第4部Vol2:初心者が壁と対面

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いつもご覧いただきありがとうございます。

プロギアで販売促進を担当しているNです。

 

PRGRの新しい直営レッスンスタジオ『PRGR GINZA EX』に通って本気で上達を目指すゴルファーを紹介する(ほぼ)リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記。

第4部はメンバーをレベル別に分け、それぞれのレベルにあった課題(壁)を乗り越え、次のレベルを目指していく模様をお届けいたします。サイエンスフィット日記メンバーよ。スイングの壁を越えていけ!

第4部一発目にご紹介するのは、未知なる可能性を秘めたこの男です。

 

ゼロからのスタート!

■東京・銀座

新橋から銀座に向けて夜の街を闊歩する坊主頭の中年男性。

 

サイエンスフィット日記の新メンバーT君です。

今年8月にプロギアに入社したニューカマーのT君。ゴルフはやったことはあるもののちゃんと教わったことは無く、スコアは”だいたい130くらいだと思います。”というざっくりした感じ。、

ゴルフ業界において30代半ばでゴルフの経験がほとんど無いけど、ゴルフが上手くなりたい!というマインドを持っている人間は極めて貴重な存在です。この(どこにでもいるような新橋中年サラリーマンという)天然素材をまったく知識ゼロ状態からサイエンスフィットで立派なゴルファーに育てあげたいと思います。ということでT君のレベルはもちろん一番下のレベル1(初心者)です。

 

さっそくPRGR GINZA EXのスイング解析ブースでT君の現状のスイングを確認してみたいと思います。

T君 『・・・。』

最新鋭のスイング解析機器にビビり、とんでも無い場所に足を踏み入れてしまったという目で引きつった笑顔を見せるT君。学生時代はバスケ部で活躍したというT君ですが、バスケとゴルフでは、使用する道具の数とボールの大きさが大きく異なります。

T君 『す、凄い設備ですね。私みたいな初心者がここに来ても良かったのでしょうか・・・。』

N 『大丈夫、リラックスして。痛くないから。』

 

お腹が痛いから病院に来たら、いきなり手術室に入れられた。というような心境でしょうか?

初心者の方にとっては、まず人にスイングをじっくり解析される。というのはひとつのハードルのようです。いいぞ、T君。そのリアクションこそ、選ばれし一般的中年サラリーマンのリアクションだ!

 

ちなみに本日の解析は、プロギアサイエンスフィット統括部の宮川部長と、プロギアギンザEXの京村店長のツートップが行います。普段レッスン予約が殺到し、なかなかお目にかかれないふたりが揃うのは非常に珍しいのですが、それだけT君という天然素材の出現に期待度が高まっているのでしょう。

 

スイング解析スタート!

まずはT君のお手並み拝見。ウォーミングアップを兼ねてボールを数球打ってみます。

グリップを宮川部長にチェックしてもらい、

ショット!

おお!想像していたよりマトモな感じで、一応ボールには当たっています。

 

では、体の各部にセンサーを取り付け、詳細なデータを収集します。

以上で測定終了。

測定データをパソコンに取り込み、宮川部長にスイング解析をしてもらいます。

まずは、インパクト前後のヘッドの動きを計測してスイングポジションを確認。T君はアウトサイドイン・アッパーブロー軌道のBゾーンゴルファーでした。

アウトサイドイン軌道のためスイングの力が上手くボールに伝わらず飛距離をロスし、球筋はスライス、もしくは引っかけが出やすいスイングです。

一般的なゴルファーの50%はこのゾーンですが、一般的中年ゴルファーのT君は見事このポジションをキープしております。

 

続いてインパクト直後のボールの動きを測定した弾道シミュレーション。ヘッドスピードは36m/s、左にひっかけながらスピン量は多く、ドライバー飛距離は160ヤードほど。

体力には自信があったT君ですが、この結果にがっくり肩を落とします。

宮川部長 『シミュレーション弾道はあくまでも結果だから、その原因を探るためにもう少しT君のスイングを深く見てみよう。』

 

ということで体の各部に装着したセンサーから、T君のスイング中の体の動きを確認します。

 

まずは手と腕の動き。スイング中の数値を折れ線グラフで表しています。(ちなみに青い線がT君で、黄色い線が比較用のトップアマの数値。)

上図の折れ線グラフを見ると、T君のスイング中の腕の回旋の動きはトップアマのそれとほぼ一致します。

N 『え!?凄いじゃないですか。ほかのメンバーはアドレス時よりインパクト時は腕の回旋が戻りきらず、振り遅れ現象が生じていたのに、T君は完璧に戻っている!』

宮川部長 『この部分だけを見るとそうだね。でもスイング全体を見るとその答えが出てくるよ。』

続いてスイング中の手首の動き。(T君は青い線、トップアマが黄色い線、女子プロゴルファーが緑の線です)

明らかにT君の手首の動きは激しいです。トップスイングにかけて大きく手を使っているのがわかります。

 

宮川部長 『手首が大きく動いてトップではこのように左手首が甲側に折れている。これだとフェースが開いてボールは右に飛び出すので、ダウンスイングで一生懸命手でクラブを返しているね。』

 

トップスイングでの理想的な手首の形を説明する宮川部長。T君にはますますワケがわからない世界に突入しています。

次にスイング中の骨盤の動き。(T君は青い線、トップアマは黄色い線、女子プロが赤い線です)

これはスイング中に骨盤(腰)がどのような動きをしているかを表します。トップアマ、女子プロはトップスイングから骨盤が回りはじめ、同時に後ろに移動しはじめます。これに対してT君はスイング中ほぼ骨盤は回転せず、ダウンスイングではボール方向(前)に移動しています。これは上級者とは真逆の動きです。

宮川部長 『要するに、T君のスイングは体がまったく回っていない。手だけで打っているという、まさに手打ちスイングだね

ほかのサイエンスフィットメンバーも苦労している骨盤の動き。もちろん、T君も例外ではありません。

 

データから導き出されたT君のスイング課題を動画でも確認してみます。

T君のインパクトの瞬間の画像。

あれ?アドレスの画像かな。と思うくらい体は一切回っていません。そしてお尻の後ろにある黄色い線はアドレス時のお尻の位置。インパクト時に腰が前(ボール方向)に出ているのがわかります。

最初にショットしたのを見る限り、F君のような変な癖もないし、なかなか良いスイングかと思ったのですが、実際詳細なデータを取るとやはりレベル1でした。

 

宮川部長 『これくらいダウンスイングでは腰を回して、骨盤は後ろに移動したいね。腕は振り遅れているように見えるけど、腕の回旋をしっかりおこなっていればボールはつかまるし。』

スイング中の体の動きを教える宮川部長。


そろそろT君の限界が近い気がします。

体を回そうとしたら、体が回らず首がまわってしまったT君。

首を回さないようにしようとしたら、頭の正しい位置がわからなくなってしまったT君。

なんとか頑張っていたT君ですが、ついにギブアップのようです。

 

 

 

 

U君 『すいません。後ろ詰まってるんですが、まだ長引きますか?』

PRGRが誇る、最新鋭解析スタジオをまるで自宅のような感じで使うレベル5のエリートゴルファーU君が、レベル1の初心者ゴルファーT君(年上)を煽ってきます。

これは、初心者ゴルファーが初ラウンドでバンカーから20回打っても出ず、後ろの組のシングルハンディのメンバーさんに睨まれている。という状況に似ています。よくある光景ではありますが、初心者ゴルファーにとっては地獄で、もう二度とゴルフなんかしたくない。と思う瞬間なのです。

※煽り行為、煽り運転はやめましょう

 

 

頭を抱えて悩む姿は、まさにあのキャラクターと一緒です。あのキャラクターのモデルじゃないのか、というくらい悩み苦しんでいます。

 

N 『どう?なかなか難しい?』

T君 『は、はい。途中からついていけなくなりました。もうワケがわかりません。。。』

ゴルフという楽しいスポーツも、やり始めはみんな苦労します。そのままやめてしまう人も多いのですが、そのような方を少しでも減らし、ゴルフの楽しさを伝えたい。というのが我々PRGRの使命なのです。PRGRとして、サイエンスフィットとして、彼をこのまま放置するワケにはいきません。

 

 

宮川部長 『オッケー。じゃあ、今日はこのくらいにしようか。いきなり色んな課題をクリアしようとしても無理だから、まずは”レベル1”のスイングの壁を乗り越えよう。レベル1で乗り越えて欲しいのは”体の正面で打たない”ということ。』

 

第4部は”レベル別にスイングの壁を越える”というテーマでお送りいたしますが、まずレベル1のT君がクリアしたいのは体の正面で打たない。ということです。大好評発売中のサイエンスフィット教本の第3弾でも、この部分をしっかり説明しております。

スイング解析で指摘のあったトップでの手首のカタチはレベル2、ダウンスイングでの腕の回旋はレベル3、骨盤の動きはレベル4で取り組むべき課題です。

 

宮川部長 『じゃぁ、次回からはレベル1のスイング課題に取り組んでいこうか。』

U君 『そうですね。素人の人は、まずは打ち込むことですかねぇ、1週間で400球は打たないと上手くなりませんよ(笑)』

N 『おまえは黙っとけ!』

よく初心者のかたにアレコレ教えたがる人がいますが、大概の人が主観にともなうその場の思い付きアドバイスで、その初心者に対して上達するまで面倒を見る覚悟を持ってアドバイスしているわけでもないので、注意しましょう。

 

 

宮川部長 『京村店長、どうしようか?T君の次回のレッスン。』

初心者を育て上げるという時間のかかる大事なミッションを、真剣な表情で京村店長に振る宮川部長。

 

京村店長 『そうですね、レベル1の初心者の方にはここ(PRGR GINZA EX)よりもっと適した場所がありますよ。赤坂で修行してもらいましょう!』

初心者を育て上げるという手間のかかる大事なミッションを、笑顔で他店に振る京村店長。

 

ということで、T君の育成は姉妹店のPRGR AKASAKAでおこなうことになりました。

念入りな検査の結果、系列の病院への転院が決まったT君。最後まで不安な表情を抱えたまま本日のスイング解析は終了です。

 

N 『どうだった、初回の感想は?』

T君 『解析内容もよく理解できず、思うような動きも出来ず、ゴルフって難しいですね。でも、早く上手くなって皆さんとゴルフしたいという気持ちは変わりませんので、これからもよろしくお願いいたします。』

いたって普通のコメントですが、初心者T君の心が折れていないのが何よりです。

 

 

そして、

本日のレッスン内容の理解をより深めるために、直営店でも販売している大好評発売中のサイエンスフィット教本の第3弾を早速購入。

京村店長も貴重な売上げに、先ほどとは違う種類の笑顔が自然と溢れています。

 

 

T君も虎の巻をゲットして、やや安心した表情の笑顔が生まれてきました。

smilin’ PRGR

ゴルフメーカーPRGRはゴルファーの笑顔をつくりだすために、活動しています。

 

初心者レベル1のT君の挑戦がはじまりました。応援よろしくお願いいたします!

※歩き読書は危険なのでやめましょう。

 

コメント

  1. カズ より:

    頑張れ〜!!T君
    楽しそうやな(^^)
    応援しとるで〜!

    1. prgr より:

      カズさん
      コメントありがとうございます!
      そうなんです。T君は悩んでそうで楽しんでいるのです。引き続き応援よろしくお願いいたします(´∀`*)

  2. イップス より:

    F君のファンですが、彼の登場はいつですか?

    1. prgr より:

      イップスさん
      コメントありがとうございます!
      F君は相変わらずイップスと戦ってますので、出番が来るのをもう少々お待ちください~(´∀`*)

  3. Nさんファン より:

    Tさん頑張って下さい❗️私も含めた同じスクールに通う中年男子の希望の星になって下さい‼️

    1. prgr より:

      Nさんファンさん
      コメントありがとうございます!
      一般中年男子の代表として、T君がんばります。一緒に頑張りましょう(´∀`*)

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