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プロギアで販売促進を担当しているNです。
PRGRの新しい直営レッスンスタジオ『PRGR GINZA EX』に通って本気で上達を目指すゴルファーを紹介する(ほぼ)リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記。
第4部はメンバーをレベル別に分け、それぞれのレベルにあった課題(壁)を乗り越え、次のレベルを目指していく模様をお届けしております。サイエンスフィット日記メンバーよ。スイングの壁を越えていけ!
■AM9:24
いよいよ企業対抗ゴルフ・日経カップの選手を決める選考会のスタート時間となりました。
今回ラウンドするのは、日経カップ決勝大会と同じ筑波カントリークラブのチャンピオン(黒)ティーです。予選大会はバック(青)ティーですが、決勝進出、上位シード獲得を狙うPRGRチームは決勝のコンディションで選手を決めます。
今まで幾度となく筑波カントリークラブでの日経カップを戦ってきたPRGRチームのエースY選手。
百戦錬磨の本格競技ゴルファーY選手に、代表選手のカットライン、コースの特徴を聞いてみましょう。
Y選手 『そうだね、距離はあるけど日経カップ本番の8月に比べたらまだラフも浅いし、代表選手になるラインは85くらいかな。でもそれだと予選突破は難しいので、チームとしてトップはパープレー、6人目のスコアも82くらいまでじゃないとダメだな。グリーンはそれほど大きくないので、グリーンセンターを狙ってまずパーオンを狙うのが鉄則だね。』
インコーススタートの10番ホールは右ドッグレッグのロングホールです。フェアウェイ右サイドに大きな木があり、これを避けるティーショットの正確性が問われます。
【筑波カントリークラブ ホームページより転載】
緊張のスタート
まず1組目、オナーは今回の注目選手Y田選手。
チーム屈指の飛ばし屋で、林間コースを得意とする選手です。好きなものは短めのロング、嫌いなものは砲台グリーン。ちなみに今年のベストスコアは81です。
ショートカットで2オンを狙うも、右の木に阻まれました。チャンピオンティーから2オンを狙う、とにかく攻撃的な選手です。
続いては昨年の代表選手Y山選手。愛知の強豪ゴルフ部出身で、ステディーなゴルフとショートゲームでスコアを作るタイプ。今年のベストスコアは82です。
左肘に故障を抱えるので強振できませんが、フェアウェイをキープ。
そして3人目は、、、
我らがサイエンスフィット日記メンバーのF君です。仕事が忙しく、最近ブログへの登場機会が減っておりますすが、ゴルフへの情熱は消えてはいません。苦手なクラブはドライバー、得意なクラブは6番ユーティリティとサンドウェッジ。今年のベストスコアは85です。
おお!なんとフェアウェイど真ん中にナイスショット。ベストポジションです。
そして4人目は、最後尾から逆転代表入りを狙うS常務。ゴルフのことを考えている時間は参加選手中、間違いなくナンバー1です。最近の平均スコアは110前後ですが、なんと今年19年振りに100を切って99を叩き出しています。
トミー・フリートウッドを意識したスイングで放たれたボールは左ラフ。まずまずです。
自信満々の表情でスタートしていくS常務。
S常務 『じゃあな。先に行ってくるぜ。何とか食らい付いて、選手になってやるからよ。』
全身を黒で固め、ハードボイルドな雰囲気でスタートしていったS常務。サングラスの所為で本人は気付いてないかもしれませんが、使用ボールは超ソフトなフィーリングとお買い求めやすい価格で人気の
続く2組目も実力者揃いの組み合わせ。
オナーはPRGRチームのエースのひとり、中部地区では業界イチの顔の広さを誇るレジェンド、M選手です。夏はゴルフ、冬はスキーと決めている究極のエンジョイゴルファーなので、ゴルフをするのは毎年ゴールデンウィーク明けからというM選手ですが、今年のベストスコアは76です。
踊るように軽やかなステップのスイングで、フェアウェイど真ん中に260ヤードショット。エンジョイゴルファーは緊張とは無縁です。
2人目は、昨年のPRGRチームのキャプテンN選手です。昨年の悔しさを胸に1年間腕を磨き続けてきたN選手。野球部出身ならではのパンチ力から生まれる、圧倒的な飛距離の低弾道のパワーフェードが武器です。今年のベストスコアは84。
やや球がつかまらず、ボールは右の林へ。右の林はOBが近く、木も密集しているので入れたくないエリアです。
3人目は今回選考会初出場のUR選手。32歳の若手ながらゴルフ歴は長く、独自に進化したスイングはサイエンスフィットの常識に反する、”レフトヒップフォワード”スイングです。今年のベストスコアは81。
入れちゃいけない右の林の上空から、左のラフまで曲げる”レフトヒップフォワード”ショット。ちなみに苦手クラブはフェアウェイウッドです。
そして4人目は、サイエンスフィット日記の王様、U君です。30歳未満ということで選手の資格はありませんが、今日は”自分VSおじさん11人の戦い”に勝つことを目的に参加しました。今年のベストスコアは69でブッチギリの1位です。
右の木スレスレを狙った打球は、フェアウェイ右サイドに270ヤードショット。『おじさん達よ、これがドライバーだ』と言わんばかりのナイスショットです。
2組目もティーオフしていきました。
遂に最終組のスタート時間です。
注目の組み合わせ、サイエンスフィット日記メンバーK君と終生のライバルS先輩が同じ組でラウンドします。
腰に手を当て、不安そうな表情のS先輩。
S先輩 『うう~、腰が痛い。ヤバイな、振れるかなあ。。。K、もう今年はお前に任せた。俺は無理だ。』
K君 『Sさん、無理しないでください。絶対選手になって、Sさんの遺志を継いで日経カップでの優勝を目指します!』
S先輩が死ぬ前提になっちゃってますが、先輩から後輩への魂のバトンが渡されたところで、いよいよスタートです。
オナーはPRGRチームのエース、リアル競技ゴルファーのY選手です。正確無比なショットで数々の試合を戦ってきましたが、実はアプローチとパッティングは人知れずイップスに苦しみ、自分自身と戦い続けてきたゴルフ競技人生なのです。そんなY選手の今年のベストスコアは72。
やや右に出たボールは戻りきらずラフ。
続いて腰痛発症中のS先輩。昨年は日経カップ代表選手として少しでもチームに貢献できるよう、大会まであらゆるゴルフ競技に出て武者修行を重ねた結果、長年貯め続けた貯金は無くなり、腰の爆弾は爆発。それぐらい日経カップに賭けてきたのです。そんなS先輩の今年のベストスコアは85。
バックスイングとほぼ同じスピードのダウンスイングからそ~っと当てに行ったショットは力なく右ラフに着弾。やはり腰の状態は深刻なようです。
この後、プレイングカメラマンの私(今年のベストスコア83)が左ラフにチーピンを打った後、いよいよこの男の登場です。
この日のために2年間サイエンスフィットで腕を磨いてきたK君の出番です。得意クラブはドライバー、苦手なのはバンカーショット。そのショット力だけだとPRGR内ではトップクラスにまで成長しました。今年のベストスコア81は選手のなかでも3番目のスコアです。
いつも通りのルーティンでスイングチェックするK君。
しっかり狙いを定め、アドレスをセットし、
ショット!!
ガキッ!!
K君 『うわっ!』
ティーイングエリアに響き渡るK君の悲鳴。何があったのでしょう?
手動弾道追尾システム(作業時間45分)でボールの行方を追ってみます。
好調だったK君のドライバーショットは、何と超引っかけて、ティーイングエリアの左へ!
K君の赤い弾道は赤いカート道路に導かれるように左の生垣方向に吸い込まれていきました。
K君 『う、ぐぐ。。。』
明らかにスイングリズムが早く、上体が起き上がったK君。得意なドライバーショットでいきなり躓いてしまいました。
競技ゴルフなので暫定球を打って、最初のボールを捜しに行くK君。
大応援団が見守る本番の試合では、お願いだから起こらないでほしいスタートホールの惨劇です。
ティーイングエリア横の生垣から何とか脱出したボールも左の林。
このあとグリーンまでず~っと左の林を進むK君ですが、なんとか5オン1パットのボギーで切り抜けました。
スタートホールは結局4人ともボギー。まだまだK君はスタートライン上にいます。
続くホールではドライバーも当たり出してきました!
何とか立て直して、喰らいつくK君。
競技特有のフワフワした感じにも慣れてきて、ようやく余裕ある表情が出てきました。
すると、途中のショートホールで前の組に追いつきました。本人は絶対覚えていませんが、スクランブルゴルフ決勝大会でK君がリアルバーディーを獲ったホールです。
右に外せば即OBというグリーンで、バンカーのすぐ奥に切られたピンを果敢に狙う選手たち。
K君もショットが切れてきました。
惜しくもグリーンを外し、アプローチも寄らずボギーとしましたが、スイングリズムは良くなってきています。
しかし、7000ヤードクラスのチャンピオンティではそこそこのショットではパーオンができません。ドライバーで250ヤード以上飛ばし、フェアウェイをキープしたいところです。
続くミドルホール。しっかり振り切ったK君のティーショットは、クロスバンカーにつかまってしまいました。
本日最初のバンカーショットは、、、
飛距離マイナス3ヤード!!
やはりバンカーとの相性が悪いK君。打ち直したショットは、、、
K君にはトラウマしかないガードバンカーに!
大ピンチです。
いつもバンカーでの大叩きからスコアを崩してしまうK君。
ここはカップまで80センチの見事なバンカーショットで乗り切り、ボギーで耐えました。決して調子は良くないものの大崩れせず、何とか喰らい付いています。この粘りは今までのK君には無かったものです。これを成長というのでしょう。
一方、腰の状態が思わしくないS先輩も、本来の実力は出せていないものの、必死に歩いてコースを進んでいます。
そのひたむきな姿に心を打たれ、エールを送るK君。
美しい光景ですが、傍から見ると『やべ、捕まっちまった。』と言っているようにしか見えません。
こうして前半9ホールが終了。ランチ休憩を取ります。
途中経過発表。
クラブハウスのレストランでは、前半のプレーを終えた選手たちが昼食を取っています。
楽しげな雰囲気の2組目メンバー。
が、やはりチャンピオンティーの筑波カントリークラブは手強いらしく、レジェンドM選手がスコア39、王様U君も41とのことで苦戦している模様。
そして静かな雰囲気の1組目。思いのほかみんな叩いちゃったみたいです。
F君のハーフスコアは48。代表選手には黄色信号といった感じです。飛ばし屋Y田選手については、オーラが凄すぎて恐くてスコアを聞けません。ちなみにスタートホールで13を打って、ハーフスコアが62だったS常務の夏は今年も早々に終わってしまったようです。
※本人曰く『あまりにも叩いてしまって、悔しくて男泣きしたから』という理由でサングラスをしているようですが、クラブハウス、レストランでのサングラスの着用はマナー違反なのでやめましょう。(このあと外しました)
一方3組目の雰囲気は、、、
まったく会話がありません。シリアスな空気のなか、K君にスコアを聞くと。
K君 『・・・7ボギー、2ダブルボギーの47でした。』
出入りの激しいゴルフが特徴のK君ですが、このハーフはひたすら耐えるゴルフだったようです。
そして硬い表情の奥底に微かな笑みを浮かべるS先輩のスコアは、、、
S先輩 『46。』
なんと、K君を1打上回るスコア。ラウンドさえ危ぶまれたS先輩ですが、無理をしない堅実なゴルフに終始し、まずまずのスコアだったようです。
ブログ管理者の使命として、全選手のスコアをこっそり確認したところ、
1位 M選手(39)
2位 Y選手(43)
3位 N選手(44)
4位 Y選手(45)
5位 S先輩(46)
6位 K君(47)
=代表選手ライン=
7位 F君(48)
8位 UR選手(49)
9位 Y田選手(50)
10位 N(50)
11位 S常務(62)
参考 U君(41)
ということで、S先輩とK君が代表選手枠(6名)に入ってます!F君もK君とは1打差。その他選手も団子状態なので後半のスコア次第では、(S常務以外は)順位が大幅に入れ替わる可能性があります。
K君とS先輩の間だけでなく、レストラン全体に流れるシリアスな空気は、この状況を物語っていたのでした。
18ホールのスコア上位6名が得ることの出来る代表選手の座。同スコアの場合は、後半のスコアが鍵を握るマッチングスコア形式。何が起こるかわかりません。
後半9ホールスタート!
昼食を終えて、午後のスタートホールに向かう選手たち。
運命の9ホールを前に気合いを入れています。
N 『K、このまま行けば遂に代表選手だな!』
K君 『はい、前半はあの内容で何とか耐え抜いたので、後半はスコアを伸ばして80台で代表選手の座を勝ち取りたいと思います。』
K君の目標は選手になることではありません。日経カップの舞台で活躍し、チームを決勝大会に導くことです。
後半は納得行くゴルフとスコアで代表選手の座を掴み取りに行きます。
S先輩 『イタッ!イタタタタ。昼休憩で腰が固まっちゃた。痛い。せっかくここまで来たけど、後半は無理かもしれない。。。』
ティーイングエリアに響き渡るS先輩の悲鳴。
次回、企業対抗ゴルフ選考会決着編につづく。
掛さん頑張って👍
Y代さんも不調ですね💦
チームPRGR応援してます↗️
PRGR信者さん
コメントありがとうございます。とっても素敵な名前ですね(^-^)
K君は引き続き頑張ります。Y選手は本番では絶対やってくれるはずです!!