皆さま、こんにちは。
プロギアで販売促進を担当しているNです。
PRGRの新しい直営レッスンスタジオ『PRGR GINZA EX』に通って本気で上達を目指すゴルファーを紹介する(ほぼ)リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記。
第3部では”競技に挑戦”をテーマに新たなメンバーを迎え、サイエンスフィットで腕を磨き、さまざまな競技にチャレンジしていく模様をレポートしております。特に、企業対抗ゴルフの最高峰『日経カップ・企業対抗ゴルフ2018』に挑戦するプロギアチームの奮闘を中心にお届けしています。
ゴルフメーカー社員だからみんなゴルフ上手いだろう。という世間一般的なイメージは置いといて、ゴルフ部出身は6名中2名だけだし、実際のところチーム平均スコアは80台後半という弱小プロギアチーム。日経カップの予選通過に対して、現時点では圧倒的に実力が足りていないのです。予選大会まであまり時間がありませんが、サイエンスフィットでのスイング解析と日々の練習。そして実戦経験を重ねることで、メンバーはレベルアップをはかっております。
前回は豪雨のなか日経カップ・プロギアチームメンバーがRSカップに挑戦する模様をお届けしましたが、今回もPRGR RSカップシングルス戦に挑戦します。プロとアマが同じ土俵で戦うガチな競技ですので、試合の雰囲気に慣れるにはもってこいの競技です。
そして今回RSカップに挑戦するのは、、、
挑戦者、現る。
またまた登場、S選手が参戦表明しました!
プロギアチームのメンバーとして、なんとか日経カップで良いスコアを出したい!と、日々練習にはげむS選手。前回のRSカップ第一戦(川奈ホテルゴルフコース)では、豪雨のなか、幽体離脱するくらいボロボロになりながら必死にラウンドした結果のスコアが93。決して満足いくものではありませんでした。
※RSカップ第一戦、朝イチOBで意識を失うS選手。
このままでは終われない。月のお小遣いとほぼ同額のプレーフィを払ってでも、再度RSカップに挑戦する必要がS選手にはあったのです。『息子が成人したらオーダーメイドのスーツを作ってやりたい。』そんな親心で、第一子が誕生した18年前から毎月こつこつ500円ずつ貯め続けた秘蔵のブタの貯金箱を叩き割り、このヘソクリを使い切る覚悟でこの夏は日経カップにすべてを懸けているのです。
そしてもうひとり、RSカップへの挑戦を決めたひとがいました。
プロギアチームキャプテン、N選手です。
誰よりもチームのことを思い、責任感を背負うNキャプテンも武者修行のためRSカップに出場します。
エース2名に頼るだけのチームはチームではない。自分が3人目の男になって結果を出さないと予選通過、シード獲得は果たせない。という決意を胸に秘めて参戦です。
S選手 『お、Nちゃんも出るの、良かった!心強いよ。』
Nキャプテン 『遊びに行くんじゃないからな。俺とおまえの二人が良いスコア出さないと試合じゃ勝てないんだから。気合入れてやらないと意味無いぞ。』
Y選手 『いいね、RSカップシングルス戦は絶対良い経験だよ、偉いな二人とも。俺もそういう風にレベルの高い試合に出て調子をあげていかないとな。』
※RSカップ・アマチュアシングルス戦より遥かに高いレベルにある関東月例の常連であるチームのエースY選手。
Nキャプテン、Y選手、S選手の3名は同期入社の仲良しゴルフ仲間。この同期3人のチームワークが発揮されれば、日経カップ制覇も夢ではありません。
Y選手 『ところでさ、Sは強烈な雨男で、Nちゃんはレインウェアを着たことが無いってくらいの晴れ男だけど、当日の天気はどうなんだろうね?』
S選手 『・・・。やっぱり、雨かな。結婚式も、子どもの運動会も、この前の新RSの発表会も、今まで俺が行くところは全部雨だったし。。。』
Nキャプテン 『晴れるに決まってるだろ!雨降ることなんか、考えたことないよ。』
果たして当日の天候は!?
RSカップ第二戦 千葉カントリークラブ梅郷コース
■7月某日・千葉県野田市
暑さを通り越して、痛いくらいの快晴です。
朝7:00時点で気温が35℃。豪雨で試合が中止になるのも困りますが、この気温はホント危ないです。Nキャプテン、本気出しすぎ。
RSカップ第2戦の会場となるのは、名門千葉カントリークラブ梅郷コースです。
2014年の日本オープンなど数々のトーナメントの開催実績を誇る、国内有数の本格チャンピオンコース。林間コースでアップダウンがあまり無いことから、日経カップの会場である筑波カントリークラブに雰囲気が近いといえば近いです。
特に日経カップの予選が行われるのは8月なので、猛暑のなかの試合という意味ではコンディションも日経カップに近いと思います。仮想日経カップとしては絶好の大会です。
選手、入場
エースY選手は大会運営スタッフとして参加。ちなみに前日同コースで実施された関東ゴルフ連盟の月例ではスコア79の29位でした。
そして
まずS選手が登場。
ここぞという場面で必ず見られる坊主スタイルです。気合が満ち溢れています。
つづいて
Nキャプテンが登場。自然体で試合に臨みます。
ここ千葉カントリークラブ梅郷コースは練習設備が超充実していることでも有名です。スタートまでの時間、しっかり体をほぐし、球を打って今日の調子を確認します。
ゴルフ場のドレスコードに倣ってショートパンツにハイソックスを合わせるS選手。さすがおしゃれ上級生。ちなみにアイアンのフェースが開いてます。
広々としたアプローチ練習場にはグリーンが3面あり、本コースと同様のコンディションでじっくりアプローチ、バンカー練習ができます。
広めのパッティンググリーンも2面。本日の速さは9.5フィート。
ひと通り練習したあと、スタートまでの時間をどう過ごすか。
試合特有の高まってくる緊張感と、昂ぶる気持ちをどのようにおさえるのか。人によってさまざまです。
知っている人を見かけると、ひたすら声をかけまく って緊張を紛らわすひと。
S選手 『こんなに晴れたなかでゴルフするなんてなかなか無いですよ。僕なんていつも雨だし、今日もどうせ雨だろうな~ってレインとタオル3枚用意してきたんですよ。』
ひとり、コースを眺めながら静かにラウンドシミュレーションをするひと。
Nキャプテン 『・・・。』
見知らぬ女性にマーケティング活動をするひと。
Y選手 『へぇ、そうですか。このコースはじめてですか。僕も昨日たまたまこのコースラウンドしたんですが、ラフが結構強くなってましたね。ラフに入ると0.5打罰みたいな感じかなぁ。ちなみにラフから打ちやすい話題のクラブが最近あるみたいで、聞いたことあります?』
それぞれの思いを胸に、いよいよスタート時間が迫ってきました。
※たまたま参加していた会社の先輩とのスリーショット。やはりゴルフ場には笑顔が一番似合います。笑わないキャラ設定のNキャプテンもついつい頬が緩んでしまいました。
緊張のスタート
いよいよスタート。気温はすでに37度を超えています。
灼熱の戦いの先陣を切るのはNキャプテンです。
朝イチからひっぱたたきました。ボールは250ヤード先の右の林方面へ。
多少の球の曲がりは気にせず、Nキャプテンはスタートしていきました。
続いてS選手のスタート時間がやってきました。
突然不思議なダンスを始めました。なんでしょう、雨乞いでしょうか?
そして恒例のキャディさんへの擦り寄り作業。キャディさんをこっち側に引き込むためには重要な作業です。
S選手のスタートにあわせ、ギャラリーも続々と集まってきました。本大会注目選手のひとりです。
N 『Sさん!頑張って!!』
S選手 『おう、サイエンスフィットで解析して俺の弱点を見つけてからここまで、仕事のあい間を縫って弱点克服のためにずいぶん練習してきたよ。今日はその進化したスイングで思いっきり振りぬいてやるよ。』
右プッシュアウトとの決別。
今までのS選手とは違うオーラを放ちながら、ティーグラウンドを駆け上がります。
普段よりヘッドスピードを5m/s下げて、合わせに行った球筋は軽いドローを描いてフェアウェイセンターに着弾。飛距離185ヤード。
S選手、バントで手堅く緊張の朝イチショットを乗り切りました!
無事朝イチショットを追え、ルンルン気分でスタートしていくS選手。
今日こそ結果を出せるのでしょうか?
ラウンド終了、結果は!?
気温は40度近くになり、選手にとっては本当に過酷なラウンドだったと思いますが、ようやくその戦いが終わりを迎えようとしています。
最終ホールにNキャプテンの姿が見えてきました。
あがってきました。
N 『お疲れ様です!』
Nキャプテン 『いやぁ、暑かった。疲れたわ。。。』
笑わないキャラ設定のNキャプテンが思わず笑っちゃうくらいの暑さ。ほんとうに過酷なラウンドだったようです。
続いて、S選手の姿も見えてきました。
キャディさんとの息はぴったり。朝イチで擦り寄っておいた甲斐がありました。
気合の入ったパッティング。
は、残念ながら外れて、ダボ。
前回に続き、今回も素ダボフィニッシュです。
S選手も無事終戦。普段雨の中でラウンドしているS選手にとって、今日みたいな猛暑はよけい体にこたえたことでしょう。
ラウンドを終えた選手はアテストをおこないます。意識朦朧のなかミスをしないよう、最後の集中力でスコアを確認します。
スコアカードを提出し、ようやく一息つく選手たち。S選手の顔がこの安堵感をわかりやすく伝えてくれてます。
そしてスコアボードで自分の順位を確認します。今大会のシングルス戦エントリーは47名。うち10名が決勝大会に進出できます。決勝大会でも上位入賞したら、年末にはプロギア契約プロとラウンドができる、”RSカップ スペシャルラウンド”への参加権が与えられます。業界きっての女子プロゴルファーマニアというS選手にとって、たまらないイベントです。
S選手も結果が待ち遠しく、スイングチェックをしながら最終組のあがりを待っています。
※タオルの首掛け、腰掛けはドレスコードで禁止しているゴルフ場が多いので、注意しましょう。
そして最終結果がでました。
ますはNキャプテン。
46・46の92で、36位!
Nキャプテン 『くやしい。。。まだショートアイアンのミスが多かった。あとパターが決まらなかったな。ドライバーは引き続き調子が良かったんだけど。またサイエンスフィット行って、スイングチェックして練習を続けるよ。日経カップまでに何回かラウンド予定もあるし、調子をあげていく。やるしかないよ。』
チームに貢献できるよう人一倍練習を続けてきたNキャプテンですが、今日は流れが悪かったようです。
そしてS選手。
43・46の89で、29位!
S選手 『暑かったし、長かったし、ドライバーは右に行くし、、、もうまいった!』
S選手も仮想筑波カントリークラブの梅郷コースを攻略できず、やっと80台を出すにとどまりました。
いまひとつの結果に落ち込むふたり。その模様を静かにみつめるプロギアチームのエースY選手。
N 『Yさん、お疲れ様です。どうでしたか、二人のゴルフは?』
Y選手 『・・・。いやぁ、こんなに暑い中、選手のみんなはホントに大変だったと思うよ。そんな中でふたりはキレずにやってたからね。頑張ったよね。』
Y選手 『でもさ、、、昨日79も打っちゃった俺が言うのもなんだけど、このコースコンディションでこのスコアじゃぁ、今年も日経カップは予選落ちだよね。』
たしかに、今大会のシングルス戦のアマチュアトップスコアは74で予選カットラインは81です。プロの部に至っては、前週のレギュラーツアーで優勝争いをしていた杉山知靖プロが7アンダー65で優勝しています。猛暑のなかでありながら全体的にスコアは良かったほうなのに、スコアを伸ばせなかったプロギアチーム。日経カップにはまだまだ不安が残ります。
日経カップでのプロギアチームの目標スコアは237(4人中3人のスコアを採用)。仮にエース2人が78で今回のS選手のスコアを足したとしてチームスコアは245。これでは予選落ち確定です。
なんとかあと8打を削りだすために、プロギアチームは今日も練習を続けています。いよいよ日経カップ予選大会は今週末。プロギアチームの奮闘にご期待ください!
次回につづく