PartⅢ.13『出場選手選考ラウンド/後編』

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皆さま、こんにちは。

プロギアで販売促進を担当しているNです。

 

PRGRの新しい直営レッスンスタジオ『PRGR GINZA EX』に通って本気で上達を目指すゴルファーを紹介する(ほぼ)リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記。

第3部では”競技に挑戦”をテーマに新たなメンバーを迎え、サイエンスフィットで腕を磨き、さまざまな競技にチャレンジしていく模様をレポートしております。特に、企業対抗ゴルフの最高峰『日経カップ・企業対抗ゴルフ2018』に挑戦するプロギアチームの奮闘を中心にお届けしています。

 

いよいよ迫ってきた予選大会に向け、今回も練習ラウンドと出場選手選考の模様をお送りいたします。

代表選手6名のうち、試合に出場するのは4名。果たして出場権を勝ち獲るのは!?

 

 

選手選考ラウンド

気温40度を超える勢いの灼熱の筑波カントリークラブ。

ボールがすっぽり埋まる深く強いラフと、

フカフカのバンカーにつかまると、簡単にダボ、トリを叩いてしまいます。

 

今日はドライバー、アイアンショットの精度がスコアを左右しそうです。

 

 

ただ、今日の暑さは異常。2ホール目ですでに意識朦朧のF選手。

氷が解けて、もはや水風船と化した氷嚢に頬をうずめまくるF選手。その感触が病みつきになったようです。

ちなみに筑波カントリークラブでは、途中ティグラウンドに凍ったおしぼりを設置くれていました。これは本当にありがたい!さすがのお気遣いに皆感謝していました。

 

そんな過酷な状況ながら、選手は一打一打真剣に打ち進んでいきます。

 

そうして前半9ホールが終了。

 

勝負は後半戦へ

昼食休憩でも暑さによる疲労と真剣勝負の緊張で、選手は皆口数が少なめです。

※立会いのS常務も暑さでダウン。F君から奪った氷嚢で間接頬キッス。

 

そしていよいよ残り9ホールをスタート。

※S常務から氷嚢を奪い返すF選手。この感触がクセになってしまったようです。

 

スタートホールはロングホール。ティーショットでは右の林が。セカンドでは左の林がせり出した、戦略性の高いホールです。

 

 

各選手、最後まで気を抜かずコースに挑戦していきます。

最高齢ながら暑さに負けず絶好調のM選手。

 

肘の故障を抱えながら、痛みに負けず振りちぎるY山選手。

 

ステディなゴルフを展開するY選手。

 

気合いを込めたショットのNキャプテン。

 

泥臭く必死にくらいつくS選手。

 

ほぼリタイヤ状態のF選手。

 

 

最終ホールに彼が!

過酷な戦いも遂に最終ホール。386ヤードのミドルホールです。

と、グリーン奥で選手を応援するギャラリーの姿が。。。

 

 

 

K君が登場!

日経カップ選手を目指して1年間練習を続けてきて、代表選手選考会では2打差で選手の座を逃し涙を流したサイエンスフィット日記第一部・第二部主役のK君です。ゴルフ場の近隣に担当得意先があるので、営業後に代表選手の応援に駆けつけてくれたようです。その気持ちに選手とS常務は感激しています。

 

そしてエースY選手の最終パット。

グリーン奥から必死にラインを読むK君。

K君 『カップ2個フック、、、ですね。』

 

カコン

軽いスライスラインをしっかり読んで決めました。

K君 ナイスパー!(パチパチパチ)

 

たったひとりですが、ギャラリーがいることがこんなにも心強いんだということをあらためて感じた選手一同。K君に感謝です。

 

過酷な戦いを終えた選手たちは、お互いの健闘を称え合います。

 

なぜかその輪に加わるK君。完全な部外者ですが、ホールアウト後の握手をしてみたかったのです。

 

N 『K、忙しいなかありがとう!わざわざ来てくれて。』

K君 『いやぁ、この暑さですからね。何人か倒れて運ばれたら、選考会で次点の僕に急遽出場切符がまわってくるかと思ったんですが、、、おじさんたち意外とみんな元気でしたね。』

 

 

選手エントリー登録はすでに終わっているので、どうひっくり返ってもK君の出場の目は無いのですが、その執念は見上げたものです。ぜひその気持ちを来年の選考会にぶつけてもらいたいところです。

 

そして6名のスコアを集計し、いよいよ代表選手の発表です。

 

 

代表選手決定!

緊張の面持ちで結果を待つ選手と、8人掛けテーブルにつき急遽お誕生日席を設けてもらって困惑するK君。

 

N 『選手の皆さま、暑い中お疲れ様でした。結果が出ましたのでトップから順に発表します。上位4名が日経カップ出場選手となりますので、承知ください。』

 

『1位 39・38 77ストローク、M選手。』

レジェンドM選手、3バーディを獲得し堂々のトップ通過です。試合では60台でラウンドすると豪語するM選手ですが、今日は8打足りませんでした。

 

『2位 40・41 81ストローク、Y選手。』

エースY選手はアプローチ、パターがもうひとつ決まらずスコアを伸ばせませんでした。2013年の日経カップ決勝では個人戦2位の実績を持つY選手、本番での爆発に期待したいところです。

 

『3位 44・44 88ストローク、S選手』

なんと3位にS選手が食い込んできました。代表選手となってから誰よりも練習し、試合に出続けてきたS選手、18年間貯め続けてきた500円玉貯金はもうありませんが、それと引き換えに見事出場権獲得です!

 

『4位 46・45 91ストローク、Nキャプテン。』

得意なコースながら、なかなか調子が出ずに苦しんだNキャプテンが4位に滑り込みました。チームの命運を担うNキャプテン、本番では爆発してくれることでしょう。

 

『以上、4名が日経カップ出場選手となります。なお、5位94ストロークY山選手、6位106ストロークF選手は補欠として当日までに出場選手に何かあった場合は試合出場する可能性がありますので、引き続き準備調整をお願いいたします。』

 

4名の選手が決定しました!

エース2名は妥当なところですが、3位以降混戦のなかこのために武者修行を重ねてきたS選手とNキャプテンが見事出場権を獲得です!Y山選手は肘の怪我が完治せず後半崩れてしまった模様、そしてサイエンスフィット日記の秘蔵っ子で宮川部長肝入りのF選手は、2番ホールで12を叩いて以降、熱中症でまったくゴルフにならなかった模様。室内での解析、練習も大事ですが外でゴルフしないとこんなことになるという良い例です。

 

N 『Sさん、やりましたね!じゃぁ、出場選手4名で記念撮影しましょう。』

S選手 『おぉ、やったよ。この2ヶ月、仕事とゴルフの両立つらかったなぁ。。。』

 

 

 

 

 

ブチッ

 

 

 

 

S選手の緊張の糸が切れると同時に、ベルトがはち切れました。願いが叶うと切れるというミサンガみたいなものでしょうか。とにかく、S選手は何かしら持っているので、今後も密着取材を続けていきたいと思います。

 

Nキャプテン 『何やってんだよ!S。さっさと並べよ。』

 

※皆、笑顔でお腹をひっこめてポーズを決めるなか、ひとり気合を入れてお腹を膨らませてズボンが落ちるのを必死に耐えるS選手。

 

ようやく決定した日経カップ出場選手4名。平均年齢51.8歳というベテランチームです。

ちなみに今回のチームスコア(上位3人のスコア)は246。プロギアチームは昨年のチームスコア238を1打上回る237を目標スコアに掲げておりますので、9打足りません。本番でM選手が夢の69を出したとしても1打足りません。

出場選手もこのスコアに決して満足していませんのでひとり3打スコアを詰めていくためにまだまだ練習を続け、さらに上を目指します。

 

次回につづく

 

 

 

 

 

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