター 『今のジュニア選手のビデオを後ろから撮ると、だいたいインパクトでおしりの左側が見えてますね。骨盤が後ろに移動している証拠です。小平プロのインパクトでの手の低さなんかもこの骨盤の動きから来てます。反面、Yさんのようにパーシモン世代の人はなかなかこの動きが出来ないんですよね(笑)。手を返してボールをつかまえてたから。』
普段温和なY選手の顔から笑みが消えました。
Y代選手 『いや~、長井くん。おっしゃる通りだよ。よくわかる。でもね、どうかな?長井くんもそんな動き出来ているのかな。実際見てみたいな。』
長井インストラクター 『了解しました。』
見事な骨盤の動き。さすが学生時代に小平プロ、松山プロと戦ってきただけはあります。
Y選手 『うん、ナイス。。。』
競技志向ゴルファー同士の何とも言えない空気がより重くなってきたような気がしたところで、PRGRサイエンスフィット統括部の宮川部長が登場。骨盤の動きについてアドバイスを行いました。
壁におしりをつけてアドレスし、インパクトで左のおしりを壁にぶつける練習。その際に右のわき腹の前傾角度を崩さないのが大事。なかなかレベルが高いです。
さらに、課題としているアプローチでの取り組みを宮川部長と確認。
ゴルフ上級者もGINZA EXを訪れる理由は詳細な解析により自分では気付かない、目には見えないスイングのほころび、課題が見つけられるからです。上級者になるとその課題への対応も自分でおこなえるのですが、そのキズキを与えられるのがサイエンスフィット、GINZA EXです。
Y選手もチームのエースとして、自分の課題と向き合い、チームのためにさらなるレベルアップを目指しています。
日経カップ企業対抗ゴルフ、プロギアチームへの応援、よろしくお願いいたします!
次回へつづく。