ショートコースの罠
Hole6 62yards Par3
こちらのホールはもっとも短く、もっとも危険なホール。目の前の池が大きなプレッシャーをかけてきます。
学生ゴルファーくん、金田プロは見事なコントロールでベタピンにつけます。
Nはびびってしまってグリーンを大オーバー。
さあ、本日見せ場の無いS常務。
誰もが池ポチャを予想したそのショットは、
なんとピンに一直線!
かつてライバルと修行を重ねたショートコースの名物ホールにこのホールを重ね合わせたS常務。見事プレッシャーをはねのけました。
しかも
なんとボールはピン横55センチ!
現時点で多くのプロゴルファーを押しのけてニアピン権利獲得です!
まず金田プロが2メートルを。
続いて学生ゴルファーくんが1メートルを沈めてバーディー。
最後にS常務が震えながら、、、
バーディーを獲得!!
遂にポイントを獲得したS常務!しかも最終的にニアピンもゲットできたらしく、あらためてヒキの強さを見せつけてくれました。
ラウンドも終盤に入りますが、インターバルでバナナと水分補給のエイドステーションがありました。ホスピタリティが素晴らしすぎます。
Hole7 161yards Par3
さあ残り3ホール。ここは距離があって打ち上げの難関ホール。キャリーで実質180ヤードくらい必要となります。
バーディーを獲って気分が上がってるS常務。ティーを高めにして、03アイアンの8番を力強く握りしめます。
どちーん。
が、これは力が入りすぎて飛距離40ヤード。
あらためて140ヤードのセカンドショットでピンを狙います。
息子のような若者のあとを一生懸命追いかけるおじさん。頑張れ!
ちなみにこのホールはグリーンの傾斜も激しく、奥からかなり下っています。
しっかりタッチを合わせる金田プロ。
ようやくグリーンにたどり着いたS常務ですが、渾身のボギーパットはまったくラインが合わず。
学生ゴルファーくんは難しいパットをしっかり沈めました。上手い!
Hole8 73yards Par3
続いては先程のホールと逆で短い打ち下ろし。グリーン手前の木が距離感を狂わせます。
S常務の起死回生のショット。
ビシッ!!
矢のような弾道は
奥の山の頂上に一直線。OBです。
ナイスショットのはずが焦るS常務。打ち直しは、
ガサガサ・・・
またもや山のなかに消えていきました。
グリーンが遠く見えたので48度で打ったみたいですが、実質距離は60ヤード程度と先程の池越えホールと変わらない短さなのです。
早々とギブアップして所在なさげなS常務の前で、しっかり距離感を合わせてニアピンにつけた学生ゴルファーくんは4つ目のバーディーをゲット。
金田プロと学生ゴルファーくんは、地元のこのショートコースに小さいころから遊び場のように通っていたらしく、コースの癖を熟知していたのです。
パー3チャレンジ終了!
Hole9 165yards Par3
さあ楽しいラウンドも最終ホール。池、打ち上げ、バンカーとすべてが詰まったホールです。
金田プロの切れ味鋭いショット。
最後にもう一度見せ場を作りたいS常務。
しっかり見せ場を作ってくれてありがとうございます。
ギャラリーが見守るなか、金田プロのバーディーパットは惜しくも入らず。
『S常務さーん、がんばってー。』
ギャラリーの暖かい応援を背に、S常務の0ポイント確定ダブルボギーパット。
残念。
パチパチパチパチパチパチパチ
カップインすると沸き起こったギャラリーからの暖かい拍手に、思わず目頭が熱くなるS常務。
『お疲れ様でした。ありがとうございました!』
若いふたりに支えられ、励まされながらホールアウトすることができました。
ありがとう!いやー、楽しかった。
結局いくつ叩いたかわからないけど、とにかく楽しくて満足な表情のS常務。
スコアカードでポイントを数えてみると、
1バーディー、1ボギー、7ダブルボギー以上で、合計4ポイント獲得!
おそらくスコアは20オーバーくらい叩いていて、順位もビリ付近だと思いますが、ポイント方式だと辛い記録は消され、楽しい記憶がインプットされるのです。
最後にスコアカードを提出して競技終了。
その時。
『うわああああー!!入ったー!!!』
パー3チャレンジで大会史上初めてのホールインワンが出たらしく。
場内は大盛り上がり。選手、参加者、ギャラリー、スタッフみんなが一体になった素晴らしいイベントでした。
柏の星、金田直之プロは柏オープンで毎回上位で優勝争いするものの、まだ栄冠を勝ち取れていません。柏で育ち、柏で勝って、レギュラーツアー、世界に羽ばたいていきたい金田プロにとっては絶対に欲しいタイトルなのです。
次回、サイエンスフィット日記メンバーJP君と金田直之プロが挑む柏オープン2022決勝大会の模様をお届けします。お楽しみに!
つづく
【追伸】S常務は朝とまったく同じ出で立ちで、ゴルフシューズのまま帰りの電車に乗り込んでいきました。どこだって道場。いつだって自分次第です。
いつも楽しく読ませてもらっています。
マスターズのパー3コンテストみたいなイベントでしっかりとS常務を堪能させていただきました。
S常務の決して諦めないスタイルとホールインワン宣言する鋼のメンタルからは学びがたくさんあります。
シュガーレイレナードさん
コメントありがとうございます!たしかにおっしゃる通り、パー3チャレンジはマスターズのパー3コンテストのようですね!今気づきました。ありがとうございます(^_^)
(マスターズ中継でおなじみの世界の松下賢次アナウンサーが大会MCをやっているので間違いないです!)
行きも帰りもおんなじ出立ち^_^
電車に向かうS常務の後姿に可愛さを感じました、、、今回もお疲れ様でした。
JALさん
コメントありがとうございます!行きも帰りもラウンド中も同じ姿。駅に向かうS常務の後ろ姿を見ながら「せめてバイザーは脱ごうよ。」と思いました(^_^)
勝負カラーの赤はいつ見てもお似合いです!
久しぶりのS常務のプレー見せ場たっぷりで楽しませていただきました!
次回もご活躍を期待しております😊
100切り選手権in福井withカニ🦀もまだ終わりはありませんね😁
kazzさん
コメントありがとうございます!S常務の勝負は家を出た時から始まっていますので、電車の中でも赤い勝負服を着用していました。およそ30人のプロ、50人のアマチュアのなかでニアピンを獲得するところが流石S常務でした!(順位はほぼビリでしたが(^_^))