Hole 28　俺たちの企業対抗。ＧＤＯ企業対抗ゴルフ決勝大会編【スタート前】

熱狂ゴルファーの皆さまこんにちは。

ＰＲＧＲで販促を担当しております、Ｎです。

ゴルフメーカーＰＲＧＲが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。

今日は遂に、あの日です。

決戦の朝

■ＡＭ６：００　千葉県横芝光町

朝焼けの道を進み、

緑のエントランスをくぐり抜けると、

瀟洒なつくりのクラブハウスが見えてきました。

到着したのは関東屈指の名コース、カレドニアン・ゴルフクラブ。

今日はＧＤＯ企業対抗ゴルフ選手権の決勝大会です。今年から始まった同大会にいち早くエントリーし、７月に開催された予選大会を見事に突破して決勝大会に駒を進めたプロギアチーム。”おじさんたちの甲子園・日経カップ”、”ゴルフ用品企業Ｎｏ１決定戦・インダストリーカップ”に続く企業対抗シリーズの第３弾、”俺たちの企業対抗”です。

■ＧＤＯ企業対抗ゴルフ選手権・予選の模様はこちら

そして出場チームのどこよりも早く会場入りしたのは

もちろんプロギアチームです。

サイエンスフィットの申し子、スイングレベル３のＫ君（右）、サイエンスフィット日記で一番の実力と実績を誇る、スイングレベル５のＵ君（中央）。この大会のためにやってきた助っ人、怪物Ｅ君（左）の３名に私Ｎを加えた４名で、予選を含めた参加企業６３社の頂点を目指します。

『日経カップでは代表選手になれず、インダストリーカップでは思うような結果が出せませんでしたが、この大会でこそ結果を出したいです！頑張ります。』

好調だろうが、不調だろうが、プライベートゴルフだろうが、ガチな競技だろうがスコアは何故か９４で安定しているＫ君。今回こそ限界突破してくれるのでしょうか？

（プロフィールの得意クラブからひっそりドライバーが消えています）

『前回のインダストリーカップではやっちゃいましたが、もう大丈夫だと思います。いや、大丈夫かなあ。。。』

サイエンスフィット日記で長く王様として君臨してきたＵ君ですが、”インダストリーカップ”ではスコア８８と、彼にとってはまさかの大叩きで屈辱のコメ（団体戦でスコア採用されない）でした。捲土重来を期すＵ君は王座を奪還できるのでしょうか。

『楽しみですね！５時３０分にゴルフ場に着いたので駐車場でウォーミングアップをしていたら不審者に間違われました！』

ＧＤＯ企業対抗ゴルフ選手権のためにスカウトした、強烈な飛距離を持つ怪物Ｅ君。スコアよりもドライバーマン振りショットやロブショットで周囲を威嚇することを重視しがちなので、本来は調教師の同伴が必要です。

『遂に俺の出番が来たか。ラウンドしながら自分をレポートするという（プロギア）史上初の試みに挑戦だ。』

予選大会では１０１を叩いてコメをゲットしてしまいましたが、心を入れ替えてサイエンスフィットでスイングスキャンを受けて練習を続けた結果、最新スコアは７７。いま一番乗りに乗っている男です。

※今回も日本を代表するゴルフ似顔絵画家の巨匠Ｌｉｓａ Ｏｋｕｍａさんに書いてもらった似顔絵を使わせていただきます。

大会窓口が開くのを待って、受付をするプロギアチーム。否応なしにテンションがあがります。

インフォメーションボードで大会特別ルール、大会概要を再度確認。

準備万端、さぁコースに繰り出しましょう。

超難関コースに挑戦

日本のベストコースに何度も輝いているカレドニアン・ゴルフクラブ。スコットランドのリンクスとアメリカの近代的なデザインが融合された戦略的なチャンピオンコースは、ハイグレードなコースコンディションが特長で、過去数々のプロトーナメント、アマチュア競技が開催されてきました。

そんな難コースに挑むプロギアチーム。自然に顔が引き締まります。

『このコースは、春にスクランブルゴルフのチャンピオン大会でラウンドしましたね。僕、コースを覚えるのが苦手なんですが、サイエンスフィット日記の過去記事を寝る前に繰り返し読んでイメージをつけてきました。』

スクランブルゴルフ・チャンピオン大会ではチームで１１アンダーを叩き出しました。その活躍のほとんどはＵ君によるものですが、Ｋ君にとっては良いイメージトレーニングになったことでしょう。

■スクランブルゴルフ・チャンピオン大会の模様はこちら

燃えたぎる闘志を背中から発するＫ君とＥ君。

そして初冬のお空をぼんやり眺めるＵ君。

『春ここでラウンドした時は絶好調だったんですけどねぇ。今日は何とか頑張りたいですねぇ。。。』

今までサイエンスフィット日記チームで出場する大会では大活躍をしてきたＵ君ですが、インダストリーカップで後半４９を叩いてからちょっと自信が無くなってきているようです。

※イケイケ感が無くなり、すっかり穏やかな表情になったＵ君。王様から北関東出身の純朴な青年に戻っています。

『おはようございま～す。あのう、チームの写真撮りましょうか～？えへへ。』

通りがかりのＧＤＯスタッフの方に声をかけていただき、決戦に向かうプロギアチームを撮影していただきました。スタッフの人、ありがとうございます！

さぁ、難関コースに挑戦です！

ゴルファーの楽園・アプローチエリア

まず３人が向かったのは、アプローチ練習エリア。

本コース並みのコンディションに仕上げられた広大なアプローチエリア。アプローチ用のグリーンなのにしっかり手入れされた高速グリーンが特長です。この素晴らしいアプローチエリアで練習したくて、ゴルフ場に一番乗りしたのでした。

さっそく高速グリーンに向けて得意のロブショットを放つ怪物Ｅ君。

スピンをかけずに柔らかく打って、ランで寄せるＥ君。かなりの高速グリーンなので、アプローチの距離感をつかんでおかねばなりせん。

一方のＫ君とＵ君は、バンカーショットの練習に余念がありません。

カツーン

サラサラの柔らかい砂でダフるのを恐れたＫ君はトップ。本番だったらグリーンオーバーして向こう側のバンカーか池に入っていたことでしょう。

対するＵ君は、

パン！

いい音をさせてます。これはグリーンでビビッっと止まるやつです。

最高のコンディションでアプローチ練習ができて、時間が経つのも忘れてしまいます。

驚異体験・超高速グリーン

続いて向かったのはこれまた広大なパッティンググリーン。巨大なドーナッツ型で様々なアンジュレーションが存分に楽しめます。

プロギアチームも高速グリーンを楽しんでいるようです。

が、ちょっと様子がおかしいです。立ち尽くすメンバー。

『え、、、ちょっ、ちょっと何ですかこのグリーン。こんなグリーン今まで経験したことがありませんよ。』

これが噂に聞く超高速グリーンです。普通の感覚で打つと確実に倍くらい転がる感じ。下りのラインだと触るだけで７・８メートル転がっていきます。

『きょ、今日って、ＯＫ無しでしたっけ。ホールアウトできるんだろうか。。。』

Ｋ君よ安心してくれ。競技だからもちろんＯＫ無しのノータッチ。もちろんハンデホールも無いからね。

この日のグリーンスピードは１２．５フィート。春にスクランブルゴルフでラウンドした時は１１．５フィートでしたが、１フィートの違いがこれほどとは思いませんでした。９フィートくらいのグリーンで慣れているＫ君にとっては異次元のスピードです。

ちなみにコースの方に聞いたところ、朝は１３フィートくらいに仕上がっていて、午後芝が伸びたら１２．０フィートくらいになるとのことです。地面の硬さを表すコンパクションは２３。しっかりスピンがかかったショットは止まるけど、スピンをかけられないとひたすら止まらないようです。

ビビリながらパット練習をするＫ君。得意のパッティングが決まらなかったら、大変なことになりそうです。

（このあと芝刈り機が来て、さらに芝を刈っていったことを彼は知らない。）

巨大空間・ドライビングレンジ

そしていよいよショット練習へ。３００ヤードの遥か先まで広がるドライビングレンジで気持ちよく体を温めましょう。

スタートまでまだ時間があるＵ君とＥ君は、余裕の表情で先輩二人のショットを見物しています。

この大会のために前日夜まで練習を続けたＫ君の調子はどうでしょうか。

バシッ！！

なかなか良いショットを連発しています。今日は距離の短いホワイトティからなので、いかにグリーンに乗せるか。ショートアイアンの精度がスコアを左右しそうです。

『ここまで来たらスイングがどうのこうの考えないようにしているんですが、、、恐ろしく調子がいいです。ショットが良すぎて、本当に恐いです。』

今まで何度と無くＫ君のラウンドに立会ってきましたが、朝の練習で絶好調だったときのＫ君は大抵ラウンドでやらかしてきました。本当に調子が良いのか、悲劇の始まりなのか、現時点ではまったくわかりません。

そんなＫ君のゴルフ能力チャートがこちら。

以前よりドライバーとパターの能力が落ちていますが、逆を言えばバランスが取れてきたとも言えます。

そして、本来のカメラマンの立場を投げうって試合に出場することになったＮ。スイングスキャンでスイング解析もしたし、その後のラウンドで７０台も出ました。進化したスイングが完全に仕上がった状態で試合に臨むことになります。

ブオンッ！

スカッ

※先輩の渾身の空振りに爆笑する怪物Ｅ君と、穏やかな笑みを浮かべるＵ君。

『おかしいなぁ（汗）。いい感じで仕上がってたんだけど、ＺＯＺＯチャンでホアキン・ニーマンのスイングを見たら、頭から離れなくなっちゃって。。。（冷や汗）』

Ｋ君の不安感なんて比較にならないくらいの不安が私を襲ってきました。

そんなＮのゴルフ能力チャートがこちら。

信じられるのはもはや経験のみ。ドライバーがウィークポイントです。

ふたりの先輩の不安をよそに、動き出した後輩チーム。

復活を期すＵ君のショット。

バシーーン！

『前回インダストリーカップで叩いたあとにサイエンスフィットで解析してもらったら、ダウンブロー軌道が強くなりすぎていたのでちょっとシャローに振るようにしたら調子が戻ってきました。』

自分では気づかないスイングのほころびをサイエンスフィットで発見してもらったＵ君。意識を変えるだけで球筋が安定してきたようです。

そんなＵ君のゴルフ能力チャートがこちら。

ちょっとメンタルがやられちゃってますが、平均点は高く、期待しても良さそうです。

そして怪物Ｅ君。

ズビシッ！！

ロケットのような凄い弾道！7番アイアンで１９０ヤード近く飛んでいます。今日のティー位置だと、ドライバー要らないんじゃないでしょうか。

『とりあえずティーショットはドライバーでぶっ飛ばしてワンオン狙い。グリーンを外してもロブショットでピンを狙う作戦で行きます。』

『やめろ。』

ＧＤＯ企業対抗ゴルフ選手権の予選大会はチームの２人が一緒の組でしたが、決勝大会は一人ずつ別の組になります。今日は怪物Ｅ君の手綱を引く者がいないことが少々不安です。

そんなＥ君のゴルフ能力チャートがこちら。

飛距離に特化した飛距離怪物。そのポテンシャルはＵ君同様、十分メダリストを狙えるレベルにいます。

Ｕ君とＥ君のダブルエースが期待通りの活躍を見せてくれて、Ｋ君とＮのどちらかが８０前半でラウンドできれば優勝も狙えそうです。（全員メンタルが弱いのが気になりますが。）

ＧＤＯ企業対抗ゴルフ、スターティン☆

さぁ、いよいよ大会のスタート時間が迫ってきました。Ｎはなんと大会１組目のスタート。プロギアチームに勢いをつけるためにも、後輩たちの前で華麗にティーオフしなければなりません。

※ティーイングエリアの後ろで先輩の朝イチショットをにやにやしながら見守る後輩たち。

『Ｎさん、頑張ってください。今日の目標スコアはＵが７４。Ｅが７１で、僕が７９です。Ｎさんは自分のペースで無理せず１００を切ってください。』

ゲームキャプテンであるＫ君からの指令が飛んできました。なめやがって。

『ふざけんな。前回は１０１打ってコメに甘んじたけど、あの時とは違うんだ。俺のショットを見て驚け。』

本大会ではチームの４人中、３番目までのスコアの合計がチームスコアとなります。４番目のスコアは※（コメ）となり、その存在価値は無となるのです。普段はサイエンスフィット日記メンバーのプレーを間近で撮影し、その模様を若干の脚色を加えながらレポートする私ですが、今回私自身プレーしながらその模様をお伝えしつつ、３番目のスコアをゲットしなければいけません。

【No.1　358yard　par4】

広々としたスタートホール。ただしティーショットの落としどころにある左右のバンカーには注意が必要。

カレドニアン・ゴルフクラブＨＰより転載

大会１組目ということもあり、ティーイングエリアに独特の緊張感が漂ってきました。

遂にＮの順番です。

『長年の経験から言わせてもらえば、朝イチはトップかスライスでいいんだよ。引っかけ、チョロはダメ。安全にバントだな、バント。』

自分に言い聞かせるようにアドレスに入ります。

●１打目

ポコン。

ガサガサ。

（キャディさん）

『ＯＢですね。もう一球お願いします。』

なんとバント気味に軽く打ったショットは、一塁側ベンチ方向に一直線。ポップフライ。いや、ＯＢです。

※爆笑のプロギアチーム。ある意味驚きを与えてやりました。

●３打目

カスッ。

バキバキ。

『う、うう。』

２打席連続バント失敗。一塁側ファールグラウンドにあがったフライは木に当たって木の根元に。

と、突如強烈な恐怖心が足元から脳天に向けて湧き上がってきました。よく考えたらいつも出る競技は仲間とまわるダブルスやスクランブルなので、ひとりでまわるシングル戦は以上２０年ぶりです。ヤバイ、帰りたい。

次回、ＧＤＯ企業対抗ゴルフ選手権【ラウンド編】に続きます。