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プロギアで販売促進を担当しているNです。
PRGRの新しい直営レッスンスタジオ『PRGR GINZA EX』に通って本気で上達を目指すゴルファーを紹介する(ほぼ)リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記。第4部はメンバーをレベル別に分け、それぞれのレベルにあった課題(壁)を乗り越え、次のレベルを目指していく模様をお届けしております。
前回はアメリカで開催された世界最大のゴルフ見本市『PGAマーチャンダイズショー』の模様をお届けしました。
今回はそこで入手した練習器具をサイエンスフィット日記メンバーに試してみたいと思います。
その実験台となるのは、、、
■東京メトロ銀座線・日比谷駅
平均スコア102のレベル2ゴルファー、M君(右)にお願いしましょう。(隣にいるF君は膝の故障中なので付き添いです)
ゴルフ歴3年でスコア100を切ったことはあるものの、コンスタントに100が切れないM君を練習器具の力でなんとかしてしまいましょう。
USA直輸入の秘密兵器
■東京・銀座
検証の舞台は定期的に練習で訪れているPRGR GINZA EXです。
実験台はM君。監修はサイエンスフィット統括部の宮川部長にお願いしましょう。
ちなみにM君の基本データがこちら。野球経験者ならではのパワーで、ヘッドスピードは43.9m/sありますが、典型的なスライサーです。M君のレベル2の壁はスライスとフックが交互に出て安定しないことです。
ちなみにM君のスイングマップでのポジションは、一般的なアマチュアゴルファーの約半数を占めるというアウトサイドイン・アッパーブロー軌道のBゾーン。球筋が安定せず、距離も出にくいのが特長です。(大好評発売中のサイエンスフィットレッスン本『スイングの壁を知る5ステップメソッド』の79ページにもこの内容が記載されております。)
さっそくM君に試してもらいたいのがこちら。
有名USPGAツアープロをはじめ多数のプロ、トップアマが使用しているヘッドスピードアップの練習器具。スーパースピードゴルフです。アメリカから税関とバゲッジロスのピンチをくぐり抜けて、何とか持ち帰ってきました。
通常は3本セットですが、コーチ用の4本セットをゲットしました。4本なので、PGAショーでの現地価格でもまあまあのお値段でした。名門コースで平日ビジターフィでラウンドして食事したくらいの金額です。
さっそく実験君に振ってもらいましょう。重いものから順に、
軽いものを、
重いものから軽いものをブンブン振ることによって、素振りのスピードはどんどんあがります。脳に普段のクラブもそれくらいの速さで振れるぜ。ということを錯覚させヘッドスピードをアップさせるのですが、軽いクラブでも体を使ってスイングするようになり、手打ちを防ぎスイングの安定にもつながる練習器具です。
※M君の様子を楽しそうに見守る膝故障中のF君
N 『どう?ヘッドスピードあがった?』
M君 『あ、暑いです。汗が止まりません。』
とりあえず、ウォーミングアップにはなったようです。ヘッドースピードアップの効果は後ほど確認するとして、続いて試すのは、、、
サイエンスフィットでも人気の練習器具、インパクトスナップです。
ハンドファーストインパクトの習得に最適な練習器具で、今までのモデルは先端部が棒状だったのが最新モデルはなんとアイアンヘッド形状のアタッチメントが付いてます。これでスイング中のフェースの向きも確認しながらハンドファーストインパクトを身につけることができます。
PGAショーのブースでも説明してもらいましたが、ハンドファーストインパクトが作れないとすくい打ちや手元が浮いてしまい、アイアンショットで距離が出ず、ショットも安定しません。ちなみに不思議な角度で取り付けられている黄色いボールですが、インパクトでこのボールが右腕にくっつくようにするとハンドファーストの正しい形が作れるのです。
いざ実践。
M君 『なかなか難しいですね。ボールが右腕にくっつきません。でもヘッドがあるからフェースの向きが確認できてわかりやすいです。』
ハンドファーストインパクトは上級者でもマスターできていないことが多いので、レベル2ゴルファーのM君にはちょっと早いかもしれません。実際サイエンスフィットレッスンでもこれをマスターするのはレベル3の80台を目指すゴルファー向けです。
ただし、ハンドファーストを体感できるものとして非常にわかりやすい器具ですし、実際平均スコア125のゴルファーが3ヶ月間ずっとこれを振り続けて念願の110を切った例もあります。
続いては皆んなが悩むシャフトクロスを強制的に直すスイング矯正グローブ、スマートグローブです。PGAショーで入手したものではありませんが、オーランドのゴルフショップを訪問した際に購入してきました。
手首部分が長めでしっかりホールドされるグローブを装着して、
いざ、実践。
M君 『痛いです。』
でしょうね。実は手の甲から手首に渡って硬い樹脂が入っているので、トップで左手首が甲側に折れた場合、甲に樹脂が突き刺さるのです。
左手の手首が甲側に折れなければ、トップでのシャフトクロスも防げるし、インパクトでのすくい打ち(フリップ)も防止できます。
おっかなびっくりだったM君も慣れてきたらこの通り。
トップでのシャフトクロスが抑えられています。
トップでパックリ開いていた右脇も締まっていますね。思った以上に効果が確認できました。
続いて、スコアメイクに欠かせないパッティング技術の向上を狙った器具。パッティングストロークティーチャーです。
こういう風にパターに取り付け、
パッティングします。
目標に向け正しくアドレスできているかというアライメント機能に加え、パターと体を同調させ手打ちを防ぐ効果があります。安定したパッティングストロークをマスターするには最適な練習器具のようです。
N 『以上がアメリカから持ち帰った練習器具です。ホントはもっと色々気になったアイテムもあったんですが、スーパースピードゴルフを買ったらほとんどお小遣いが無くなっちゃって!』
N 『マジですか、、、手荷物預け所や税関で”What’s this?”って聞かれて説明にあたふたした苦労は何だったんですかね。。。』
サイエンスフィットレッスン
なお、PRGRサイエンスフィットには普段から上達のための練習器具を多数ご用意しています。
M君のスイングを見て、宮川部長が今回行った練習器具を用いたレッスンはこちら。
●トルネードスティック
トップからダウンスイングにかけての切り替えしの動きをマスターする練習器具。うまく振れればヘッド部分が加速しヘッドスピードがアップします。手打ちだと重い先端部分が容赦なく背中に当たります。
●ゴルフスイングホース
柔らかく、しなるゴムホースを体を使って振ることにより、力みのないボディーターンスイングが身につきます。手打ちでスイングすると容赦なく、背中にゴムホース全体が叩き付けられます。
●ゴルフの竪琴
正しい手の動き、腕の回旋を覚えます。スポンジボールを打つことによって、インパクトでのフェースの向きも確認できるのですが、最初右にすっぽ抜けていたスポンジボールも、腕の回旋が出来てきたら正面に飛ぶようになりました。(この練習方法もレッスン本に載っています)
N 『どう?正しい動きはわかってきた?』
M君 『はぁはあ、今日はいつも以上に振ってるからへとへとです。あと、左手首と背中が痛くて。。。特にトルネードスティックの破壊力は凄まじいです。本気で背中をグーパンチされたかと思いました。』
※M君の背中にホースが当たってうめき声をあげるたびに笑顔が増す、ひざ故障中のF君
M君にとってこんなに痛いレッスンは初めてだったようです。昭和のスパルタ訓練っぽいですが、加害者はすべて自分自身なので仕方ありません。
効果測定
さまざまな練習器具を試しまくったM君。体力的に限界が近そうなので、そろそろ効果のほどを測定してみます。
なかなかいい当たり!その結果は、、、
おお!普段はアウトサイドイン・アッパーブロー(Bゾーン)のM君のスイング軌道が、インサイドアウト・アッパーブロー(Aゾーン)に変化しています。結果的に、、、
球筋はまっすぐ、飛距離はなんと30ヤードも伸びています!
600回転以上あったサイドスピンも、わずか8回転になっています。
ヘッドスピードは43.9m/sから、44.7m/sにアップ!スーパースピードゴルフでの素振りの効果が出たのでしょうか!?
N 『宮川さん、予想以上の効果がでました!。色々試しすぎて何が良かったのかわかりませんが。』
というわけで、M君を実験台とした練習器具の効果は予想以上の結果となりました(その効果がいつまで続くかわかりませんが)。
PRGRサイエンスフィットでは最新鋭のスイング計測・解析機器に加え、スイングレベルアップのための練習器具も豊富に用意しております。インストラクターに効果的な練習器具の使い方をレッスンしてもらい、楽しみながらゴルフが上達できますので、ぜひお試しください。
ちなみにサイエンスフィットスクールでは、ただいまお得な短期集中レッスンキャンペーンもおこなっています。(詳しくは以下をクリック)
次回もサイエンスフィット日記メンバーがそれぞれのスイングの壁を越えるために頑張ります。
つづく