熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。
PRGRで販促を担当しております、Nです。
ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。
今日は久しぶりにプロギアの直営店に行ってみたいと思います。
訪れたのはいつものPRGR GINZA EXでなく、、、
そう、ここは銀座にあるプロギアのもうひとつの直営店、PRGR GINZAです。
日本を代表する繁華街銀座にふたつの直営店があるというのも贅沢な話ですが、2017年にオープンしたPRGR銀座EXは隠れ家的なスイング解析スタジオの色が濃いのに対して、途中移転したもののオープン30年の歴史を誇るPRGR銀座店は、開店以来の多くの顧客を持つ、いわばPRGRの銀座直営本店のような感じのお店です。
今回ここを訪れた目的はひとつ。昨年末に発表した『サイエンスフィット日記・2019年10大ニュース』で見事1位に輝いた、PRGR銀座店で働くSさんを表彰するとともに、いつの間にかレギュラーティーから90を切るようになった秘訣を後追い取材するためでした。
PRGRショップの銀座本店と言っておきながら、私もPRGR銀座EXがオープンしてからというもののそっちに入り浸りで、距離にして400メートルしか離れてないのにほとんど顔を出していなくて非常に気まずいのですが、取り敢えず手ぶらで突撃してみたいと思います。
Sさん躍進の秘訣!
『お疲れ様で~す。すいません、Sさんいますか?』
(銀座店スタッフ)
『Sさん、今日はお休みですよ。』
う~ん、社会人として一番大事なビジネスマナーのひとつであるアポイントをついうっかり忘れてました。社会人たるもの、自分本位でなく相手の立場を考えて行動しないといけませんね。
深く反省しつつ、10ヶ月ぶりに訪れたPRGR銀座店を後にしようとしたら、、、
バシーン
開け放たれたサイエンスフィットルームから、分厚いインパクト音が響いてきました。
こっそり覗いてみると、、、
ん?サイエンスフィット直営統括部の宮川部長です。
お、スイング解析をしているようです。
あ!
解析を受けているのは、”俺たちの企業対抗”GDO企業対抗選手権で活躍してくれたPRGRの飛距離怪物、E君です。なんでしょう、このちょっと切なそうな表情は。
『あれ?どうしたの。何でPRGR銀座店で解析を受けてるの?』
『はい、今までPRGR銀座EXにしか設置されて無かったサイエンスフィットのスイングスキャンがPRGR銀座店にも導入されたので、宮川さんにお願いして解析してもらってるんです。』
おお~、私に隠れてこっそり解析していたなんて。アポ無しもたまにはいいもんですね。
ということで当初の目的は置いといて(Sさんすいません!)、今回はPRGRイチの飛距離を誇る怪物君の解析に立ち会ってみたいと思います。
怪物E君のスイングを徹底解析
まずは普段通りにショットしてもらって、E君の弾道、クラブの動きなどを解析します。
ドゴーン!
さすがの破壊力。重い弾道でボールがスクリーンにめり込んでいきます(このスクリーンいい値段するんだから穴あけないでね)。
スクリーンに表示されるE君の弾道。
ヘッドスピード49m/sで、ボール初速は70m/sを超えています。さすがのパワーですが、バックスピンが多くて吹き上がり、パワーほど飛んでいない感じです。
『どうしても球が吹き上がってしまうのが悩みですね。あと、ボールが引っかかったり捕まりすぎたりするので、なるべく左に振りぬいてフェードを打つイメージで振ってます。』
ふ~ん。70台でラウンドする実力者でも悩みがあるんですね。
そしてインパクト前後のヘッドの動きを測定したE君のスイングポジションはこちら。
軽いインサイドアウトのアッパーブロー軌道。女子プロゴルファーのように安定した軌道です。
さらに、スイング中のシャフトの動きを解析したのがこちら。
トップでのフェースの角度、そしてダウンスイングのタメも十分で、この数値はプロレベルです。さすが!
と、ここまでが従来のサイエンスフィットの解析。
ここからはスイング中の体の動きを解析するスイングスキャン測定をおこないます。測定スーツを装着するE君。PRGR銀座店の長澤店長からやさしくシューズを履かせてもらって、緊張していたE君の顔に笑みが戻ってきました。これぞ、GINZAのおもてなしスタイル。
ブース内に設置された7台のカメラで、測定スーツに付けられたマーカーを読み取り、モニターにE君のアバターを出現させます。
準備OK。じゃあ打ってみましょう。
バゴーーーン!!
スイングスキャンだろうと容赦無し。スクリーンはお大事に。
そしてモニターの中では、E君のアバターによってそのスイングが忠実に再現されています。
最後にE君のナチュラルプロネーションを調べます。
アドレスと同じように前傾し、両腕の力を抜いてダランとした状態の手の甲の角度を測定。自然な手の甲の角度を調べることによって、その人が体の回転で打つのに適したタイプ【Fタイプ】か、腕の回旋で打つのに適したタイプ【Eタイプ】かを判別するのです。
画面上のE君のアバターも腕をだらんとさせ、リラックスしてます。何故か頭にクラブ突き刺さっていますが、スルーしましょう。
完全に脱力して無の境地のE君。画面のアバターとそっくりな表情になってます。
こうして弾道、ヘッド挙動、シャフト挙動と体の動きの測定が完了。
続いては、測定データから導き出されたE君のスイングの特徴を宮川部長に解析してもらいましょう。
怪物E君のスイング解剖
『オッケー、Eのスイングだけど、ヘッド挙動はちょっとインサイドアウトが強いな。フェードで打ちたいならもう少しインサイドアウトの度合いを弱めて”男子プロゾーン”を目指したほうがいいね。』
『シャフト挙動は申し分ないね!ダウンスイングのタメの角度(アンコック角)なんてプロと同じレベルだよ。だから飛ぶんだな、さすがだね。』
『従来のサイエンスフィットなら解析はここまで。Eの場合、球が吹き上がったり、左へのミスを抑えるのはクラブフィッティングで対応できるな。』
シャフト挙動測定で判明した”リストターン比率”をもとに、そのスイングにマッチしたシャフトをフィッティングします。
E君の”リストターン比率”は【8.2】
ざっくり言うと【10】を境に、数字が大きくなるとリストワークを多く使ってスイングするタイプ(リストターン)で、数字が少なくなるとリストワークはあまり多く使わず体の回転でボールを捕らえるタイプ(ボディターン)となります。
ボディターンタイプのE君に宮川部長がチョイスしたのは、、、
パワーのあるボディーターンタイプの人にマッチするTOUR-AD XCの60グラムのSシャフトと、RS-Fドライバーの9.5度ヘッド。このクラブを試打してみます。
バキャーーン!!!
おおっ!バックスピンが減って飛距離が18ヤード伸びてます。なんて簡単に結果を出してくれるんでしょう。
『クラブフィッティングとしてはこれでいいんだけど、さらに進化したスイングスキャンの解析結果をもとに、より細かくスイング中の体の動きを確認していこうか。』
するとスクリーンにたくさんの数字が現れました。これは、、、訳がわかりません。とりあえず説明を聞きましょう。
『これはEの腕、胸、腰の9箇所の動きをアドレスからインパクトまでの6段階に分けて表示したものなんだ。』
『従来のカメラなんかだとこんな細かい数値まではわからなかったんだけど、このデータから見えてきたEのウイークポイントはここだな。』
『腕のローテーション(回旋)が、アドレス時に比べてインパクト時には19度戻りきれていない。要は振り遅れてクラブフェースが開いているということ。』
理想的なスイング(ピンクの線)と、E君のスイング(グレーの線)の比較グラフを確認すると、たしかに腕の動きに違いがあります。見た目は完璧なのに、詳細なデータで見るとこんなにも違うものなんですね。
『さらにその振り遅れの原因は、切り返しの時の腰のスライドだな。自分では体を左に回しているつもりかもしれないけど、実際には切り返しで左(目標方向)に腰が動いているから、スイングが詰まってしまって手が浮き上がり、フェースが開いた状態でボールに当たっている。この状態でボールを捕まえるためにインサイドアウト・アッパーブロー軌道の度合いが強くなってしまっているんだな。』
『そんなことまでわかるの!?凄いな~。』
実際にハーフウェイダウンでのE君のスイング(左側)と理想的なスイング(右側)を画面上で比べてみると、確かに理想的スイングのほうが腰が回って、左のお尻が後ろからも見えます。
動画でも確かに腰が開かずに、クラブフェースが開いてしまっています。
ぐうの音も出ずに、フリーズするE君。
さぁ困ったぞ。どうするE君!
スイングスキャン レッスン
ということで、ここからがスイングスキャンの真骨頂。スイングスキャン レッスンです。
『Eのスイングを再現すると、ハーフウェイダウンでこんな風にフェースが開いている。』
『Eは体の回転でボールを捕まえる”Fタイプ”なので、こんな感じでフェースは閉じて”グッ”と体を開いてクラブを下していきたい。』
『そうするとインパクトではフェースがスクエアになる。』
宮川部長のインパクトの形を参考に、インパクトの形を作ってみるE君。“グッと開く”と言われてもわかならい。という顔してます。
『見よう見真似だとどうしてもしっくりこないだろうから、スイングスキャンを使いながら、体に覚えさせよう。自分の動きがリアルタイムで画面に数値で表示されるから、どのタイミングでどの部分をどれだけ動かせばいいかがわかるよ。』
『本当ですね!画面の数値を見ながら目標数値になるように体を動かせばいいからわかりやすいです。僕の場合、ダウンスイングの寸前に腰が20度開くのを目標にしたらいいんですね。』
”切り返しで腰を20度開いて”なんて言われても、その通りに動かすのは非常に難しいですが、画面の数字を見ながら体を動かせば良いので理解しやすくなります。これがスイングスキャンの特長のひとつであるリアルタイムレッスンです。
『じゃあ、試しにコレでスポンジボール打ってみな。』
と宮川部長がE君に手渡したのは、スイング練習器具”ゴルフの竪琴”。
ぶぅん!
スカッ
おそらく人生初の空振りに戸惑うE君。その手応えの無さを思い知ったか!
『これが当たらないってことは、スイング軌道がオンプレーンになっていないということ。さっき練習したスイングを思い出して振ってみて。』
トップの状態から、腰を”グッ”と開く。なんとなくその感覚がわかってきました。
再チャレンジです。
ボッコーン!
慣れていないと土台を叩く人も多いです。
『フェースの角度を変えずに、体の回転でボールを捕える。手で当てようとするとスポンジボールに当たらないよ。』
さらにフレループを振って、腰を開くタイミングを身に付けます。
何度か練習して、あらためてチャレンジ。
スポーーン
お!だいぶ良いですね。右に飛び出しているのはまだちょっとフェースが開いている証拠ですが、だいぶ改善されてきました。
というところで、本日のスイングスキャンレッスンは終了。
最初の頃の不安そうな表情はどこへやら、フレループを手に満足げな笑顔を浮かべるE君。サイエンスフィット・スイングスキャンレッスンで、ゴルフの悩みをすっきりきれいに解消したようです。
なお、ただいまPRGR直営店ではサイエンスフィットと、スイングスキャンのお得なキャンペーンを実施しています。シーズンオフのこの時期に、スイングレベルのアップを目指してませんか?
詳しくは以下をご確認くださいませ。(直営店によって実施していない店舗もございます)
■サイエンスフィット 短期集中3回レッスンキャンペーンはこちら
GINZAでショッピング
ということでレッスンを終えたE君は、店内を物色中。PRGR銀座店では、PRGRクラブ、グッズ以外にも直営店限定アイテム、アドミラルのアパレルなどゴルファーの気になるアイテムを豊富に取り揃えております。
冬用のおしゃれなベストを合わせてみるE君。
『それレディースだよ。かわいい顔してポーズ決めても、おまえのガチムチボディはおさまらないだろ。』
銀座でのショッピングを終えて、家路に向かうE君。
こうしてE君は春に向けて確かな手応えを感じながら、約120キロ離れた北関東の自宅への旅に出ました。
『遠いな!』
つづく
PRGR GINZAは銀座2丁目のJRA場外馬券売り場(ウインズ)の裏手にあります。レッスン、フィッティング、ショッピングなど、ぜひご利用くださいませ。
このスイングスピードでも6Sなんですね!
俺もKさん
コメントありがとうございます!E君はあまり重いシャフトが合わないようなので、このシャフトが良いみたいです。