Hole 33　年末総決算！Ｓ常務の底力

熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

ＰＲＧＲで販促を担当しております、Ｎです。

ゴルフメーカーＰＲＧＲが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。

最近ゴルフの調子が良いという噂のサイエンスフィット日記のご意見番、プロギアＳ常務のラウンドの続きをお届けします。

つい半年前には１２０が切れなくて落ち込んでいた男が、蓋を開ければ前半９ホールはバーディー１個とパーを３個とってなんとスコア４２。

S常務の記憶に残るベストスコアは９０らしいのですが、前半が４２なので後半４７を出せばベスト更新です。

今日のＳ常務の勢いからすると８０台とベストスコア更新も夢ではありません。今まで幾度と無くＫ君のベストスコアチャレンジに密着して失敗してきた私ですが、今回はちょっと期待してしまいます。

ということで午後の９ホールは、恒例の全ショット密着レポートをおこないたいと思います。

※前半の好調ぶりに気を良くしてひとり祝杯を挙げるＳ常務。

Ｓ常務の場合、ランチタイムの祝杯（もしくはヤケ酒）により後半のスコアが前半に比べて著しく悪い（平均１０打）というデータがありますので、飲みすぎ注意です。

すると、午後のスタートホールにＳ常務が姿を現しました。

『あれ！？あれだけ飲んでたのに、ずいぶん冷静な顔してますね。』

『ああ、後半が大事だからな。ビールとレモンサワーとウーロンハイを普段の半分に抑えといたよ。さぁ、後半も行くぜ！』

それだけいけば十分なような気がしますが、とにかくしつこいですが今日のＳ常務はいつもと違います。スタート前からホールアウトまでの戦略ができあがっているというか、ゴルフに対する取り組み方が何かいつもと違うのです。

後半９ホールの激闘！

【No.10　126yard　par3】

打ち上げのショートホール。グリーン周りにハザードも無く比較的難易度の低いホール。

【西武園ゴルフ場ホームページより転載】

●１打目：９番アイアン

スタートホールのティーショットは、、、

ちょっとよろけてグリーン左のラフ。なんだかんだ言ってもお酒の影響は多少ありそうです。

●２打目：残り１２ヤード

またまた来ました、必殺アプローチ！

●３打目：残り２メートル

難しいフックラインをねじこんで、このホールもガッツパーです。

凄い！上手い人のゴルフを見ているようです。

【No.11　366yard　par4】

やや打ち下ろしのミドルホール。左右に林があり、左の谷へ落とすとリカバリーが難しい。

●１打目：ドライバー

バシィー！

絶好調のドライバーショットはこれもフェアウェイど真ん中に。安定度抜群です。

●２打目：残り１３５ヤード。

さぁ、ピンそばにつけてそろそろバーディーが欲しいところ。

どっふん。

あああ、これは力が入ったのか、思いっきりダフりました。

ボールは無情にも左の林に一直線。動揺したＳ常務は膝でもなく、肩でもなく、腰の高さから暫定球をドロップしています。（←誤ったドロップ方法です）

『うう～、やってしまったぞ。たまにコレが出るんだよな。腕に力入り過ぎってのはわかってるんだけど、くそう。』

●暫定球

気を取り直して、まずは暫定球をグリーンに乗せたいところ。

シャキーーーーン！

『！！』

今度はシャンクでボールは右の林の中へ。これはついにビッグイニングの予感。と思いきや。

（同伴プレーヤー）

『Ｓさ～ん、１球目がありましたよー。』

どうやら１球目はコース左の斜面で止まっていたようです。何とか命拾いしました。

が、かなり難しい状況。林から脱出できてもグリーンの手前には大きなバンカーがあります。

●３打目：残り２８ヤード

この状況から、、、

なんと林を抜けてグリーンに乗せてきました。必殺アプローチショットはライが悪くても有効なようです。

結局グリーンには乗ったものの３パットしてしまい、このホールはダブルボギーとなりましたが傷は浅い。まだボギーペースです。

【No.12　265yard　par4】

距離の短いミドルホール。やや打ち上げながらワンオンも狙える。

●１打目:ドライバー

『ここは攻めるホールだな。』

ドライバーを手にしたＳ常務。

バッキィィィー！！！

（同伴プレーヤー）

『うぉー！ナイスショット！！！』

狙った通りピン筋に飛んでいくボール。本当に乗るかも！と思いましたが上りの分ランが出なかったため、グリーン手前３０ヤードの花道で止まりました。それにしても驚異的なフェアウェイキープ率です。

●２打目：残り４５ヤード

５０度、５６度、６０度の３本のウェッジの中から、ライと打ち方を考えて一番適していると判断した５０度を選択したＳ常務。

ガツッ！

トン、、、、ピタ。

これがなんと、

ピン横１メートルにピッタリと寄りました。前のホールのミスを引きずらない、最高のショットです。

●３打目：１メートルのバーディパット

『ぐわぁぁぁぁ～！！！！』

慎重にラインを読むも、ボールはカップを掠めてこのホールはパー。ビックチャンスを逃しましたが、いい流れは続いています。

【No.13　173yard　par3】

かなり打ち下ろしのショートホール。ティーショットの距離感が難しい。

ものすごい打ち下ろしなので、番手を２つ落としてグリーンを狙います。

●ティーショット：８番アイアン

あっ！

さっきもありましたが、ボールは真右に飛び出してＯＢ一直線。

が、木に当たったボールは斜面を転がり落ちてきました。冬ゴルフならではのラッキーですね。

●２打目：残り５０ヤード

グリーンを狙うもチョロってしまって、このホールは結局トリプルボギー。

『ダメだ！ちょっと欲が出たな。最初からグリーン手前に出しておけばよかった。』

出入りの激しいゴルフになってきました。

【No.14　504yard　par5】

ストレートのロングホール。２打目から打ち下ろしになる。

●１打目：ドライバー

気を取り直して放ったドライバーショットは、これまたフェアウェイをキープ。

『なんだありゃ？』

セカンド地点に向かうと、目の前に大きな謎の白い物体が。

※思わずレーザー距離計で謎の物体までの距離を測るＳ常務。近く見えますが、測定可能距離を越えているようです。

正解は西武ドームでした。観覧車が見えたり、ドーム球場が見えたり、楽しいゴルフ場です。

●２打目：残り２８０ヤード

無理せず確実に５番ウッドでフェアウェイをキープ。

●３打目：残り１２０ヤード

どっこん。

●４打目：残り９０ヤード

ばっふん。

●５打目：残り５０ヤード

ちゃっくん。

バーディーを狙える絶好の位置から、悲しみのダフリ３連発。結局６オン、２パットでこのホールもトリプルボギー。

※自分が削った芝は極力、目土をして補修するＳ常務。こういう動きをすること自体が、ゴルフ力の向上を感じさせます。

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悔しさを必死に堪えながらカートに乗り込むＳ常務。

ちょっと雲行きが怪しくなってきました！

【No.15　155yard　par3】

グリーン手前のバンカーがプレッシャーのショートホール。

●１打目：８番アイアン

これはややショートして入れてはいけないバンカーに。

だがここから、

うまく脱出して、２パットのボギーで切り抜けました。

気合を入れ直して、あがり３ホールに向かうＳ常務。夢の８０台に向けてもうミスは許されません。

【No.16　330yard　par4】

距離は短いが、セカンド地点が窪んでいるので、ティーショットのクラブ選択が難しいミドルホール。

●１打目：５番アイアン

ビチーーー！！

このショットは狙い通りで、フェアウェイのベストポジションに。５番アイアンなのに、２００ヤード以上飛んでいます。

『すごいですねぇ、アイアンショット。』

『おう！これだよ、これ。ニューエッグフォージド。本当にいいな。競技に出る人の中でも人気らしいぜ。』

ステマ感が強めのコメントですが、とにかく新しいＮＥＷエッグフォージドアイアンにベタ惚れのＳ常務。確かに今回のＮＥＷエッグフォージドアイアンは見た目もよりシャープになっているので、上級者にも好評のようです。

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●２打目：残り１２０ヤード

これはアイアンが飛びすぎてグリーンをオーバー。

●３打目：残り１０ヤード

出ました！幾度と無くピンチを切り抜けてきた必殺アプローチ。このホールはパーで切り抜けました。

【No.17　307yard　par4】

ここも距離は短いが、セカンドから打ち上げなので、ティーショットをどこに刻むかがポイント。

●１打目：５番アイアン

このホールもティーショットをフェアウェイキープしたものの、セカンドショットは左に外すミス。

３打目のアプローチを寄せて、２パットでこのホールはボギー。

（このホールは写真を撮り損ねました。決して手抜きするつもりはございません）

【No.18　478yard　par5】

途中から直角に左に曲がるロングホール。セカンドショットの狙いどころが難しい。

前の組が詰まっているので、まだティーショットは打てません。

待っている間にＳ常務が同伴プレーヤー（学生時代ゴルフ同好会所属）に必殺アプローチをレクチャーしています。

『バックスイングの手の高さで距離を打ち分けるんだよ。１０ヤードなら右太もも、１５ヤードなら太ももの外側、２０ヤードなら腰。』

『あとは一気にヘッドをボールに叩きつける。タメはいらない。球もあげる必要は無い。一気にな。』

数多くのラウンドをこなすうちに身に付けたＳ常務の必殺アプローチ。アプローチショットの打ち方に正解はありません。あるとしたら、膨大な練習量によって生み出される自信でしょう。

そんなアプローチレッスンに熱中している彼らをよそに、現在のスコアを確認してみました。

すると、、、

な、なんとＳ常務は１７番を終って１７オーバー！！

最終ホールをパーであがれば、夢の８０台、奇跡のベストスコア更新となります。この状況をＳ常務に伝えたら１００切り選手権の悪夢が甦りそうな気がするのであえてＳ常務には伝えず。心の中で精一杯応援したいと思います。

最終ホールの罠

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

『さっきから色んな飛行機が飛んでるな。近くに航空基地があるのかな。』

私の心配をよそに、飛行機を見てテンションをあげるＳ常務。遊園地があったり、球場があったり、競輪場があったり、このゴルフ場の周辺はオトコ心をくすぐってくれます。

さぁ、前が空きました。本日最後のティーショットです。

●１打目：ドライバー

バッキィィィー

安全なスライスボールで、フェアウェイど真ん中。最後まで安定していたドライバーショットで、第一関門はクリア！

このホールは左に大きく曲がっていますので、２打目の狙いどころが肝です。グリーン近くまで飛ばすには左の木を越えなければ行けないし、安全に行くと３打目の距離が残ります。最も重要なショットとなるでしょう。

●２打目：残り２４０ヤード。

『う～～～～ん。よし！これでいこう。』

悩んだ結果Ｓ常務が手にしたのは、なんと４８度のウェッジでした！

２打目で木越えを狙うギャンブルショットをするよりも、確実に３打目でグリーンを狙うルートを選びました。

さまざまな情報、状況を集約し、最も確実な方法を選択する。一見山師っぽいキャラのＳ常務ですが、実は冷静に状況を分析し成功実現性の高さを重視する戦略家なのです。”戦いを略く（はぶく）”と書いて戦略。君子危うきに近よらずです。

コンパクトなトップから、、、

どっふーーーん！

『ぐおお、、、またダフッた。』

戦略は完璧だったのですが、思いっきりダフッて飛距離は１５ヤード！！これは痛い。パー獲得に赤に近い黄色信号が点滅しています。

●３打目：残り２２５ヤード

２打目の時とほとんど風景は変わっていません。左ドッグレッグの曲がり角まで１００ヤード。

ビシッ！

ここは無理をせず、当初の戦略通り４８度のウェッジでフェアウェイ中央を狙い、ナイスショット！

●４打目：残り９０ヤード

本人はたぶん気づいてませんがこれを乗せて１パットで夢の８０台達成。見ているこっちがドキドキします。

例のごとく、３本のウェッジから状況に応じた最適クラブをチョイスします。

ズン！・・・・トン。

やや厚めに入ったものの、乗りました４オンです！！

●５打目：カップまで７メートル（パーパット）

目土袋とともに、Ｓ常務がグリーンにあがってきました。

いつも以上に真剣にラインを読むＳ常務。

『よし！のぼりのフックライン。ピンに当てて入れる。』

Ｓ常務の快挙

さぁ、８０台に向けて限界突破のパッティング！

あああ、、、、ショート。パーパット決められず、無念！！

ただし、Ｓ常務はまだ諦めていません。じっくり反対側からラインを読んで。

６打目：残り１メートル（ボギーパット）

コッ。

やりました！ナイスイン。最後まで集中を切らすことなく、見事なゴルフでホールアウト。

『ナイスです！いやぁ惜しかったですね。今ので１８オーバー。ちょうど９０ですかね。惜しい！』

『え！？そうだったのか。くそ～、マジか。。。スコア全然数えてなかったけど、予想以上に良かったんだな。』

あと一歩のところでベストスコアと８０台達成でしたが、これは次回にお預け。でも近いうちに８０台が出そうな堂々たるゴルフでした。

最終ホールのスコアを入力してプレーを終えるＳ常務。

『あれ！？う～ん、、、８９だぞ？』

困惑するＳ常務。モニターに表示されたＳ常務のスコアは、、、

８９！！

『え？でも１８オーバーですよね、、、はっ！』

ようやくその謎が解けました。

後半の９ホールはパー３が３つあるので、パー３６じゃなくてパー３５でした。１８ホールではパー７１なので１８オーバーだちスコアは８９だったのです！！

ということで、

『すいません、訂正します。おめでとうございます！８０台達成です！！ちょっとモヤっとするけど、ベストスコア更新です。』

『うおおおおー！！！』

我々はちょっとモヤっとしましたが、心の底から喜ぶＳ常務を見て、パー７２だろうが、７１だろうが、８０台には違いない。とにかくおめでとう！という気持ちになりました。

スコア１２０だった男が８０台を達成！凄いことです。

成功の秘訣

快挙を成し遂げて上機嫌の風呂上りのＳ常務に、成功の要因を聞いてみることにしました。

※どでかいことを成し遂げたオトコの写真をポートレートモードで撮ろうとしたら、完全にピントがぼけてました。すいません。

『まぁ、俺の場合スイングからしてイチから身につける必要があったから、とにかくサイエンスフィットでいっぱい練習したよな。』

『あとはラウンド回数も増えたな。やっぱりアプローチとか、パターとか斜面とか、ラウンドしないと身につかないものばかりだからさ。』

『でもラウンドが増えるとゴルフ仲間も増えてさ、さらにラウンド回数が増えて、とにかくゴルフがおもしろくなるよな！』

『あ、そうそう、サイエンスフィットのラウンドレッスンも受けたんだけど、あれが良かったな。ゴルフのラウンドの仕方がわかってきて、それからどんどんスコアが伸びたんだよ。あれはお勧めだぜ。』

なるほど、良いことを聞きました。近いうちにそのサイエンスフィットラウンドレッスンなるものも取材しないといけませんね。

ということで今回はＳ常務の記念すべき８０台達成の瞬間をお届けしました。２０１９年の最後に明るい話題をレポートできてほっとしております。なんだかＳ常務はまだまだスコアが伸びそうな感じがします。今後はＳ常務の動向にも注目していきたいと思いますので、お楽しみに！

つづく