PartⅢ.15『日経カップ予選/スタート編』

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皆さま、こんにちは。

プロギアで販売促進を担当しているNです。

 

PRGRの新しい直営レッスンスタジオ『PRGR GINZA EX』に通って本気で上達を目指すゴルファーを紹介する(ほぼ)リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記。

第3部では”競技に挑戦”をテーマに新たなメンバーを迎え、サイエンスフィットで腕を磨き、さまざまな競技にチャレンジしていく模様をレポートしております。特に、企業対抗ゴルフの最高峰『日経カップ・企業対抗ゴルフ2018』に挑戦するプロギアチームの奮闘を中心にお届けしています。

 

ついに第3部の山場である、日経カップ予選当日。

ちなみに、今回で”サイエンスフィット日記”は通算100回目の投稿となります

昨年7月のブログ開始以来、第一部、第二部と続いてただいま第三部。おかげさまでなんとかここまで続けてこられました。これもひとえにいつも閲覧いただいている皆さまと、モデルとなってくれたPRGRスタッフ、サイエンスフィットチームの協力の賜物です。

この記念すべき回で、ぜひプロギアチームの快挙を報告したいところですが、まずは日経カップ当日の模様からレポートします。

 

 

 

日経カップ予選大会

■8月12日・茨城県筑波カントリークラブ

いよいよやってきました、日経カップ予選大会。本日の天候は曇り。気温は30度で微風。蒸し暑さは残りますが、猛暑や雨でないのは救いです。

会場の筑波カントリークラブは日経カップ一色。運営スタッフの方が忙しそうに走り回っています。

栄光の優勝カップ。いつかこのリボンにプロギアの名前が書き込まれる日が来ることを信じております。

午前6時30分の時点ですでに会場は熱気に包まれております。1組目のスタートは7時ちょうど。選手だけでなく、各企業の応援団も続々とコースに集まってきています。

 

 

プロギアチーム登場!

プロギアチームも会場に登場。エースY選手が選手受付をおこなっています。近寄りがたいオーラを出しています。

 

7時36分の早いスタートのM選手は早々に練習場へ。朝の散歩に行くかのごとく、自然体です。

 

緊張で一睡もできなかったS選手。”ロッカー番号の縁起が悪い。だめだ、今日絶対107打つ。”と、すでに保険をかけ始めています。

 

最終組なのでスタートまで3時間ほどあるNキャプテン。体をあたためるにはまだ早いので、まずは選手の応援にまわります。

 

プロギアチームのユニホームは一昨年のRSシリーズ発売時に作った試打会用スタッフシャツ。真っ白な気持ちで真摯にゴルフと向き合います。

※S選手の顔から表情が抜け落ちています。試合会場の独特の雰囲気にがっつり飲み込まれています

 

スタート前練習

まずは体をほぐし、練習場に向かって球を打つ選手たち。スタートまでの時間の使い方も人それぞれです。

ドライバーをガンガン振りちぎるチーム最年長、レジェンドM選手。昨日急遽決まったエースドライバーも快音を響かせています。

 

エースY選手はポスチャー(アドレス姿勢・スタンス)を整えています。普段どおりのゴルフをするにはスタンス、アドレス、ルーティンを乱さないのが大事です。

 

緊張で喉もとまでせり上がった胃を必死に飲み込みながら素振りを続けるS選手。試合当日の練習ボールは1カゴと決まってますので、いつものようにひたすら打ち続けられません。プロギア入社以来練習マットとともに生き、成長してきたマットの帝王S選手は、母なるマットにアイアンのソールをこすりつけることが精神安定につながるのです。

 

練習グリーンで黙々とパットのタッチを合わせるNキャプテン。最後に勝負を決めるのはパッティングです。

 

 

大応援団、参上!

選手のスタート時間が近づくにつれ、プロギアチームを応援するプロギアスタッフが続々と集結してきました。

もちろん、惜しくも代表選手選考会で落選したK君も駆けつけております。

S常務 『おう!待ってたぜK。ありがとう、今日はお前の分まで選手は全開でいくからな。俺らで力の限り応援しようぜ。』

K君 『はい、選手の皆さんにはぜひ予選突破して欲しいです。僕も来年選手になれるように練習します!』

いまは夏休みのど真ん中。休みの日に電車とクラブバスで早朝から会場に駆けつけてくれたプロギア応援団。普段から選手の努力、苦労を目の当たりにしてきたからこそ、現地で選手を応援したいという気持ちになったのでしょう。

その数は老若男女合わせて総勢16名になりました。会場を見回してもこれだけの応援団を誇る企業は他にありません。弱小チームながら、応援団は間違いなくナンバー1です。この応援が選手にとって力となるか、プレッシャーとなるか!

 

と、ひとり凄みのある背中の応援団員がいました。仮に団長としましょう。

団長はもともとはプロギアが日経カップに初参加したときからのメンバーで、はじめて挑んだ日経カップでは決勝大会でチームナンバー1のスコアでラウンドし、プロギアの上位入賞、シード獲得に貢献した人物なのです。

※風格ある佇まいで出場選手のクラブを睨みつける団長。選手はもちろんキャディさんさえもその雰囲気に恐れをなしてカートに近づけません。

 

毎年真夏の日経カップに合わせてゴルフの調子を作っていく団長ですが、今年は代表選手社内予選が筑波カントリーとまったく趣きの異なるゴルフ場で5月に実施されたため、K君同様まさかの予選落ちを喫してしまいました。仕方なく今年は応援に全力投入することとなったのです。

そんな団長の思いも乗せて、プロギア応援団は一層応援に熱が入ります。

 

 

 

 

 

そうして応援団が盛り上がるなか、

 

エースY選手がひとり静かにスタートティに向かいます。いよいよティーオフです。

 

 

緊張のティーオフ

スタートホールで競技説明を受けるY選手。試合モードに突入です。

ティグラウンドを取り囲むプロギア応援団。

 

ちなみに、Y選手がスタートするアウト1番ホールは419ヤードのミドルホール。距離があるのでしっかりドライバーを振らないと2オンできません。ただし、左サイドがすべてOBで右に曲げると手前の木が邪魔になりノーチャンスです。選手は口々にアウト1番のティーショットは嫌だと言っています。

■Y選手、スタートホールティーショット

 

コース右サイドに向けてアドレスを取り、右の林ギリギリからドローボールで右ラフに戻してきました!

昨日の練習からイメージしていたのはこのショットなのでしょう。苦手ホールをリスクを最小限に抑えた見事なドライバーショットで克服しました。ギャラリーはいつもど真ん中のY選手が右に打ったのでリアクションに困っていましたが、朝イチとしては90点のショットだと思います。Y選手も満足げにティーグラウンドを降りティーオフしていきます。

 

アウトコースのスタートで続くのはNキャプテン。

応援団の期待を背に、ティーグラウンドに向かいます。

■Nキャプテン、スタートホールティーショット

 

ああっと!

持ち球のローフェードがつかまりすぎて左の林に一直線。幸い木に直撃して左ラフに戻ってきました。

 

応援団も心配そうに見守っています。スタートホールをどれだけ無難に切り抜けられるかが、今日一日のゴルフを左右します。冷静に3オン狙いに切り替えて刻んでいくNキャプテン。ほっと安心する応援団。

 

 

一方、M選手、S選手はインコーススタート。

インコース10番は544ヤードのロングホールです。距離はそれほど長くないが、ティーショットは右の林が、セカンドは左の林が気になるドッグレッグホールです。ここまで何人もの選手が右の林につかまっていますが、プロギアチームはどう切り抜けるのでしょう。

■M選手、スタートホールティーショット

 

ナイスショット!安全にフェアウェイ中央からドローを打ってボールは左ラフ。これまた朝イチとしては最高のショットです。

 

”ほなね~”といつも通りの自然体でティーオフするM選手。アンダー宣言は実現できるのでしょうか?

 

 

さあ、

いよいよS選手の組のスタートです。

 

N 『団長、みてくださいよあの顔。カッチカチです。どんなショットが生まれるんでしょう。ゾックゾクしますね(笑)』

団長 『・・・、あの野郎。。。』

 

あまりの緊張具合を心配した団長が、S選手を木陰に連れていきます。

※試合の緊張と、団長への恐怖でS選手の頭の中のOSが強制シャットダウンする瞬間

 

団長 『大丈夫だ、頑張れよ!』

 

激励を込めて、タオルでS選手の肩をポンポンと叩く団長。

タオルで軽く触れられただけでこのビビリよう。

二人の過去に何があったのかわかりませんが、とにかく団長の発破でS選手のOSも再起動しました。いざ、S選手の朝イチショットです。

 

■S選手、スタートホールティーショット

 

ボールはややスッポ抜けて右の林手前のラフに。飛距離197ヤード。

応援団の事前打ち合わせでは、どんなショットでも空振り以外は”ナイスショット!”の掛け声で送り出すと決めてましたので、まさに大応援団の掛け声を受けて、ティーオフしていきました。

 

大応援団 『逝ってらっしゃーい!』

 

 

応援団戦略会議

選手を見送って、大応援団はクラブハウスでしばし休憩。

一時の猛暑ほどではないものの、まだまだ気温は高く蒸し暑いので外で応援するだけでも体力を消耗します。

S常務 『いやぁ、みんな緊張してたな。でも無事にスタート出来てよかったよ。』

団員1 『みんな前半ハーフどれくらいのスコアで戻ってきますかね?』

団員2 『Mさんはアンダー出すっていってるけどどうかな、38ではあがるでしょう。Yも38は打たないかな。NとSのどちらかが41くらいであがってきたら、予選通過も見えるんだけどね。』

S常務 『まぁ、前半は堅くいくだろうな。勝負は後半。前半のスコアで予選通過ラインが見えてくるから、後半どれだけ伸ばせるかだ。』

団長 『あいつら、決勝行ってシード権とらないと許さないからな!来年は絶対俺が選手になるから。』

 

皮算用を続ける応援団。好き勝手なことを言ってますが、彼らの平均スコアを足して人数で割ると『105』です。

リアルな戦いを続けるプロギアチームの結果はいかに?

 

次回につづきます!

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