熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。
PRGRの公式ブログ担当Nと申します。
ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく、真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新・サイエンスフィット日記。
日経カップに出場する選手を決める選考会もいよいよ大詰め。
代表選手という栄冠を勝ち取るため最後のホールに向かいます。
運命の18番ホール
西コースHole9 553yards Par5
最終18番ホールは距離のあるロングホール。攻めればバーディーを狙えるしトラブルが続けばいくらでも叩いちゃいそうです。
代表入りを決めているものの後半はゴルフが嚙み合っていないS先輩ですが、、、
そんな冗談を言いながら勝利を確信しているS先輩。やはり戦わずして代表の座を手にしたので、いつもの選考会より精神的にだいぶ楽なのでしょう。
さあ、オナーはプロギアチームの大黒柱Y選手。
もちろんフェアウェイをキープ。
続いて後半調子を上げてきてS先輩を猛追するS常務。
バッキッィィーン!!
これはシャンクのような当たりでボールは右の林へ。OBかもしれません。
これをみたS先輩。自信を確信に、さらに確定したような笑みを浮かべながら、
いつも以上にたっぷり時間をかけて、。
ペコーン!!
こ、これはS常務のさらに上空をOBの森に向けてボールが飛んでいきました。緩みきった精神がグリップをも緩ませたのでしょうか。
結局S常務、S先輩ともにボールを発見できずOBが確定。
両者暫定球から4打目として打ちます。
S常務はラフから無理をせず確実に前へ。
S先輩の4打目はフェアウェイから、
べちーん
チョロ引っ掛けでフェアウェイ左のバンカーに入れてしまいました。
あらら。ちょっとS先輩の周りの空気が歪んできたような気がします。
クロスバンカーから残り200ヤード。S先輩の5打目は、
ぺちーん
まさかのシャンクでボールは右の谷に消えていきました。
これは想定外の大ピンチ。
とりあえず暫定球を打ってボールを探しに行きます。
S先輩意外の3人はグリーン周りにやってきましたが、S先輩の姿は見えません。
うわー!
ぎゃっ!
くそー!!!
遠くから叫び声が聞こえてきます。
すると、
ザシッ!!
林の中からボールが飛んできて、その後ろからS先輩の赤シャツが見えてきました。
どうやらボールを発見し、何とか谷底からの脱出に成功したようです。
ただしボールはグリーンを飛び越えて反対側の斜面へ。
この激ムズアプローチを。
上手く打ったが、ボールは無情にもバンカーへ。
バンカーに急ぐS先輩。
キレるS先輩。
バンカーからのショットは、
出なーーーーい!
ぽき。
あ、確かに聞こえましたね。いまS先輩の心が折れました。
何とかバンカーから脱出し。
ホールアウト。
最終ホールでのお勤めご苦労様でした。
S常務も慎重にパットを決め、
最後にY選手がこの距離のバーディパットを決めて。
プレー終了。
S先輩、最後にまさかまさかの大乱調。
すべてのトラブルを寄せ集めたような最終ホールでした。
やってしまいました。自分で宣言していた通りのスコアです。
※サイエンスフィット日記は”ほぼ”リアルドキュメントブログですので脚色もふんだんに織り交ぜておりますが、ティーショット前の「11」宣言はガチだったりします
プッシュアウトのミスが出やすいS先輩にとって右サイドがOB、林のホールは鬼門。
以前も最終ホールで林につかまって13打ったことがありましたが、今回も大事な場面でやってしまいました。
この惨劇がどのような結果につながるのか。着替えて結果発表会場に向かいます。
選考会、結果発表!
激戦を終えた選手たちが、世を忍ぶ仮の名を掲げた会場に続々と集まってきました。
精一杯己の実力を出し切った選手たち。
心地良い疲労感と若干の悔恨を残しながら、静かに結果を待っています。
コンペのパーティーでは無いので和気あいあいという感じではないけどとりあえず、
世を忍ぶためにコンペを装ってまずは乾杯。リアリティを出すためにビールを掲げるS常務。
マッチングスコアカード方式とは、ざっくり言うと同じスコアの場合は後半9ホールのスコアが少ない方が上というルールです。では総勢12名の選手の順位を上から順位に発表していきます。
選考会トップは後半1アンダーでラウンドしたチームの大黒柱Y選手。さすが頼りになる存在です。
2位はエースE君。当然の結果ですが、Y選手との10打差は個人的に悔しい結果で笑顔はありません。
ゴルフ強豪校出身でプロゴルファーを目指していたJP君がひっそりと3位に。圧倒的な力の差を見せつけることができず気配を消しております。
4位は最年少のD君。前半つまづきましたが後半頑張りました。
\おおおおー!/
K君が全体の5位に食い込んで盛り上がる会場!大事な試合や選考会でやらかし続けてきた男が、遂に成し遂げました!
高校時代ゴルフ部に所属していた実力者のH君も今回はK君の後塵を拝しました。
代表にだけは絶対になりたくなかったUR君。後半は伸び伸びプレーして普段通りのスコアに。マスクの下ではほくそ笑んでいることでしょう。
期待のM君も力及ばす。しかし後半は盛り返しました。
昨年の日経カップ代表選手F君ですが残念ながら昨年のような結果を出すことはできませんでした。
それにしても今まで呼ばれたのは若手選手の名前ばかり。Y選手以降、おじさん選手の名前が全然出てきません。
すいません。後半50打っちゃいまして会場に失笑が漏れました。
前半は若手に勝っていたので上機嫌だったS先輩ですが、後半は大暴れでビリから2番目。若手からの冷たい視線が痛い。痛すぎます。
後半はS先輩といい勝負を繰り広げていましたが、単純にS先輩が叩いていただけでした。選考会連続ビリ記録を継続する形になりましたが、それでも当時のスコアより断然良くなっています。
ということで順位が確定しましたので、いよいよ日経カップ代表選手の発表に移ります。
代表選手、決定!
日経カップには出場する選手の年代規定があり、30歳代は2名までしか出られません。なので30歳代2名、40歳代2名が出場選手として選ばれます。選手登録できるのは6名なので残りの2名は当日応援と取材に行く、S常務と私Nを補欠選手として登録することになります。
チームを引っ張るキャプテンとして当然の結果ですが、Yキャプテンには個人での上位入賞も狙ってほしいところです。
蚊の鳴くような声で大胆な目標を掲げたE君。本番での活躍がもっとも期待できる選手です。
\\おおおおおー!!!//
先ほどよりも大きな歓声があがる会場。
どよめく会場と、アルコールが回って気持ちが昂ってるS常務。
笑顔の裏に悔しさをにじませながら話すK君。
3年振りの帰省を楽しみにしている長野のご両親に孫の顔を見せてあげたい。子供たちには長野の大自然を心に刻んでほしい。休日は仕事かゴルフばっかりで奥さんに申し訳ない。そんな子、親、夫の立場からも検討した結果、今回はゴルファーとしての自分の夢は断念することにしたのです。
隣にいるE君も、”その気持ちよくわかるわー。”という顔してます。
試合なんて久しぶりであまり自信はないけど、去年のF君のような活躍ができるようがんばります。
以前は日経カップの補欠選手として大会にも帯同していたH君。その隠れた実力を本番で発揮してもらいましょう。
すくっ
しーん。
しーん。
耳が痛くなるほどの静寂。みんなからの”100近く打って代表かよ。”という心の声がビンビン伝わってきます。
ここで。
おじさんを代表して謝罪し、決意表明するYキャプテン。
そして、
と、S常務の裁きによってS先輩の代表入りが決定。
10分間、針のムシロに立たされていたS先輩もほっとした表情を浮かべています。
ということでコンペ、いや代表選考会は終了。
日経カップでの活躍が期待される選手、
これを目標に頑張ってきたけど無念の辞退となった選手。
まだまだつらい戦いが続く選手など、いろいろいますがとにかく、
この6人で日経カップに向けて頑張ります!
さて次回は、日経カッププロギアチームのミーティングの模様をお届けします。お楽しみに!
つづく
~エピローグ~
帰りの車内。
放心状態で助手席に座るJP君。
高校大学とゴルフの強豪校で活躍し、大学時代は今や日本を代表するプロとの試合で65を出して勝つなど、将来を期待された男が試合では90を打ち、社内コンペでは80が切れない状態。この状態を何とか打開したいと、JP君も新たな挑戦を決めたようです。
そんなこんなでJP君の家に到着。すると、
『ぱぱあー』
自宅前で愛娘がお出迎えしてくれました。
この子に父親の戦っている姿を見せてやりたい。日経カップとは違うところでJP君の挑戦が始まりますが、これはまた別の機会に。
JPさんの挑戦もこの日記でレポートをぜひお願いします😊
先日の日経新聞に、Oさんが写真付きで掲載されてました。ホントすごい方ですね‼️
Nさんファンさん
コメントありがとうございます!JP君の挑戦もおいおい載せていきますね。Oさんは我々の手の届かないところで活躍していますが、あいかわらず我々と遊んでくれるのでとても素敵な人です(^_^)
K君、実力で掴んだ代表の座を辞するのはつらかったでしょうね。
でも家庭があっての仕事、家庭があってのゴルフ。
これが正しいサラリーマンゴルファーの姿だとしみじみ共感しています。
次のチャンスに向けてまた頑張って!
代表の皆さん、いい戦いを期待しています!
けつかちさん
コメントありがとうございます!これが時間とお小遣いと体力をやりくりしながら戦うサラリーマン競技ゴルファーの辛いところですね。しかしながらそんな状況下で日本一を競う日経戦士の皆さんには本当に尊敬いたします(^_^)
K君せっかくの代表入りも残念ですね。でも家族の事を思えばしょうがないですね。サラリーマンゴルファー頑張れ!
NONさん
コメントありがとうございます!K君は残念ですが、その分ほかのメンバーが頑張ってくれるはずです。応援よろしくお願いいたします(^_^)