Hole 32 年末総決算!或る男の成長

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熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

PRGRで販促を担当しております、Nです。

ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記

”俺たちの企業対抗”、GDO企業対抗ゴルフ選手権の決勝大会も終了し、2019年のゴルフシーズンもそろそろ終ろうとしていますが、今日もまたゴルフ場に来ております。

 

■埼玉県 所沢市

すぐ横に観覧車があるゴルフ場。

今回お邪魔したのは、西武園ゴルフ場です。広々としたフェアウェイと戦略的な池やバンカー、適度なアップダウンがある丘陵コースで、近隣には遊園地や温泉施設などもある、都心からのアクセスが良い人気のゴルフ場です。

このゴルフ場で今日一緒にラウンドするのは、

階段を悠然と下りてきた男。

そう、今回の主人公は、

サイエンスフィット日記のご意見番。プロギアS常務です。

最近ゴルフの腕をメキメキあげているという噂のS常務。果たしてその噂は本当なのか。実際に一緒にラウンドしてその実力を確認してみたいと思います。

 

S常務、苦闘の足あと

もともとは腰痛持ちで10年以上ゴルフができなかったS常務ですが、愛犬とのお散歩を続けるうちに腰痛を克服し、2年ほど前からゴルフを再開しました。

ただしそのブランクは大きく、得意先のコンペではブービーメーカー(最下位)王という不名誉な称号を得る始末。サイエンスフィット日記のK君の奮闘に刺激を受け、サイエンスフィットでレッスンを受けるも、スコアはなかなか120を切れず。

※腰の爆弾が爆発しかけた渾身のチョロ(2018年2月)

※苦手なアプローチではチョロ、シャンク、二度打ちを高確率で披露(2018年2月)

気合と根性で日経カップの代表選手選考会に挑むも、昨年、今年と120を切れず圧倒的ビリにて代表落ち。

※僅差ながら同じく代表落ちしたK君と傷を舐めあうS常務(2019年5月)

それでも努力を惜しまず、100が切れる実力を手に入れて臨んだ初競技、『100切り選手権』では最終ホールの池ポチャで100切り卒業ならず、無念の留年。

※最終ホールの池ポチャ2連発で崩れ落ちるS常務(2019年8月)

ただ、それでも挫けないS常務は、さらに練習を続け、ラウンドを重ねて社内コンペでは遂にスコア98で100切りを達成!!

その後もゴルフ仲間とラウンド回数を増やし続けた結果、安定して100を切る実力を手に入れ、遂には2020年日本オープン開催コースでも100を切ってK君をも追い詰めました。

最近は会社でも”あの人ゴルフばっかりしてないか?”と言われる始末ですが、本人はそれを褒め言葉と受け取り、日本全国、世界中でゴルフ武者修行を続けています。そしてその結果、スイングレベルがあがり、平均スコアも一時の120から大幅にダウンしております。

そんなS常務との久しぶりのゴルフ。どんなゴルフを見せてくれるのか、楽しみでなりません!

 

スタート前練習

スタート時間までまだまだ時間はありますが、バスに乗ってどこかに向かおうとするS常務。

向かった先はなんとアプローチ練習場。以前はスタート時間ぎりぎりまでレストランでビールを飲んでいたS常務ですが、最近はとにかく練習場でウォーミングアップすることに時間を使っているようです。

アプローチ練習を徹底的におこなうS常務。距離感が目茶苦茶な気がしますが、黙々とアプローチを続けています。

 

スタートホールに戻ってきてからも、練習グリーンでロングパットを打ち続けるS常務。方向は無茶苦茶ですが、集中を切らしません。

スタートの順番が近づいてきました。

スタート前にボールとティとマーカーとグリーンフォークを用意して、、、今までなら忘れ物ばかりだったS常務ですが、準備も万全です。

いよいよスタート直前。ティーイングエリアに立つS常務。今までに無い落ち着きと余裕を感じます。

ティーショットの狙いどころを定めて。

いざ、スタート。

 

S常務、怒涛の9ホール

スタートホールは右に直角に曲がる、ドッグレッグのロングホールです。

バシィー!

鋭い打球音とともに、ボールはフェアウェイ右サイドへのきれいなフェードボール。

『おおー!!』

驚愕の歓声をあげる同伴者。

 

『す、凄いショットですね!OB連発という展開を予想していたんですが、、、』

 

『ははは、打ってみないとその日の調子はわからないけどな。今日は調子良さそうだぞ。』

余裕の表情のS常務は、その言葉通りスタートホールを4オン2パットのボギーで無難に切り抜けました。

 

続くショートホール。

ビシイィ!

グリーンを狙ったショットは右に外れました。

 

『よし。左のバンカーだけは避けたかったんだ。ナイスミスだぜ。』

苦し紛れの言い訳のような気もしますが、確かにライの良いベストポジションにボールはあります。でもアプローチに重大な病気を抱えているS常務。大丈夫でしょうか。

カツッ!!

ガシャ!

カロン。

なんと。

いきなりチップインバーディーをゲット!!

スコアをイーブンに戻しました!!

 

『イエイ!やったぜ。ここにスコア入力すればいいんだな。こりゃ便利だわ。』

カート備えつけのナビに意気軒昂とスコアを入力するS常務。現在トーナメントリーダーです。

続くホールでもフェアウェイを捉える絶好調S常務のドライバーショット。

そして、またしてもアプローチをピンそばに寄せるS常務。

入念にラインを読んで。

反対側からもしっかりラインを読んで。

魂を込めて。

コロン。

入れました!

 

『よっしゃー!!』

渾身のガッツポーズをくりだすS常務。

 

『ナイストリ(笑)』

セカンドショットから4回連続ダフってからの寄せワン。いつもなら10以上打っちゃう流れですが、根性のトリプルボギーで耐えました。今日のS常務は何か違います。

 

続くホールは距離は無いものの、打ち下ろしでティーイングエリアからセカンド地点やグリーンが見えません。

慎重に目標物までの距離を測って、セカンドショットを得意な距離で打つためにティーショットのクラブを選択するS常務。

5番アイアンで放ったティーショットは、またもフェアウェイのベストポジション。

得意な番手でグリーンを狙います。

が、これはやや距離が足りずにガードバンカーに!ピンチです。

アプローチ、バンカーが苦手だったS常務のバンカーショットは、、、

打ち方はさておき、見事ピン横1.5メートルにつけるスーパーバンカーショット!!

今日のS常務はやっぱり何かが違います。

 

続く距離のあるミドルホールでもティーショットは5番アイアンをチョイス。

カキーーン!!

独特の打球音を響かせてボールはフェアウェイ右サイドをキープ。

 

『このホールはドライバーで打って引っかけたら林。飛びすぎても林に入るから、一番確率良くフェアウェイをキープできるクラブでティーショットを打ったんだ。』

な、何か凄く考えながらゴルフしてます。このひと。

 

セカンドショットは200ヤード残ったため2オンはできなかったものの、アプローチショットで、

確実にピンに寄せて、

きっちりと2パットでボギー。

ちょっと待ってください。ショット力というよりも、ゴルフ力がめちゃくちゃアップしてます。

グリーンから逆算して、残り距離とライに合わせたクラブを選択。攻めるところは攻め、守るところは守るという戦略がはっきりと見て取れます。

そして何よりも決してカッコいい打ち方では無いもののアプローチの安定度とパッティングの集中力が今までとまるで違います。

 

『す、凄いですね。いつの間にこんなに腕を上げたんですか!?』

 

『ショット力はひたすらサイエンスフィットでスイングを磨き上げて、あとはラウンド回数を増やして常に考えながらゴルフをするようになったのが大きいな。』

 

『或る人に言われたんだ。”Sさん、練習場でマシンガン打つような練習してませんか?”とね。そうなんだよ。ただ打つだけじゃ意味が無いんだよ。練習場でも一発ずつ弾を込めて状況を判断して、狙いを定めて集中して撃つ。ライフル銃のように打たないといけないということを教わったんだよ。』

恐ろしい集中力の源は、普段の練習から一球一球考えて打つという訓練から生み出されたものでした。まるで超A級のスナイパーのようです。ゴルフは飛ばすためのスポーツではなく、狙うためのスポーツであるということを思い出させてくれました。

 

S常務の歓喜

そうして迎えた前半の最終ホール。ティーショットは打ち上げで狙いがわかりません。

すると、

 

『まだ前の組のカートが動いてないから打てないな、じゃあちょっと見てくるわ。』

フェアウェイを駆け上るS常務。

セカンド地点まで歩測をして戻ってきました。

 

『フェアウェイ真ん中に見える高い木の右側がベスポジだな。高い木の方向だと木が邪魔でグリーンが狙えない。観覧車方向は傾斜のあるラフだから難しそうだ。』

自分の足で情報を稼ぐタイプのS常務。狙いは決まりましたが、その通り打てるのでしょうか。

ビッシィー!

これが狙い通りに高い木の右側に飛んでいます。

Nのボールを楽に20ヤードオーバードライブしたS常務のセカンドショットは、ちょっと引っかけてグリーンの左。

が、これを必殺アプローチでまたまた50センチに寄せて、

パーをゲット!!

ひたすら転がすアプローチショットがビシビシ決まっています。

 

そうして9ホールを終えたS常務のスコアがこちら

 

 

 

なんとなんと、6オーバーの42!!

これが去年まで120を切れなかった男のスコアでしょうか?

 

『マジか!?いや~、ハーフのベストタイ記録だわ。全然スコア数えてなかったけど、こんなに良いとは思わなかったぜ。』

あらためてスコアを見直して笑いが止まらないS常務。すぐさまレストランに駆け込んで、

ひとり、ビールで祝杯をあげています。(S常務は運転をしないので、昼ビールを楽しめるのです)

 

『いやぁ~うまいなぁ。いつも以上にビールがうまい。後半もこの調子で何とかベストスコアを更新したいな。』

あれ?なんだかゴルフが上手い人のオーラが出ています。

まさかこんな展開になるなんて、、、代休とって気楽なゴルフと思ってましたが、これは真剣にラウンドレポートしなければなりません。

 

ということで、次回はS常務の後半9ホールの模様をお届けします。予想だにしなかった衝撃の結末が!!

つづく

 

コメント

  1. 常務より少しだけ下手なゴルファー より:

    常務凄いですね
    私の負けです

    1. prgr より:

      常務より少しだけ下手なゴルファーさん
      コメントありがとうございます!その潔さとネーミングに、懐の広さを感じました。S常務とは引き続きライバルとして高めあっていただければと思います(^O^)

  2. パット下手 より:

    すごいですね、S常務。^^)
    こういう時ほど後半に躓くことが多いですが、はたして?

    1. prgr より:

      パット下手さん
      コメントありがとうございます!おっしゃる通り、私その展開を何十回と目の当たりにしてきましたのでドキドキでした。つづきにご期待ください(^O^)

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