皆さま、こんにちは。
プロギアで販売促進を担当しているNです。
PRGRの新しい直営レッスンスタジオ『PRGR GINZA EX』に通って本気で上達を目指すゴルファーを紹介する(ほぼ)リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記。
第3部では”競技に挑戦”をテーマに新たなメンバーを迎え、サイエンスフィットで腕を磨き、さまざまな競技にチャレンジしていく模様をレポートしております。特に、企業対抗ゴルフの最高峰『日経カップ・企業対抗ゴルフ2018』に挑戦するプロギアチームの奮闘を中心にお届けいたします。
そして今回もまたまた日経カップ代表メンバーを紹介します。
代表選手④・Y山選手
プロギアチーム4人目の紹介は、チームふたり目の50代選手Y山選手です。(エースY選手とイニシャルが同じなのでY山選手とさせていただきます。そろそろイニシャルネームにも限界が近づいてきました)
日経カップの常連選手であるY山選手、シビアなセッティングとハードなコンディションで大荒れだった社内代表選考会を4位で辛くも勝ち抜き、プロギアチームの一員としてメンバー入りを果たしました。
学生時代からゴルフ部で名を馳せ、20数年前にはツアープロ担当としてTEAM PRGR創生期を支えたY山選手。
バリバリの競技志向ゴルファーも度重なる故障とヘッドスピードの低下で近年はゴルフから離れがちになり、いまはワンちゃんとキャンピングカーでのぶらり旅が趣味となっておりました。が、今年こそ日経カップで決勝進出を!という社内のムードに触発され、故障している肘を抱えながら日経カップに向け練習を続けています。
※2015年大会でのヒトコマ。S常務も気合の入った表情をしていますが、この時期は首と腰が痛くて全くゴルフをしていません。
実はS常務と同期入社のY山選手。肘と首に爆弾を抱えるふたりですが、ベテランの意地を若手メンバーに見せつけてやりたいところです。
そんなY山選手のスイングがこちら。
肘の状態が万全でない為あまり強振はできませんが、キャリアの長さで曲がらないスイングを身に付けています。
筑波カントリークラブのフルバック7000ヤードを攻略するにはもう少し飛距離が欲しい!Y山選手は切実な思いを抱えてPRGR GINZA EXに足を運びます。
PRGR GINZA EXでスイング解析
■東京・銀座
右肘に痛み止めの針を打ちながらも4Dモーションのセンサーを装着し、いよいよ測定スタート。悩めるゴルファーに飛距離アップを!
まずはドライバーショットで解析をおこないます。
解析するのは宮川部長。詳細な計測の結果から、飛距離不足の要因を紐解きます。
まずヘッド挙動を計測すると、今までの選手とは異なるBゾーン(アウトサイドイン・アッパーブロー軌道)という、一般ゴルファーに最も多いポジションでした。高めのフェードボールが出やすく、やや飛距離をロスしやすいポジションです。
シャフト挙動を解析すると、リストターンタイプでスイング中にタメはしっかりできていることがわかりました。一般ゴルファーはスイングポジションがBゾーンでタメができていないという方が多いのですが、さすが競技ゴルフのキャリアが長いY山選手は、しっかりタメが作れていました。
そしてPRGR GINZA EXの解析のキモでもある4Dモーション(動作解析)へ。体の各部位の詳細な動きを数値化することにより、今まで見えなかったコトが見えてきます。
4Dモーションで計測された数値をグラフ化したのが以下の図となります。青い線がY山選手で、黄色い線が比較用のプラスハンデのトップアマのグラフです。
●腕の回旋:アドレス時とインパクト時の数値に差があります。腕の回旋が戻りきっておらず、腕が振り遅れているということになります。
●骨盤移動(前後):ゴルフの動きの土台となる骨盤の動き。トップアマに比べてインパクトにかけて骨盤が後ろに移動する量が少ないようです。
解析結果をもとに宮川部長がミスショットの原因を説明していきます。
Y選手の飛距離が落ちている要因は、故障もあるが腕と骨盤の使い方にも原因がある。小振りなパーシモンヘッドでゴルフを覚えたゴルファーは体の正面でボールを捕らえようとする動きをして、スイング中のクラブフェースの開閉も大きいというのが特徴。ただしこの動きは現代の軽量で大型のヘッドではフェースが開いた状態でインパクトをむかえやすく、距離をロスしてしまいがち。
例えば小平プロなどは、体の側面でインパクトをむかえクラブフェースはハーフダウンからボールを向いた状態でインパクトを迎えている。この体の動き、腕の使い方をマスターすればしっかりつかまって曲がらない球が打てるようになる。(言うのは簡単だけど!)
Y山選手にはダウンスイングでクラブフェースがボールを向いた状態でインパクトするような腕の動き、体の動きをレッスンします。S常務が3か月間取り組んだアレですね。
やや離れていたゴルフにもう一度向き合い、体の故障を抱えながら決戦の日を目指すY山選手。
体はボロボロだけど、心の中で消えかけていた炎が再び燃えだしました。このゴルフにかける情熱こそが何より大事なのです。この炎をより大きく燃やし、日経カップでは自身の完全復活を心に誓うのでした。
ゴルフ上級者もGINZA EXを訪れるのは、詳細な解析によって自分では気付かない、目には見えないスイングのほころび、課題が見つけられるからです。上級者になるとその課題への対応も自分でおこなえるのですが、そのキズキを与えられるのがサイエンスフィット、PRGR GINZA EXです。
日経カップ企業対抗ゴルフ、プロギアチームの活躍にどうぞご期待ください!
次回へつづく。