皆さま、こんにちは。
プロギアで販売促進を担当しているNです。
PRGRの新しい直営レッスンスタジオ『PRGR GINZA EX』に通って本気で上達を目指すゴルファーを紹介する(ほぼ)リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記。
第3部では”競技に挑戦”をテーマに、メンバーがサイエンスフィットで腕を磨き、さまざまな競技にチャレンジしていく模様をレポートしております。企業対抗ゴルフの最高峰『日経カップ』に挑戦したプロギアチームは残念ながら予選敗退してしまいましたがこのままでは終われません。今回もPRGR RSカップにチャレンジするサイエンスフィット日記メンバーの奮闘をご紹介します。
RSカップ第3戦の会場は快晴の埼玉県の嵐山カントリークラブ。
そして今回参加しているのはサイエンスフィット日記メンバーのU君とF君。
前半はU君に密着しましたがスコアは41。彼にしたら今イチなスコアでした。
ということで、白熱の後半はF君に密着したいと思います。
F君の後半9ホール
ちょうどF君が後半のスタートの1番ホールティグラウンドに姿を表しました。
いまアウトコースを上がってきたと思ったら、もう一周。なんの地獄ですかこれ。まぁ、とりあえず付いていきましょう。
【1H 386ヤード Par4】
●1打目:ドライバーはチョロ引っ掛けで左ラフ。飛距離は150ヤードくらいしか飛んでいません。
※気温は35度を越えてます。暑さに弱いF君もそろそろ限界が近づいてきているのかも知れません。
●2打目:残り230ヤード。5番ウッドで放ったショットはシャンクして右へ。木の真裏なのでグリーンは狙えません。
●3打目:残り100ヤード。とりあえず7番アイアンでフェアウェイに出します。
コーン
フェアウェイに出そうとしたショットは目の前の木を直撃し、30ヤード後ろに戻っていきました。。。
●4打目:残り130ヤード。9番アイアンでグリーンを狙うもダフってグリーン手前の花道。
※尋常じゃない汗を噴き出しながら笑顔のF君。
●5打目:サンドウェッジでピン右2メートルに寄せてこれをワンパットで決めてなんとかガッツダボ。
N 『お疲れ!ショット滅茶苦茶なのによくダボで耐えたな。ところで前半のスコアはいくつだったの?』
F君 『お疲れ様です。前半は50でした。ショットが無茶苦茶です。。。』
N 『そうか、まぁ頑張れ!応援するよ(これは100打つな。。。)』
ちょっとまだRSカップに出場するには早かったかもしれません。が、F君の頑張りに期待したいと思います。
【2H 155ヤード Par3】
●1打目:155ヤード池越えショートホール。7番アイアンで打った打球はグリーン手前のカラー。
●2打目:パターで堅く1メートルに寄せて、パーをゲット。悪い流れを断ち切りました。
【3H 376ヤード Par4】
●1打目:ドライバーをひっかけて左ラフ。飛距離は180ヤード。
相変わらずショットは無茶苦茶です。
●2打目:残り210ヤード、ラフから7番アイアンでフェアウェイへ。
●3打目:残り90ヤード、アプローチウェッジで打つもグリーンエッジ。
●4打目:サンドウェッジでカップまで50センチに寄せて、ボギー。
【4H 430ヤード Par4】
●1打目:ドライバーショットは遂にフェアウェイ真ん中へ。飛距離228ヤード。
●2打目:残り192ヤード、長い!
5番ウッドで打ってグリーン右のラフへ。
※フルバックのゴルフに慣れていないのでいくら打っても届かない状況に苦笑い。
●3打目:砲台グリーン、ピンまで25ヤード。
カップまで2メートルに寄せるも、これを決められずこのホールもボギー。
【5H 392ヤード Par4】
●1打目:ドライバー
やや右に打ち出してクロスバンカーに。
●2打目:ピンまで残り195ヤードのバンカーから6番ユーティリティでナイスオン。ピン手前6メートルのバーディチャンス。
3打目:バーディパットを惜しくも外して、タップインパー。意外と耐えてるぞF君。
【6H 505ヤード Par5】
●1打目;ドライバーを思いっきりダフって飛距離は188ヤード。フェアウェイはかろうじてキープ。
●2打目:残り300ヤード。
5番ウッドもダフッて60ヤードしか飛んでない。
●3打目残り240ヤードを6番ユーティリティで打つも、プッシュアウトして右の木の下。
※なかなか前に進まないので、思わず苦笑いのF君。
●4打目:残り80ヤード。サンドウェッジをダフッてバンカー手前。
●5打目:バンカー越えの難しいアプローチをサンドウェッジのロブショットでカップまで50センチに寄せてワンパットボギー。アプローチ、パターが冴えてます。
【7H 375ヤード Par4】
●1打目:ドライバーショットはいい当たりも、やや右に飛んでラフへ。
よくボール曲げるなぁと思いつつ、ボールを一緒に探します。
・・・無いなぁ(2分経過)
・・・・うーん。そんなに奥に行ってないと思うけど。(4分経過)
・・・・・無いわ。(5分経過)
残念ながらボールがみつかりません。
ロストボールです。
F君はカートに乗ってティーグラウンドに戻り打ち直します。
これはつらい!たまたま乗用カートなのでまだましですが、精神的なダメージは計り知れないものがあるでしょう。F君が心配です。
目を凝らして通り過ぎるF君を見てみると、、、
笑ってました。大丈夫でしょう。
※ドナドナのBGMとともにティグラウンドに戻るF君を乗せた荷馬車
●3打目:打ち直しのドライバーショットはボールが無くなったあたりにきっちり戻ってきました。
●4打目:残り170ヤード、ラフから6番ユーティリティでナイスショット。ピン手前10メートルにオン。
5打目:10メートルの難しいパッティングラインを読み切ってなんとカップイン!ロストがありながらなんとミラクルボギーで切り抜けました。
さんざん待たされた同伴プロもミラクルパットに驚いて拍手を送ってます。
【8H 190ヤード Par3】
●1打目:距離がある砲台グリーンのショートホール。右手前にはアゴの高いガードバンカーがあり、左と奥は崖。ティショットの狙いどころが狭い難易度の高いホールです。
狂ったように6番ユーティリティしか使いませんが、ここも6番ユーティリティで打って右バンカー手前のラフ。
●2打目:サンドウェッジで柔らかく球をあげて、カップ手前3メートルにオン。
●3打目:微妙な距離のパーパットは入らずボギー。
【9H 509ヤード Par5】
●1打目:最終ホールは目一杯ドライバーを振ってナイスショット!右ラフに。飛距離は215ヤード。
●2打目:残り300ヤードをまた6番ユーティリティでフェアウェイ左サイドに。
●3打目:残り150ヤードの上りを6番ユーティリティでまたまたショット。トップしてかろうじて池を越えて左斜面のラフ。
●4打目:残り50ヤード。サンドウェッジのフルショットは果てしなく上に上がってグリーン手前のカラーに着弾。
●5打目:パターで寄せて、これをワンパットで入れて最終ホールはボギー。
※見事18ホールをまわり切って、同伴のプロと健闘を称えあうF君。
F君の後半のスコアは44。パット数は12パット。U君同様、F君もショットがめちゃくちゃながらアプローチ、パターで耐えたというラウンドでした。前半と合わせて94でF君のRSカップは終戦しました。
N 『お疲れ!いやぁ耐えたなあ。ナイスラウンド!』
F君 『疲れました。ショットは当たらないし、長いし、暑いし。。。』
ドライバーの平均飛距離は192ヤード。ダフったり、木に当てたり、ロストしたりしながらも常に笑顔だったF君。小技とメンタルの強さでRSカップを見事乗り切ったという感じです。
嵐の嵐山、衝撃の結幕
ブー・ブー・ブー・ブウーーーーーー
F君のホールアウトとほぼ同時に、物凄い音量のサイレンがゴルフ場内に鳴り響きました。
すると、、、
ラウンド中のカートと選手が続々とクラブハウスに戻ってきました。
アナウンス
『ただいま非常に大きな雷雲がゴルフ場に接近しておりますので大会を一時中断します。大会再開については追ってアナウンスしますので選手の皆さんはクラブハウス内で待機してください。繰り返します・・・』
こんなに快晴なのに一時中断とは。騒然とするクラブハウスまわり。”まだできるだろ!”、”最終ホールのパットだけだったのに!”と様々な声が飛び交います。雨も降っていないのにどういうこと?というご意見はごもっともですが、大会競技委員会が中断を決めてサイレンを鳴らしたあとにプレーを続けることはプレイヤーに危険を及ぼす行為となるため、失格の可能性もあります。ご注意ください。
戻ってきた選手のなかにU君の姿を発見しました。
N 『おう、U!コースはどんな状況だった?』
U君 『あ、お疲れ様です。僕はコースのはずれのほうでプレーしてたんですけど、結構ゴロゴロ鳴ってて空が真っ暗でしたよ。』
N 『そうか、で、どうだったの?途中までは。』
U君 『はい。ボギーペースだったので何もかも水に流してもらいたい気持ちです。』
と、U君の横にいる選手に何やら見覚えと胸騒ぎが、、、
まさか、、、
そんなバカな、、、
出ました!日経カップ・プロギア代表選手のS選手です。
日経カップ・企業対抗ゴルフの代表選手の座を勝ち取り、日経カップに向けて武者修行で出場した試合とプライベートゴルフ、担当得意先とのラウンドでことごとく大雨を降らせてきた、あのS選手です。
※RSカップ開幕戦・川奈ゴルフコースでのS選手。詳しい模様はこちら。
N 『え!?Sさん出てたんですか?UとFに密着してたんで全然気付きませんでした。日経カップはもう終わりましたけど、何で出てるんですか?』
S選手 『なんだよ。出ちゃだめなの?今年の日経カップは俺のスコアでが振るわなくて予選落ちしちゃったしな、、、来年に向けて今から修行してるんだよ。』
S選手 『しかし、途中まで調子よかったのになぁ、、、なんだよ雷雲って!これくらい大丈夫だよ。やろうぜ。』
ピカッッ
ドガジャーーーン!!!!
S選手の願い虚しく、予測どおり雷雲がゴルフ場の上空に到達した模様です。
ピカッ ドカーン!
ドドドドドドドドドドドドドドー
集中砲火のような落雷とともに、立っていると押しつぶされるぐらいの水圧の豪雨がやってきました。命の危険を感じ、皆クラブハウスに避難します。
■強烈な雷雨(大きな音が出ます)
ものの数分でカート道路は川に、グリーンは池になってしまいました。嵐山という名に恥じない猛烈な嵐です。
そして、、、
アナウンス
『雷雨およびコースコンディションの回復が見込めないためプレーの続行は不可能と判断しました。RSカップ第3戦は前半9ホールのスコアを以って成立といたします。繰り返します・・・』
残念ながらRSカップ第3戦の続行を断念。前半9ホールのスコアが最終結果となります。9ホールなのでアウトコース、インコースごとの集計となります。
結果、スコア41のU君はシングルス戦アウトコーススタートの11位、スコア50のF君はインコーススタートの24位で残念ながら5位までに与えられる予選通過はなりませんでした。(好調のS選手はスコア46でインコーススタートの18位)
大会としても、サイエンスフィット日記としても非常に残念な結果になってしまい、大会運営サイドとしては申し訳ない気持ちでいっぱいですが、自然を相手にするゴルフという素晴らしいスポーツにおいては、このようなことが起こるのも仕方が無いことかと思います。
今後の大会運営についてもまずは選手、関係者の安全確保を最優先し、少しでも雷雨の可能性があるものは極力排除していきたいと思います。
以上、U君とF君のチャレンジは失敗!最後に残されたK君に期待するしかありません。RSカップ最終戦・大利根カントリークラブでのK君の奮闘にどうぞご期待ください。
次回につづく。