第4部Vol.34：代表選手への道、最終調整２ラウンド！

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プロギアで販売促進を担当しているＮです。

ＰＲＧＲの新しい直営レッスンスタジオ『ＰＲＧＲ　ＧＩＮＺＡ　ＥＸ』に通って本気で上達を目指すゴルファーを紹介する（ほぼ）リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記。

第４部はメンバーをレベル別に分け、それぞれのレベルにあった課題（壁）を乗り越え、次のレベルを目指していく模様をお届けしております。サイエンスフィット日記メンバーよ。スイングの壁を越えていけ！

■AM5：20

徐々にスイングが安定してきて、遂に先日はベストスコアを更新したスイングレベル３、９０がなかなか切れなかったＫ君、今日は企業対抗ゴルフ・日経カップの代表選手を決める選考会前の最後のラウンドです。

好調の波に乗って、一気に７０台に突入したいところです！

Ｋ君　『おはようございます。今日も送迎よろしくお願いいたします。最近は何も言わずとも迎えに来てくれてありがとうございます。』

Ｎ　『送迎はもうどうでもいいけど、何か最近荷物が多いよね。何なの、それ？』

Ｋ君のスイング養成マシーン

愛用のキャディバッグや着替えを入れたボストンバッグとともに準備された謎の棒の数々。何なんでしょう？

Ｋ君　『これは、クラブとともに今の僕を作り上げてくれた自作の練習器具の数々です。選考会前の最後のラウンドで結果を出すためにゴルフ場まで連れていきます。』

と、早朝の自宅マンション前で素振りを始めるＫ君。ご近所様の目は大丈夫なんでしょうか？

ちなみにこの木製素振りクラブ、今まで何回か見たことがあります。ダウンスイングからインパクトにかけてフェースが開く癖を改善するために、敢えてヘッドを大きくして空気抵抗を増やしてフェースを開きやすくしたヤツ（材料費８８０円）です。

これでフェースが開かずにダウンスイングを行えれば、インパクトでもフェースは目標を向くはず。

そしてこれは、、、

初めて見ますね。

Ｋ君　『これも室内用の素振り棒なんですが、木材の角が１歳児が触るとアブナイ。と言う妻の判断で使用禁止になったので、代わりに作ったスチール製の新作（材料費１１５０円）です。Ｌ字型にすることで、フェースの向きと重心距離を、パイプの中に重りを入れることでヘッドバランスを体感することができます。』

適度な重量感があって振り心地は良さそうです。グリップテープを巻くことによってスッポ抜けによる大事故を防止しています。ちなみに、先端部分は取り外せるので出張にも持っていける優れものです。

そしてこのカンフー映画に出てくるような謎のパイプは、、、

何でしょう？

Ｋ君　『これはトップでの右ひじの角度と、ダウンスイングでのタメについて悩んで悩んで、ホームセンターを２時間彷徨った結果出来上がったモノ（材料費１２４０円）です。』

Ｋ君　『左腕を左に振り下ろすと、ロックされた右ひじと上体が自然と左に回転します。これによって何がどうなるのか自分でもわかりませんが、ホームセンターで出せた唯一の答えがコレです。』

Ｋ君の恐いくらいの執念が伝わってくる自作練習器具の数々。その効能と副作用は計り知れませんが、Ｋ君の頭の中はいまゴルフで一杯のようです。

アベレージゴルファーの最終調整ラウンド

■AM6：20　茨城県行方市

本日ラウンドするのは過去数々のプロゴルフトーナメントが行われてきて、近年は男子ツアーのファイナルクオリファイトーナメント（ＱＴ）の会場としても知られる茨城県のセントラルゴルフクラブです。東コース、西コース合わせて３６ホールのチャンピオンコースに挑戦です！

トップスタートのため、他のお客さまがいない練習グリーンでグリーンの速さを確認するＫ君。

遠めに見ると、ゴルフ場の所属プロのような雰囲気を醸し出しています。

最近の好スコアのおかげで、Ｋ君にもようやく上手い人特有のオーラのようなものが身についてきたのかもしれません。

Ｋ君　『今日は今まで作り上げてきたスイングの最終確認と、初の７０台達成というふたつの目的を持ってラウンドします。それが実現出来れば、絶対日経カップの選手になれるはずです。』

ラウンドに明確な目標を掲げて臨むＫ君。自信満々の表情から、７０台達成が手に届く目標になったことを感じさせてくれます。

さぁ、いよいよスタート時間です！

サイエンスフィットレッスンで宮川部長から教わったルーティン通りに、まずは軽く素振りをして、

そして目標後方に立ち、狙いどころを定めてグリップを固定したまま、

打つ！

バキィィーーーン！

物凄いナイスショットです。しっかり体重が乗ったブ厚い当たりで２７０ヤードドライブ。朝イチとは思えません！

その後のホールも、、、

バッシイー！！

ビッシィィー！！

ドン！！！

ショットがキレまくりで、同伴メンバーもＫ君のあまりの変わり様に青い顔でビビリまくってます。

ただこの日のＫ君は、、、

ピンに絡んだバーディパットがことごとく入らない！

ロングの２打目をこの位置に乗せての絶好のイーグルパットも、、、

入らず、タップインバーディー。

イマイチ波に乗り切れず、不完全燃焼といった感じの表情のＫ君。ただしショットは完璧で、ロングホールは全てＫ君がドラコンを持っていきました。

そして、スタートから３時間５０分後、休憩無しのスループレーで早くも１８ホールを終了！

絶好調のＫ君のスコアは、、、

Ｋ君　『きゅ、、、きゅうじゅうろくでした。。。』

な、なんとあれだけショットがキレキレだったのに、あがってみるといつも以上に悪いスコアの９６！！

序盤から絶好調だったＫ君ですが、バーディーパットを外し続けるうちに徐々に歯車が狂い始めて、、、極め付けはこれでした↓

アプローチが全然寄らない！！

やはりスコアメイクに一番大事なのは、スコアの６０％以上を占めるというショートゲームですね。ショットを磨きに磨いてきたＫ君ですが、ショートゲームの不安だけは拭いきれていなかったようです。

Ｋ君　『ま、まあ、当初の目的である”スイングの最終確認”については達成できたかな、と。ショートゲームが今イチでしたが次のラウンドでは、７０台を狙いに行きます。。。』

なんとも歯切れの悪いコメントですが、そうなんです。実は今日はこのコースで２ラウンドするプランなのです。最初のラウンドは言わばウォーミングアップのようなもの。さぁ、いよいよＫ君の７０台チャレンジが始まります。

最後の７０台チャレンジ

■PM0：00

強烈な日差しが降り注ぎ、気温が３０度を超えた正午過ぎ、２ラウンド目のスタートに向かうＫ君。

気温の上昇に備えてＫ君が着ているのは、夏のゴルフを涼しく快適にする話題の空調ウェア”ＡＩＲ　ＣＯＭＰＯ（エアーコンポ）”です。２つのファンでウェア内に空気を取り入れ循環させることで涼しく快適にラウンドができるという真夏のお助けグッズを身につけ、Ｋ君が現れました。

※クラブハウス内レストラン等では、キャップ、レインウェアなどと同様にＡＩＲ　ＣＯＭＰＯを着用するのはマナー上お控えください。ＡＩＲ　ＣＯＭＰＯの着用については各ゴルフ場のエチケット、マナーをご確認くださいませ。

■ＡＩＲ　ＣＯＭＰＯについて詳しくはこちら

Ｋ君　『さぁ、昼ごはんも食べたし、エアーコンポも着たし。午前中のことは忘れて、午後はとにかくスコアにこだわったラウンドをします！』

午前中の悪夢を払拭し、いざ勝負の１８ホールに出陣です。

ショット前のルーティンを徹底し、

ショット！ドライバーは相変わらずキレキレです。

アイアンも、

ナイスショットで、

グリーンを捕えます！

Ｋ君　『はじめてエアーコンポを着てラウンドしますが、背中のファンはほとんど気になりませんね。空気が入って膨らむのでファンの重さを感じません。何か常にフォローの風を受けてる感じでゆったりとしたスイングができます。なによりこの涼しさがバテて集中力を失うのを防いでくれそうです。』

ＡＩＲ　ＣＯＭＰＯのおかげでいつもより逞しく見えるＫ君の後姿。

※Ｋ君の右側にいる同伴メンバーが着ているのはＡＩＲ　ＣＯＭＰＯではありません。３０度を超える気温の中、何故か春物のニットベストを着用しているだけで、膨らんで見えるのは本人の体型によるものですのでご注意ください。（ＡＩＲ　ＣＯＭＰＯのベストタイプは２０１９年７月中旬発売予定です）

※プレー中、グリーン上などはファンの音が同伴者のプレーの妨げとなる可能性がございますので、ファンの風量を調節するなどしてご配慮ください。

気温が下がってきたのでＡＩＲ　ＣＯＭＰＯを脱いだ後も、Ｋ君の熱いラウンドはまだまだ続きます。

ＡＩＲ　ＣＯＭＰＯを着ていたおかげでＫ君に疲労の色は見えません。

それにしても、

ずいぶんと、

色んな場所から、

打っていますね。

そして、、、

午後からの１８ホールも終え、Ｋ君の人生初の１日２ラウンドゴルフ（３６ホール）が終了しました。

１日頑張ったＫ君のスコアは、、、

Ｋ君　『・・・。』

代表選手になるために、７０台を目指して真剣にラウンドしたＫ君のスコアは、、、

Ｋ君　『・・・。すいません。ひゃ、ひゃくごです。。。』

Ｎ　『おいおいおい、マジか！？』

とんでもないスコアを叩き出したＫ君のスコアカードがこちら。。。↓

前半のショートゲームのひどさに後半はショットのひどさも加わって、２０１７年にレッスンを受け始める前のスコアに戻ってしまいました。先日ハーフ３６を叩き出した直後のハーフ５６！

”ほぼ”リアルドキュメントブログと言えども、さすがにこれは公表するべきか悩むところですが、ゴルファーたるものスコアに関しては一切の着色をしない。というルールのもと当ブログは続けてますので、ここは心を鬼にしてブログにアップさせていただきます（笑）

■PM4：30

激闘の３６ホールを終え、色んな意味でボロボロのＫ君がロビーの片隅のソファに体を預けています。

Ｎ　『お疲れさま。いやぁ、ひどいラウンドだったね。』

Ｋ君　『は、はひ。参りました。も、もうダメです。』

スタート前のオーラ溢れる表情と対照的な萎みきった表情のＫ君。一気に１５歳くらい歳をとった感じです。そしてその原因を私は知っています。

運良くカメラに収まったその模様がこちら。

■東コース　No．8　Par5

ロングホールのサードショットがわずかにショートしてガードバンカーへ。そこから、、、

バンカーを脱出するまで、なんと６打！全然ボールが前に飛びません。ここでまずＫ君の目が死にました。

■東コース　No．17　Par3

ショートホールのティーショットをやや引っ掛け、グリーンをこぼれたボールはキックが悪く隣のホールのバンカーに。このバンカーショットは一発で出たものの、グリーンを越えて反対側のバンカーへ。このバンカーショットが２打席連続ホームランで反対側のバンカーへ（上動画）。そしてそのバンカーショットが３打席連続・・・

※心が死んでしまったＫ君。

Ｋ君のアキレス腱であったバンカーショット。最近は上手くいっていたのですが、この大事な時に遂にそのアキレス腱が切れてしまいました。好調だったショットもショートゲームの不調から綻びが生じてきました。

ここから代表選手選考会までにゴルフを立て直すにはあまりにも時間が無い。Ｋ君どうするの？マジで。

ということで、次回より２０１９年日経カップ選手選考会編に突入です！

つづく